デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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さて、みんな大好きあれが登場!!

バエルを持つ私に逆らうか!!

バエル中毒者 マッキー


第十五話 原初の一 第一位の悪魔

「これは───」

 

一瞬にして斬り裂かれた十体の〈バンダースナッチ〉を見て、エレンは目を丸くする。

そんなエレンを他所に、士道はこの惨状を作り出した“機体を見上げた“。

白銀色の装甲に、二本の剣。そして背中に備えられた二つのスラスターは巨大な翼のように広げられ、青いスラスターの光が輝いていた。

 

「無事かね。三日月・オーガス」

 

「平気。てか、チョコレートも“それ“出来たんだ」

 

「ああ。隠していた事については謝罪しよう。だが、こうやって実戦に出るのは始めてでね。私がこうやって“バエル“になれるのはかなり魅力的な体験だ」

 

そう言いつつも、声音からはかなり浮かれているようにも見える。そんなマクギリスに対し、十香が士道に言う。

 

「知り合いか?シドー」

 

「まぁ、知り合いって言えば・・・知り合い?」

 

知らない奴ではないのでそう答えるしかないのだが、どう説明しようかと士道は悩む。

だが、そんな中エレンは空中に浮遊するバエルに興味深そうに呟く。

 

「新たな精霊?それにしては───」

 

興味深そうに見ていたエレンは先ほどと打って変わって、好奇の色が映る瞳でマクギリスを見つめてくる。

 

「あなたは一体何者です」

 

「マクギリス・ファリドと言っておこうか」

 

「・・・・・・」

 

エレンはマクギリスの回答に眉をひそめると、手を上に掲げた。その動作に合わせて、周囲から再び〈バンダースナッチ〉たちが現れる。

 

「気が変わりました。マクギリス・ファリド。あなたも来ていただきます。抵抗はお勧めしません」

 

「・・・フッ」

 

そう言うエレンに対し、マクギリスは余裕の笑みを浮かべて笑う。

 

「抵抗はおすすめしない・・・か。なるほど、確かにそれは強者にしか出来ない発言だ。だが───」

 

マクギリスはバエル・ソードを鞘から引き抜くと、そのまま〈バンダースナッチ〉へ加速した。

ブレードを振るう〈バンダースナッチ〉にマクギリスは一瞬で距離を詰めると、バエル・ソードで腕を一刀で切断した。

そして近場の人形にバエル・ソードを投擲し、頭を潰す。

加速するバエルを〈バンダースナッチ〉達は捕らえることが出来ずに残りの機体も軒並み鉄くずへと変えられていった。

 

「それは私相手には相応しくない言葉だ」

 

〈バンダースナッチ〉をバエル・ソードで全て屠ったマクギリスはエレンにそう言って剣を振り払い、士道に言う。

 

「行きたまえ。君にはまだやることが残っているのだろう。なら、それを終わらせてくるといい。それまで私は彼女の足止めとは言わないが、バエルの力を彼女に見せつけるとしよう」

 

「んじゃ、お願い」

 

士道はそう言って、十香を連れて行こうとする。

 

「・・・シドー、あやつ一人で大丈夫なのか?」

 

そう言う十香に士道は言った。

 

「別にチョコの人は多分、“今の俺“より強いと思うから。心配するだけ無駄だよ」

 

「むぅ・・・妙にあの男の事、詳しいのだな」

 

「前から知ってるだけ。それより今はあの二人をどうにかしなきゃいけない」

 

「うむ・・・そうだな」

 

士道と十香はそう会話をしながら、この場をマクギリスに任せて走り去っていった。

走り去っていく士道達を見て、エレンは眉を軽く歪める。

 

「やってくれましたね」

 

「彼にはまだやって貰いたい事もある。この場で君に渡す訳にはいかないのでね」

 

マクギリスはそう言って、バエル・ソードを構える。

 

「そうですか。なら、貴方だけでも来てもらいます」

 

エレンもCRーユニットを展開し、背の剣を手に取った。

 

「ならば、君にはバエルの本当の強さを教えてあげよう」

 

そう言うマクギリスにエレンは言った。

 

「たかだか剣二本で何が出来ます?私は最強の魔術師です。手足の一本二本、無くなるのを覚悟してください」

 

「その余裕何時までもつかな?」

 

そうして、最強の魔術師と最強の悪魔が激突した。




実はマッキーのバエル、三日月とは違いモビルスーツ形態になんとなれません!!

なぜか?マッキーやユージンは純粋な生まれ変わりだから。マッキーは偶然バエルを使えるだけ!!

なら、三日月は?それはまだまだお楽しみ!!

(ちなみに三日月もちゃんと生まれ変わってたら、見た目の変化などはありません)
    ↑
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