デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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投稿!!

完全に原作から外れていきますが、致し方なし。

もうそろそろかな?三日月のブチギレタイムは?

避けた方が当たりそうだな

三日月・オーガス


第十五話

『なるほどね・・・美九め、ずるっこい手段を使ってくれるじゃないの』

 

琴里がインカム越しで吐息をしてから返してくる。

 

「まっ、そう言う訳だ。今、三日月達は練習してる。しかも出番まであと二時間もねぇ。何とか頑張って仕上げて見るが、正直間に合うか微妙なところだ」

 

『・・・そう。分かったわ。なら、こっちも何とかしてみるわ』

 

ユージンの言葉に琴里は手を目元に当てる。

 

『チッ。にしても、舐めた真似してくれたわね。向こうがその気ならこっちにも考えがあるわ』

 

「考え?何かあんのかよ?」

 

『ええ。正直今のままじゃ確実に勝てるとは言えないわ。先に仕掛けてきたのは向こうなんだし、遠慮なく手を尽くさせてもらおうじゃないの』

 

と、琴里が言った所で、報告していたユージンに士道が声を上げる。

 

「ユージン。アイツが歌うって十香が言ってるけど、どうする?」

 

「あん?なら、言って来いよ。俺はもうちょい練習してからそっち向かうわ」

 

「ん。分かった」 

 

士道はそう言って、十香達と一緒に控え室の先にある廊下へと出る。

 

「この辺でいい?」

 

「うむ、特等席だな!」

 

「敵の実力、見せて貰おうじゃないの!」

 

「同意。耶俱矢と同意見です」

 

三人が言い終わるのと同時、照明が落とされたステージの中央に、多方向から青いスポットライトが照射された。

そして中央にいた美九が、マイクを口元に持っていき、静かな曲調に合わせて声を発する。

 

「・・・・・・・」

 

士道はその歌をただ黙って聞いていた。周りが熱狂する中、士道だけは表情を変えずにただ無表情のままで。

そして二曲目に差し掛かろうとしたところで、急に照明が落ち、ステージが真っ暗になった。

否、それだけでははい。大型スピーカーから流れていた曲も、照明が消えると同時にぷっつりと途絶えていた。

異様な事態に、観客席にどよめきが広がっていく。

 

「琴里・・・なんかやった?」

 

『御名答』

 

その言葉と一緒に琴里は答えてくる。

 

『会場の設備を少しいじらせてもらったわ。ま、程よく白けたらまた再開させてあげるわよ』

 

そう言う琴里に対し、士道は口を開ける。

 

「いや。これじゃあ、止まらない」

 

『は?どう言うこと───』

 

よ。と、琴里が言おうとした瞬間、ステージの中央でぼんやりとした光が現れたのである。

そして、皆のざわめきを抑えつけるように、澄んだ声がステージに響き渡った。

 

「───〈神威霊装・九番〉!」

 

その声と同時、淡い光が美九の身体に纏わりつき───光のドレスを形作っていた。

そう。それは、士道が無人のアリーナで目にした美九そのものだった。

 

『な・・・霊装を顕現・・・ッ!?こんなところで!?』

 

琴里の声が痛いくらいに鼓膜を叩く。

だがそれも無理からぬことだった。霊装。精霊を守る盾にして城。濃密な霊力の糸で編まれた強固な鎧。

一部の人を除く、ほぼすべての観客たちにその衣服が何を示すのか理解できるはずもなかった。

 

「──上げていきますよー。ここからが本番です!!」

 

美九はマイクもなしに、会場中にその声を響き渡らせる。

会場中が熱狂する中、一人士道は身を翻した。

 

「・・・シドー?」 

 

十香が士道に気付き、視線を美九から士道へと向ける。

そしてほんの一瞬。瞬きするほんの一瞬だったが、士道の右目の光彩が、十香達が知っている薄茶色とは違う、空のようにきれいな水色をしていた。

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

頭の中で指令を発しながら眼球の左下の方に向けると、網膜に小さな数字が投影された。───14:55───作戦開始まであと五分。

天宮スクエア上空に浮遊したジェシカ・ベイリーは、ペロリと唇を舐めた。

 

「さて・・・そろそろ時間ネ。皆、準備はいイ?」

 

『了解』

 

ヘッドセットから一斉に部下の声が聞こえてくる。

今天宮スクエア上空に展開しているのは、ジェシカを含む第三戦闘部隊十名に、遠隔操作型の戦闘人形〈バンダースナッチ〉が二十機という、精霊を捕まえるのには、過剰極まりないラインナップだった。そしてまだどこの国にも配備されていない、DEMインダストリーの最新装備を纏っていたのである。

如何に相手がAAAランクの精霊〈プリンセス〉とあの最強の魔術師、エレン・メイザースを打ち負かした〈デーモン〉といえどひとたまりもないだろう。

 

「───さあ、時間ヨ。アデプタス4から12は所定位置に移動。砲撃準備。〈バンダースナッチ〉も用意ヲ。アウター1以下二十機、突入に備えテ」

 

『了解』

 

「さあ・・・パーティの始まりヨ」

 

言ってジェシカは、レイザーカノンを天宮スクエアセントラルステージに向けたその瞬間。

そのジェシカ目掛けて飛来する影が遥か上空から現れた。

 

「なニッ!?」

 

レイザーカノンの銃身を半ばから断ち切られ、ジェシカはレイザーカノンを手放す。

暴発したレイザーカノンにジェシカは目もくれず、先程攻撃を仕掛けてきたソレへと視線を向けた。

そこにいたのは───

 

「悪いが、今は彼等の邪魔をしないでもらおうか」

 

ガンダム・バエル。

マクギリス・ファリドは此方へと向かってくる鳶一折紙が到着する僅か数分の間だけだが、時間稼ぎの為に現れた。

 

「誰かしラ?邪魔をしないでもらいたいのだけれド?」

 

ジェシカのその言葉に、マクギリスは返す。

 

「無論。すぐに私は立ち去るさ。だが───」

 

遠目で、〈ホワイト・リコリス〉を担ぐ鳶一折紙の姿を確認しながらマクギリスは言った。

 

「彼女が到着するまでの間、私が相手になろうか!!」

 

マクギリスはそう言って、腰部の鞘からバエル・ソードを掲げると、ジェシカたち目掛けて飛翔した。

 




マクギリス「鳶一折紙が到着するまでの間、時間稼ぎでもしよう」

作者「最後まで付きあってやれよ・・・・」


今、思った事。まだ先だけど、十香反転編終わったら七罪編じゃん?あれ・・・七罪・・・ヤバくね?
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