いつの間にか一気にお気に入りが増えてびっくりしました
徹底的にだ。徹底的に根こそぎ叩き潰せ。
オルガ・イツカ
「そこのあなた、少しいいですかぁ?」
士道達がテントの組み立て作業をし、士道は人気のない場所で少しの間休憩していると、唐突に美九の方から声を掛けられる。
「なに?」
士道は琴里の作戦通りに掛かった美九に目を向けると、美九は士道に言った。
「あなたぁ、前に可愛い女の子を連れてましたよねぇ。それにあの三人の子とも」
「それがなに?」
美九の言葉に士道はそう言うと、美九は士道の相手が面倒くさそうな表情で言った。
「ここまで言っても分かりませんかぁ?あの子達を私にくださいって言っているんですよぉ」
十香達以外に興味は無い。そう言った様子で答える美九に、士道は言った。
「やるわけないだろ。十香達は物じゃない」
そう言う士道に、美九は「はぁ」と息を吐き、そして───
【───“言う事を聞いてください“】
そんな口調で士道に言った。だが────
「聞くわけないだろ」
士道はそう言って、彼女の言葉を払い退ける。
「あらー?」
美九はそんな士道を見て、大層以外そうに目を丸くする。
そしてしばしの間考え込むようにし、もう一度───
【───“彼女達を下さいな“】
今度は別の言葉で士道に言うが、美九の言葉の影響を士道は全く受けることなく言った。
「やるわけないだろ」
そう言う士道に、美九は得心がいったように姿勢を正す。
「やっぱり、言う事を聞いてくれないんですねー」
「じゃあ聞くけど、俺の話を聞かないアンタに従う理由なんてある?」
そう返す士道に美九は嘆息の息を吐いた。
「そうですかぁ。なら、ちょっと痛い目を見た方がいいですかねー」
美九はそう言って、〈天使〉を顕現させようとした瞬間。
彼女の横にあったベンチが巨大メイスで叩き潰された。
「・・・は?」
パラパラと破片と土煙が舞う中、美九はそのベンチに目を向ける。巨大な金属の塊に押し潰され、原型を殆ど残していないベンチを見て、美九は冷や汗をかく。もしアレが直撃していたなら今頃、隣にあったベンチと同じ末路を辿っていただろう。
そしてその元凶を作った士道に、文句を入れてやろうと美九が目を士道に向けた時、自分の目に映る士道を見て目を見開いた。
悪魔のような形相の頭部に、異様に長い両腕。そして、その両手には獣のように鋭い爪が揃っていた。
その手には先程、隣にあったベンチを叩き潰した巨大メイスが握られていた。
「次は殺る」
狂三の時よりも苛ついた士道はそう言って、顔を引き攣らせる美九を見る。コイツは十香達のことをモノとしか見ていない。そういう奴等は幾らでも見てきたし、コイツよりも悪質な奴等もあの場所にいたくらいだ。
そんな美九に士道は言う。
「そんなに十香達が欲しいなら、俺と戦ってみる?それで済むなら手っ取り早いから楽なんだけど」
士道はそう言ってバルバトスを消すと美九に目を向ける。殺し合いなら手っ取り早い。そう言う士道に対し、美九は口を開いた。
「・・・なら、一つ勝負しませんか?」
「へぇ・・・じゃあ、なんの勝負する?」
威圧的に言う士道に、美九は気圧されながらも言った。
「ならー、今度の天央祭一日目で竜胆寺が勝ったら、あの子達を貰います」
「じゃあ、俺が勝ったら?」
士道はそう言うと、美九は言う。
「出来る事なら何でも、でよろしいですかぁ?」
顔を引き攣らせる美九に対し、士道は口を開く。
「こっちは大事な家族をかけてるんだ。なら、アンタのその何でもは、アンタの全部を掛けるって事でいいんでしょ?」
「なっ!?そこまでは言っ────」
そう言う美九に対し、士道は更に言葉を続ける。
「“俺達の家族“にアンタは手を出したんだ。なら、アンタもそれくらい出来るだろ」
やるなら徹底的に根こそぎ叩き潰す。
士道の言葉に、美九は重々しく頷くしかなかった。
もし、オルガだった場合
オルガ「アンタは俺達の家族に手ぇ出したんだ。なら、お前が約束を守らなかったらどうなるか・・・・・分かってんだろうな?」
原作とは違い、三日月が美九に脅しをかけてくスタイル。
三日月「マルバとか、大人の奴等思い出したから余計ムカついた」
真那「私もムカついてましたのでこれくらいしねーと、やった気になんねーです」
琴里「・・・頭痛いわ」←作戦だったとはいえ、ここまで酷いとは思ってなかった
狂犬兄妹と義妹←オイ