オレがサッカー部のマネジメントをしたら!? 作:ユーチャロー
アリアが加入してから4日後。
翔平と絵梨華は絵梨華の父で社長である大輔と社長室で会議を始める。
大輔 「いよいよスポーツマネジメント部が始動する時が来たようだな。契約書も集まったしチームの門出の日だな。」
翔平 「はい。」
大輔 「早速だが…翔平君。キミはしばらく彼女達が通っている学校に行ってスカウトしてほしい。」
翔平 「スカウトですか?」
大輔 「ああ。確かに11人は集まったかもしれないが…しかし…万が一のことがあって控えのメンバーもいないといけない。だからこそ…スカウトをしてほしいのだ。」
翔平 「僕もそれは思っています。あと最低5人は欲しいです。しかし、僕は指導者としての立場がありますからスカウトばかりに専念してもいけない気がします。」
大輔 「確かにそうだな…。ならば…誰かついてもらうのはどうか?」
翔平 「そうですね…。」
絵梨華 「なら…私がいくわ。お父様。」
大輔 「絵梨華…。」
絵梨華 「ええ。サッカー経験があるから行けるわよ。それに、翔平は彼女達を育成するのに忙しいようだから。」
大輔 「わかった。なら…スカウトは絵梨華に任せよう。翔平君は選手達の育成に専念してほしい。」
翔平 「わかりました。」
翔平は選手達の管理や育成を中心に、絵梨華は選手をスカウトしに行くのであった。翔平が社長室を出ると、近くにある自動販売機で缶コーヒーを買い休憩室で一休みする。
翔平 「ふーう。少し休むか…。」
突然、スマホが鳴る。
翔平 「もしもし。」
鎌田 「おっ!久々だな!翔平!」
翔平 「広大か。急にどうしたんだ?」
鎌田 「お前…プ○マに転職したみたいだな!急にいなくなったから何ごとかと思ったよ。しかし…お前がいなくなってからオレの仕事量が増えたじゃねーかよー。この裏切り者が〜。」
翔平 「あの時はすまなかったよ…。お世話になった上司の顔を見ずに退職してしまったからな。仕事が少し落ち着いたら顔を出しにいくよ。」
鎌田 「全く〜。で…チームの方はどうなっているんだよ?」
翔平 「ああ。順調だ。オレはスポーツマネジメント部の部長に任命されて忙しいよ。」
鎌田 「なに〜!!部長だと!大出世じゃねーかよ!すげーな!」
翔平 「でも…まだ部署には2人しか配属していないんだ。それに…今日から正式に仕事が始まったからね。」
鎌田 「そうなんだ。とにかく頑張れよ!あっ…そういえば…お前に頼まれたポスターが完成したぞ!」
翔平 「ありがとう。あとで取りに行くよ。」
鎌田 「なぁ…翔平。ここだけの話だけど…聞いてくれるか?」
翔平 「なんだよ。」
鎌田 「オレ。今の会社をやめてお前と一緒に仕事をしたいんだ。」
翔平 「えっ。お前。何を言ってるんだ!お前がやめたら…先輩達の負担が多くなるぞ!それに自主退職だろ!リスクあるだろ!」
鎌田 「ああ。わかってる。本来はスポーツビジネスをしたいんだ。それに約束したろ。お前がビジネスパートナーでオレと組もうって。」
翔平 「そうか…そうだよな。約束したもんな。わかった。オレから社長に相談してみるよ。」
鎌田 「ありがとう!持つべきものは友達だよな!」
翔平 「ああ。」
翔平は電話をきると残りのコーヒーを飲み干して仕事を再開するのである。
その頃。絵梨華は歩美達が通う大学に到着し、キャンパス内を歩くのであった。
絵梨華 「ここのキャンパスは広いわね。それに立派なグラウンドも沢山あるし…前まで練習していた中庭もある。スポーツに力を入れている学校だけあって良い環境だわ。」
善子 「あれっ…。なんで貴女がここにいるの?」
絵梨華 「あら。善子さん。あきコマですか?」
善子 「ええ…そうよ。だから…これからリフティングをやるの…。」
絵梨華 「そうですか。私はこれから仕事なので失礼します。」
絵梨華は再び歩み始めキャンパス内を周ると1人でシュート練習をしている女の子がいた。絵梨華は思わず近寄り話しかける。
絵梨華 「良いシュートを打つわね。」
「貴女?誰?」
絵梨華は名刺を取り出して彼女に渡す。
「プ○マ?私に何か用があるのかしら?」
絵梨華 「ええ。貴女は明らかにサッカー経験者みたいだけど…何年間やっていたのかしら?」
「私は4歳からずっとよ。」
絵梨華 「そうなの。貴女の名前を教えてくれるかしら?」
「私は……。」
翔平は再び社長と会う約束をとり…約束の時間に社長室に入る。
大輔 「何か私に相談したいこととは?」
翔平 「前の職場にいた同僚が僕と一緒にビジネスをしたいと言ってますが…よろしいでしょうか?」
大輔 「そうか…。だが…1回だけ翔平君の紹介者と会わないとわからないな。」
翔平 「そうですよね。わかりました。彼に連絡してみます。」
翔平は社長室を出るとすぐ鎌田に電話する。
翔平 「社長に伝えた。明後日の10時に来てほしいようだ。」
鎌田 「わかった。」
電話をきると絵梨華から電話が来る。
絵梨華 「翔平。1人スカウトしたい子がいるけど…顔合わせしてくれないかしら。」
翔平 「わかった!そっちに向かう。」
絵梨華 「よろしくね。」
翔平はすぐ絵梨華のもとに駆けつけるのである。
次回話に続く…。