デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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投稿!!

小説見直しながら書いてたけど、アレよ?
本当にこの頃の美九、三日月の地雷の上でタップダンス踊って恐れを知らねえなと、書いてて思う。


Gジェネにやり過ぎというものはないんだよぉ!!

ゴッドガンダムに乗ったギム・ギンガナム


第十四話

「問題なし・・・っと。んじゃ戻るか三日月」

 

「うん」

 

士道はユージンにそう答えて、一緒に十香達がいる二号館へと歩き出す。

 

「後もう少しで始まるな。準備はばっちりなのかよ?」

 

「道具はもう控室に持っていってる。後は十香と、銀髪と、あの三人だけ揃えばいいだけ」

 

「彼奴等を連れて行ったら俺も向かう。楽器の調整が必要だろ?」

 

「ユージンってバンド出来たの?」

 

そう言う士道に、ユージンは苦い顔を作りながら呟いた。

 

「まあ・・・な」

 

苦い思い出があるような顔を作るユージンに、士道はあ得て聞かずに店の中へと入る。

───と。

 

「シドー!!遅かったではないか!」

 

十香が士道を見つけた瞬間、駆け寄ってきた。

 

「どうかした?」

 

駆け寄る十香を士道は受け止めながら士道はそう言った。

と、厨房の方から夕弦が此方へと歩いてくる。

 

「報告。つい先程、誘宵美九がこの店に来ました」

 

「アイツが来たのかよ?」

 

ユージンの言葉に夕弦は頷く。

 

「首肯。なんでも士道に宣戦布告をしに来たそうです。伝言も預かってます」

 

「伝言だぁ?」

 

「確認。聞きますか?」

 

夕弦の問いに、士道とユージンは頷いた。

 

「復唱。・・・ステージで待っています。───あなたがステージに立てたらの話ですが」

 

その伝言を聞いて、ユージンは呟く。

 

「なんだそりゃ。やっぱり何か企んでんじゃねえかよアイツ。三日月、ちょっと早めに行くぞ!十香もだ。耶俱矢と夕弦も一応付いてきてくれ!何か嫌な予感がする」

 

「我の出番か?ふっふっふっ・・・任せておけ!」

 

「同調。すぐにでも行けます」

 

「十香、行くよ」

 

「うむ!」

 

四人はそう言って店から出ると、控え室の方へと向かった。

そして数十分後、ユージンの予感は的中し、美九の言葉の真意は知れることとなった。

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

時刻は十二時。ステージ裏の控え室には、各校の代表が続々と集結し始めていた。

部屋の奥にはドラムセットやキーボードなどの楽器が設えられている。

士道達も、仕事を他のメンバーに引き継ぎ、控え室に足を運んでいた。

だが、小ホールに集まったのは士道と十香、ユージンに耶俱矢、夕弦だけで、いつまで経っても亜衣麻衣美依の姿が見えなかったのである。

 

「・・・ったく、何やってんだ?あの三人は・・・」

 

ユージンは腕組みをしながらうめき、時計を見やる。もう集合時間を二十分も過ぎていた。士道達には先に準備してもらうように言ったが、このままだと最初のステージが始まってしまう頃合いだ。

しかも、問題はそれだけではない。今回のステージで出る筈の鳶一折紙の姿を朝からずっと見ていない。

 

「むぅ・・・皆はどうしたのだ?」

 

十香が首を傾げる中、士道はユージンに言う。

 

「ねぇ、ユージン」

 

「あ?どうした、三日月?」

 

振り返るユージンに士道は言葉を続ける。

 

「一回、あの三人に電話してみたら?アイツが宣戦布告して来たって事は何かしたのかも」

 

「・・・!!分かった。なら、三日月達は先に練習しといてくれ。耶俱矢と夕弦にもな。最悪、俺も出るしかねえ」

 

ユージンはそう言って、ポケットから携帯電話を取り出して電話をかける。

その間、士道は十香に言った。

 

「十香。俺達も練習始めよう。多分だけど、耶俱矢達と一緒にやるかも知れない」

 

「ぬぅ・・・そうなのか?」

 

そう言う十香に士道は頷く。

 

「多分、あの三人は来ないと思う。銀髪の人は分かんないけど、あの三人はアイツの標的になりやすいだろうし」

 

「む?それはどう言うことだ?」

 

十香の言葉が言い終わる前に、耶俱矢が士道を見て言う。

 

「士道よ。此方のセッティングは問題無いぞ」

 

「同意。此方も大丈夫です」

 

「ん。なら、練習やろうか」

 

楽器のセッティングが終わったと言う二人に士道がそう言った瞬間だった。

 

「─────はぁ!?ふざけんな!!」

 

後ろからユージンの怒号が飛ぶ。

 

「・・・・・・」

 

「シドー・・・ユージンはどうしたのだ・・・?」

 

電話越しに怒鳴るユージンを見て、困惑の表情を作る十香に士道は言う。

 

「多分俺達の予想が当たったんだと思う」

 

「質問。予想とは?」

 

「すぐに分かるよ」

 

士道の言葉の後、ユージンは此方へと向かってくる。

そして、この場にいる四人に口を開いた。

 

「・・・最悪の知らせだ。あの三人は来ねえ」

 

「はぁ!?来ないってどういうこと!」

 

「質問。詳しく教えて下さい」

 

ユージンの言葉に耶俱矢と夕弦はそう答えた。

そんな二人にユージンは言う。

 

「アイツら、誘宵美九に出るなって言われたから出ねえって言いやがった。あの女、俺達とまともに勝負する気なんて端から無かったんだよ!」

 

「何それ!!ズルして私達に勝とうなんて卑怯にも程があるじゃん!!」

 

「同意。流石に見過ごせません」

 

「シドー・・・」

 

そう言う二人に対し、十香は不安そうな顔で士道を見る。

士道のその表情からは、何も読み取れない。だが、それでも士道の瞳は諦めていなかった。

 

「ユージン」

 

「・・・どうした?」

 

士道の言葉にユージンは反応し、振り返る。

 

「ユージンも手伝って。今、ここで揉めてても仕方ない。耶俱矢と夕弦もすぐに練習するから、準備して」

 

「・・・任せろ。ぜってえに勝ってやる」

 

「うん!今回の勝負は負けられない!」

 

「同調。耶俱矢とユージンに同意します」

 

三人は頷いて、すぐに準備へと入る。

 

「十香」

 

「・・・シドー?」

 

士道の声に十香は困惑気味に士道へと目に映す。

 

「絶対に勝つよ」

 

そう言う士道に、十香は頷いた。

 

「うむ!!絶対に勝つぞ、シドー!」 

 

そして士道達もギターとタンバリンを手にし、すぐさま練習の準備を始めた。




刹○「誘宵美九、貴様はガンダムではない!!」

琴里「ちょっ!?アンタ誰!?」

作者「ごめんねー・・・どうしてもって言うから・・・」 
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