こっから一気にぶち壊すぜい!
使わせてもらうぞ。イオリア
トランザムを使う時のマクギリス
「・・・・・」
「おい、三日月。しっかりしろって」
士道はユージンに連れていかれるように歩きながら、士道は眠たげな表情をつくる。
九月九日。精霊〈ディーヴァ〉との遭遇から一晩が経過した日である。
あのあと〈フラクシナス〉では、不可避な精霊の好感度低下についての会議が行われた。
士道は興味がないからとその会議に参加しないようにしていたが、どうせ明日は学校が休みだからと、士道もその会議に強制参加させられたのである。
真那に関しては昨日、一晩中八つ当たり気味に訓練をしていたみたいで、四糸乃に起こしに行ってもらった際にはまだ寝ていたらしい。
士道は眠気を我慢しながら、今日の朝にあった電話を思い出す。
今日は天央祭の各校合同会議があるからよーろしーくねー!とふざけた電話がかかってきたのである。
本来であれば、実行委員であるはずの亜衣麻衣美依がやることなのだが、なんでも三人は一日目のステージ部門でバンド演奏をする予定らしく、その練習で来られないのだという。
その代役で最初は十香と折紙が選ばれていたらしいのだが、士道はそれを却下し、折紙の代わりにユージンを選んだのだ。
「ったく、アイツ等が実行委員で大丈夫かよ・・・つか、自覚あるんだろうな?」
「無いんじゃない?」
珍しく士道も愚痴りながら、合同会議場である学校が遠目でだが、見えてきた。
赤煉瓦で構築された荘厳な校門から、鉄製の格子が左右に広がり、その合間に青々とした草木が生い茂っている。
部活動や天央祭の準備のためだろうか、休日だというのにちらほらと生徒の姿も見受けられる。
私立竜胆寺女学院。名家の子女も数多く通う、天宮市屈指の名門校である。
十香はその校舎を見上げて、士道に感想をこぼす。
「おお・・・凄いなシドー。これも学校なのか?」
「そうみたい。さっさと行こう」
「うむ!」
「・・・ったく」
十香が元気よく返事をし、ユージンは息を吐いてからそんな二人の後を追う。
士道たちは守衛に生徒手帳を見せてから敷地内に入った。
来賓用の昇降口から校舎内に入り、事務局で入校許可証を受け取ってから廊下を歩いて目的の会場に向かう。
「第二会議室・・・ここか。おーい三日月」
「うん」
言って、士道と十香はユージンの元へと向かい、そして扉を開けた。部屋の中には既に様々な制服の生徒たちが何人も揃っていた。まだ会議の開始まで時間があるのだろう、長机が四角く組まれ、高校の名前が書かれたプレートが立てかけられてはいるものの、席に着かず談笑している生徒も多い。
そんな中、士道達は自分達の席を探して腰を掛ける。
と、それからすぐに、コンコン、と会議室の扉がノックされた。
「・・・・・?」
「・・・む?」
「・・・・あん?」
士道達はそれぞれ反応しながら首を捻ると、部屋にいた各校の生徒たちが一斉に顔を上げた。
そして、扉の向こう側から声が聞こえた。
『失礼しまぁす』
そんな声と共に、ゆっくりと扉が開いていく。
士道はその声に聞き覚えがあった。そうそれは────
部屋に入ってくる、女子生徒の一団。その道の真ん中を、一人の生徒が女帝のごとく悠然と歩いてきた。
長い髪をゆったりと一つに纏めた少女。光に透けて紫紺に輝く、色素の薄い髪。銀色の瞳。そして周囲の少女たちの揃いのセーラー服に身を包んではいるものの、その少女を見て、士道は眉を顰めた。
「──こんにちわー。よく来てくれましたねー、皆さん」
彼女ののんびりとした口調でそう言って、ペコリとお辞儀する。
その少女は。
「竜胆寺女学院、天央祭実行委員長、誘宵美九ですぅ」
昨日、士道達が遭遇した精霊──〈ディーヴァ〉だった。
真那 「処す?処す?」←ヴァナルガンド装備しながら
琴里 「気持ちは分かるけど、ステイ!?」
美九は真那に相当恨みを買ってます←おい