オレがサッカー部のマネジメントをしたら!?   作:ユーチャロー

23 / 25
小林七実

 

絵梨華は真美に練習に参加をするよう呼びかけると絵梨華は仕方なく参加する。準備を済ませると絵梨華はリフティングを始める。

翔平は彼女のボールコントロールに肝を抜かれた。 

 

(経験者というのは伊達ではないな。) 

 

次に基礎練習を始めるとインステップやアウトサイド、腿トラップや胸トラップ、ヘディングも経験者並みにこなしていく。 

 

(ほう…。絵梨華ってこんなに上手かったのか…。) 

 

翔平が彼女達の練習風景を見てると後ろから女性が話しかける。 

 

「あの〜?もしかして…相澤翔平さんですか?」

 

翔平 「あの…どちら様ですか?なんで…僕の名前を知っているんですか?」

 

「私…小林七実と申します!私…相澤翔平さんのファンです!センターバックで和製ファン・ダ○クと呼ばれるぐらいに身体能力や足元の技術、守備能力も優れているプレイヤーでしたね!U-18日本代表に選ばれ…ベルギー対日本戦で翔平さんがコーナーキックからのヘディングでゴールを決めた時に一目惚れしました!」

 

翔平 「そうですか。あの時は応援ありがとうございました。」 

 

七実 「あのっ!サインをお願いします!」 

翔平 「サインですか…。良いですよ。」

七実 「ありがとうございます!」 

 

七実はプラスチック製の透明な筆箱を取り出すとサインペンで翔平のサインを書く。 

 

七実 「あ…ありがとうございます!この筆箱…一生捨てられないな〜。」 

 

翔平 「僕は今…彼女達の練習を見ているのでこれにて失礼するよ。」 

 

七実 「ほーう。今は…彼女達のコーチをしているんですか!?怪我で引退したと聞いたのですか…。」  

 

翔平 「まぁ。そうだね。」 

 

七実 「あの!私も練習に入っちゃて良いですか〜?」 

 

翔平 「まぁ…良いけど…。責任者とキャプテンに相談してくる。」 

 

七実 「はーい。」 

 

 

翔平 「皆んな!少し休憩だ!」

 

 

翔平は歩美と絵梨華に話しかける。 

 

翔平 「あそこで練習を見てる小林七実さんという方が練習に参加したいようだが…どうする?」 

 

歩美 「私は賛成よ!」 

絵梨華 「あなた…あの子にサインを書いていたわね。」 

 

翔平 「そうだけど…。それが…何か?」 

 

絵梨華 「私もサインが欲しいわ。それなら許す。」 

 

翔平 「??。とりあえずわかった…。」 

 

翔平は七実に伝えると彼女は着替えもせずにグラウンドに入ってきた。 

 

七実 「皆さん!はじめまして!私…小林七実と申します!相澤翔平さんの大ファンなんです〜!早速…ボールを蹴りましょう!」

 

真美 「こちらこそよろしく。その前に…貴女は経験者?」 

 

七実 「私ですか〜。遊びでやってたぐらいです!」 

 

真美 「あら…そう。善子。この子の基礎練習の相手をしてくれるかしら?」 

 

七実 「私〜。こ〜みえて〜天才なんですよ〜。基礎練とかしなくても出来ますから!」 

 

真美 「この世に天才な人はいない。」 

 

七実 「そっかな〜。なら見ます?私の実力を!」 

 

真美 「望むところだ。」

 

絵梨華 「少し待ちなさい。私も貴女と勝負したいわ。」 

 

真美 「絵梨華さんでしたっけ。良いでしょう!」 

 

翔平は2人の実力を試すのを良い機会だと思った。歩美も半信半疑になりながら七実を見つめた。真美はPK勝負を求め…先に七実が蹴ることになる。 

 

七実 「いくわよ〜!」 

 

ゴールの右上の隅に強烈なシュートを放つ。 

 

(ウソ!まさか…!) 

 

真美 「くそっ!」 

 

そのままゴールインし七実は満足げな表情をする。 

 

七実 「やった〜!決まったわ!」 

 

真美 「ウソでしょ……。本当に遊びで身についたと思えないシュートだわ……。」 

 

七実 「なめたらあかんぜよー。」 

 

翔平は七実のシュートコントロールにシュート力に驚きを隠せなかった。 

 

翔平 「ほう…。なかなか良いシュート打つな…。これは…もしかしたら…。」 

 

絵梨華 「次は私よ。真美さん。あなた…私をなめているみたいだけど…私…こう見えてシュートは得意だわ。」 

 

真美 「ならば…見せてもらおうか!」 

 

絵梨華 「望むところよ。行くわよ!」 

 

絵梨華は左のグランダーシュートを打とうとするが…蹴る寸前でフェイントを入れる。真美はすぐに反応する。 

 

(左と見せかけて右に蹴るつもりね!それならば…私も防げる!) 

