オレがサッカー部のマネジメントをしたら!?   作:ユーチャロー

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昼休みのサッカー

 

翌日。歩美は学校にボールを持っていく。

昼休みに由希奈と真美と一緒にボールを蹴る予定が出来たからだ。歩美は楽しみで仕方なかった。

 

(早く…昼休みにならないかな〜。) 

 

2限目が終わるとすぐ学校構内にあるグラウンドに行き由希奈と真美が来るのを待った。 

しばらくすると…ユニホーム姿の由希奈と真美が来た。 

 

「歩美〜!お待たせ!!」 

「待たせたかな?」 

 

「2人ともカッコいい!由希奈ちゃんは黒のユニホームで…真美ちゃんは赤のキーパーユニホーム!」

 

「これは私達がつい最近まで所属してたチームのユニホームだよ〜!カッコいいでしょ〜。」 

 

「私はキーパーだから赤だけど。でも…気に入ってるよ。」 

 

「歩美は私服でやるの〜?」 

 

「うん!そうだよ!」 

 

「歩美が今まで着てたユニホーム見てみたかったな〜。それにやりづらくない?」 

 

「……。ごめんね。捨てちゃったんだ。私服でも出来るよー。」 

 

「そうなんだ〜。早くやろう〜。」 

 

真美は歩美の表情を見て違和感を感じた。

 

「歩美。5限が終わったら時間ある?」 

 

「真美ちゃん!いいよー!」 

 

「わかった。早速やろうか。」

 

 

真美と歩美、由希奈は近くに置いてあったサッカーゴールを少し動かして真美がゴール前に立つ。 

 

 

「PK?2人いるからセンタリング出来るわね。」 

 

「歩美がサイドハーフだからセンタリングで〜!良いクロス上げてね〜。」 

 

「うん…。」 

 

 

歩美はサイドハーフでありながらクロスを上げるのが下手だった。真美が合図すると歩美はドリブルをして由希奈にクロスを上げるが…。 違う方向に飛んでしまった。

 

 

「歩美〜!ちょっと〜。」 

 

 

「ごめんごめん!もう一回やるねー!」 

 

 

再びクロスを上げるがまた違う方向に…。 

 

 

「歩美〜!私の足元か頭に合わせるようなクロスを上げてよー。」 

 

「ごめん〜。やっぱり運動着でやれば良かった〜。」 

 

「もーう。わかったわ!私がクロスを上げるよ〜。」 

 

「うん!」 

 

由希奈がドリブルしクロスに上げる!

歩美は彼女の正確なクロスに対応しヘディングするが…真美は素早く反応してキャッチする!

 

「凄いね!真美ちゃん!」 

 

「このぐらい防げないとゴールを守れないから。」 

 

「出た〜!真美のドヤ顔!!」 

 

「もう一回。」 

 

「全く〜仕方ないな〜。もう一回上げるわよ!反応してよね〜歩美〜。」 

 

「はい!」 

 

再び由希奈がクロスを上げる。今度は歩美が胸トラップをしてボレーシュートを打つ!

 

(ゴールの隅なら!) 

 

歩美は真美が届かない所を狙いゴールインしたと確信するが…しかし、真美は横に素早く飛び長い腕を伸ばしギリギリなところでボールを弾いた!歩美は真美の動体視力と反射神経、キーパーに恵まれている体型で驚きを隠せなかった。 

 

「歩美。キーパーがとりづらいところを狙ったね。」 

 

「真美ちゃん!凄いよ!あのボールに素早く反応して防いだ!」 

 

「真美は私のシュート練に付き合ってくれたら自然と真美も防げるようになれたのよ〜。」 

 

「由希奈のシュートは上手いから。小学生の頃から由希奈と毎日欠かさずシュート練習をしてきたからね。」 

 

「私はシュートを決める側。真美はシュートを止める側。お互い競って育ってきたからね〜。」 

 

「そうね。歩美。由希奈のシュートを見てみたい?」 

 

「見てみたい!」 

 

「なら…由希奈が1番得意な縦パスからのダイレクトね。あれは私も未だに防げない。」 

 

「歩美〜!クロスが下手なら〜フライパスは出来るよね?」 

 

「そのぐらい…出来るわよ!」 

 

「なら良いわ!頼むね!」

 

歩美は20mぐらい離れて由希奈にフライパスをするが…由希奈は一切後ろを見ない。歩美は不思議そうに見てた。

 

(なんで後ろみないの!) 

 

すると由希奈は絶妙なタイミングで自分の前にボールが落下してリバウンドすると由希奈は空中に浮き強烈なボレーシュートを打つ! 

ゴール上の角ギリギリなところを狙う!

真美は手を必死に伸ばしたが届かずゴールイン。シュート精度やシュート力、ボールが落下するタイミングを計算してるところが素晴らしく歩美は言葉が出なかった。真美と由希奈のスペックの高さに驚いてしまう。

 

(凄い…。チームの守護神にエースストライカー!)

 

すると、昼休みもあと10分しかなくやめることにした。

 

「私達〜次の授業があるから〜そろそろ行くね〜。またやろうね〜!」

 

「歩美。またあとで。」 

 

「うん!またね〜!」 

 

3人は3限の授業に間に合うよう別れるのであった。 

 

 

18時。

歩美は真美に呼ばれた場所に行く。すると、真美は真剣な表情で歩美を見つめていた。 

 

「待ったかな?」 

 

「いやっ。ちょうど来たところだから。」 

 

「そうなんだ!話って何?」 

 

「歩美。あなた…ユース出身みたいね。」 

 

「!!。なんで…知ってるの!」 

 

「あなたのことを見覚えがあってもしかしたらと思って調べてみたら納得したわ。」 

 

「……。」 

 

 

「あなた…ユースにいたのね。」

 

 

次回話に続く…。

 

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