 

絵梨華 「甘いわね。」 

 

絵梨華はゴールの真ん中の上に狙いを定めてボールを蹴る!真美は絵梨華のトラップにハマりゴールの右側に飛んでしまう!

 

(しまった!) 

 

そのままゴールインし絵梨華の勝利。 

 

絵梨華 「貴女…。慢心したわね。その慢心が命取りになることを忘れてはいけないわ。」

 

真美 「2回連続失点…。くそっ!」 

 

真美は地面を叩いて悔しそうな表情をした。

 

七実 「絵梨華さん。やりますね〜。」 

絵梨華 「当然の結果よ。」

 

翔平 「2人とも素晴らしいシュートだ。君達が実力あることを認めるが…サッカーはあくまでもチームスポーツだ。だから…その実力に甘えずに日々精進することと…仲間を信じる気持ちを養ってほしい。」 

 

七実 「翔平さんが言うことは絶対だわ。」

 

絵梨華 「翔平の為ならなんでもする覚悟よ。だから…みてなさい。」 

 

歩美 「凄いよ!七実ちゃんに絵梨華さん!これからよろしく!」 

 

七実 「私は何でも出来るから任せなさい!」

 

絵梨華 「最初からそうするつもりよ。」 

 

翔平 「さて。そろそろ練習に戻ろうか。時間も限られているから質の良い練習をしよう。」 

 

翔平は彼女達に練習内容を伝える。しかし…真美は翔平に相談する。

 

真美 「私は練習…参加しないです…。」

由希奈 「私も参加しない!」

翔平 「何故ですか?」

 

真美 「私…悔しい…。あの2人にシュートを決められて…悔しい!」 

 

翔平 「そうか…。練習に参加しなくて良いが…君達に試練を与えよう。」 

 

由希奈 「試練?」 

 

翔平 「チームの練習に参加しないかわりに…今から1週間。君達はシュート練習をしてもらう。そこで…歩美!」 

 

歩美 「何?お兄ちゃん?」 

 

翔平 「お前はしばらく真美さんと由希奈さんと3人で練習するように。以上だ。」 

 

歩美 「えっ…。どうして?」 

 

翔平 「お前は…サイドハーフだ。サイドハーフに必要なパス精度やクロス精度を鍛えてもらう。1週間後に…何も変わっていなければ…お前はキャプテンから降板し…そして…チームを退団してもらう。」 

 

歩美 「お兄ちゃん!何を言ってるの!」 

 

翔平 「そのままの意味だ。実行出来ないのであれば…お前は今すぐここで退団してもらう。」

 

歩美 「ちょっと!お兄ちゃん!」 

 

翔平 「口答えをするな!お前がキャプテンである以上…2人を見守る責任があるのと…お前自身…技術的なところで成長しなければいけない。」 

 

歩美 「…!わかったよ…。真美ちゃん!由希奈ちゃん!やろう!」 

 

歩美と真美、由希奈はその場を去ってしまう。この様子を見たエレナと綾香は翔平に口論する。

 

エレナ 「あの3人に何をしたのですか?」

綾香 「少し言い過ぎよ!」 

 

翔平 「これは彼女達のためだ。」 

 

エレナ 「でも……。」 

 

 

絵梨華 「翔平。あなた…良い判断をしたわね。」 

 

綾香 「!!。そもそも…貴女が…!」 

 

絵梨華 「私は正しいことをしたし…正直な気持ちをあのキーパーの子に言っただけだわ。」 

 

綾香 「あなたね!」 

 

翔平は絵梨華と綾香が緊迫した状況を止めようと怒鳴る。

 

翔平 「お前らやめろ。練習に戻れ。」 

 

綾香 「くっ…!わかったわよ!」 

 

絵梨華 「すまないね。翔平。少し私も感情的になってしまったわ。」 

 

翔平 「オレは監督として義務と仕事を果たすだけだ。」 

 

絵梨華 「それでこそ…。私が惚れた男ね。」

 

再び練習が再開するのであった。

 

次回話に続く…。




キャラ紹介 

小林七実。18歳。身長158cm。体重47kg。
両きき。経営学部経営学部に進学。
相澤翔平のファンでありサッカー観戦が大好きな女子。好きなクラブはリバ○ール。
サッカー観戦が好きすぎて友人達とサッカーをしていくうちに、彼女自身上達する。
天才肌で1度学んだことを身につくほど。学力もトップクラス。楽天的な性格にマイペースである。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。