デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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耶俱矢達をボコる回。

なお、四糸乃以外かなり扱いが酷いです

アンタが退けよ

三日月・オーガス


第七話

DEMを蹴散らし、士道は美九がいるであろう天宮スクエアへと向かう。

道中、邪魔をする人間が殆どいなかったので、狂三の分身体が仕事をし終えた後なのだろう。 

後は耶俱矢達が邪魔をしてこないと一番良いのだが。

と、考えた所で士道に暴風が襲いかかる。

 

「・・・チッ」

 

士道は舌打ちをしながら、ステージ上から飛び上がった二人の少女を見る。

メイド服の上に拘束衣のような霊装を、背に隻翼を顕現させた双子の精霊が、士道の前に立ちふさがりながら、それぞれ巨大な槍とペンデュラムを構えている。如何に狂三の分身体とはいえど、天使を顕現させた精霊を拘束することは出来なかったらしい。

 

「また性懲りもなく来おったか!く、面妖な手を使いおって!姉上様に危害を加えようとする者は、たとえ誰であろうと容赦せぬ!煉獄に抱かれたくなくば疾く去ね!」

 

「警告。これが最後通牒です。今すぐ消えてください。これ以上刃向かうようであれば、士道さん、本気であなたを排除せねばなりません」

 

「お、お姉様には・・・指一本、触れさせません!」

 

耶俱矢、夕弦、四糸乃は空中に静止しながら士道に視線を浴びせてくる。冗談でも悪ふざけでもない。三人の視線には明確な敵意が込められていた。

それを見てか、顔を強張らせていた美九が再び顔に余裕を取り戻し始める。

 

「ふ、ふふ・・・そうですよぉ。私には今、可愛い可愛い精霊さんが三人も付いているんです・・・!負ける筈がありません!」

 

すると、会場内の分身体の狂三もまた一斉に笑う。

 

「きひひ、ひひ」  「ひひひひひ」

 

 「ああ、ああ」 「そうですか?」

 

    「士道さんは」  「簡単には倒れませんわよ」

 

そこら中から聞こえてくる狂三の声に、四糸乃や八舞姉妹も気味悪がってか、不快そうに顔を歪めた。

そして、士道も美九に言う。

 

「余裕ぶってると、後で痛い目みるよ」 

 

「─────ッ!!やりなさい!!」

 

士道の言葉を聞いて美九は怒りのまま叫び、耶俱矢達に指示を出す。

襲いかかってくる三人に、士道はレンチメイスを手に突貫した。

 

「はぁぁぁぁぁッ!!」

 

巨大な槍を手に突撃してくる耶俱矢に、士道はレンチメイスを前に突きだす。

激突する槍とメイスが火花を上げる。

 

「夕弦!!」

 

「!」

 

「応答。ていやー」

 

やる気のない掛け声とともにペンデュラムが飛んでくるが、士道はテイルブレードで対応する。

 

「なっ!?」

 

「戦慄。まさか─────」

 

テイルブレードによって絡め取られたペンデュラムを見て、二人は驚愕で目を見開く。

その一瞬を士道は見逃さなかった。

 

「ゲフッ!?」

 

士道は耶俱矢を蹴り飛ばして距離を取ると、そのままテイルブレードで絡め取った夕弦のペンデュラムを握り、さながらハンマー投げのように回転しながら夕弦を近くの貯水池に放り投げる。

回転によって平行感覚が乱された夕弦は水飛沫を上げながら貯水池の中へと叩きつけられ、沈んでいった。

 

「こんっのおおおおお!!」

 

士道に蹴り飛ばされた耶俱矢は体勢をすぐに整え、士道に突撃するが、槍が当たる直前で回避してそのまま耶俱矢を捕まえる。

そしてそのまま地面へと急加速し、コンクリートで出来た道にヒビを入れながら着地した。

 

「な、なにを─────」

 

その衝撃に若干ふらつく感覚に陥る耶俱矢だったが、そんな耶俱矢を無視してマンホールの蓋を開けると、そのまま耶俱矢をその中に放り投げて、蓋を閉める。

 

「ちょ─────ふざけんなぁぁぁぁぁ!?」

 

あんまりな扱いに耶俱矢は叫ぶが、士道はそれを無視して先程から襲ってこない四糸乃に目を付ける。

だが─────

 

「・・・ひっ!?」

 

四糸乃は襲ってくるどころか、士道が近づくたびに足を後ろに下げて、遠ざかろうとする。

 

「?」

 

士道は首を傾げるが、理由はすぐに分かった。

四糸乃の目の先─────レンチメイスに四糸乃が恐怖しているということに。

そう言えば四糸乃の前で、ASTの隊員をレンチメイスのチェーンソーで殺そうとしたっけと士道は思い出しながらも、さらに四糸乃に近づいていく。

 

「─────ッ!?」

 

そんな四糸乃は士道から逃げ出した。美九の言葉を振り払ってでも、レンチメイスの餌食になるのはゴメンだったらしい。

 

「────んじゃ」

 

後は美九だけと視線を向けた瞬間、腕にペンデュラムが絡みつく。

士道はそちらに目を向けると、夕弦が水を全身に滴らせながら士道を睨みつけていた。

おそらく耶俱矢が何処にもいない事に気づいて、問いただそうと捕まえたらしい。

 

「質問。耶俱矢は・・・どこですか」

 

そんな夕弦に士道はペンデュラムを自身の方へ引っ張ると、夕弦はそのまま士道の方へと跳んできた。

 

「ぐッ・・・・」

 

呻きを漏らす夕弦に、士道は夕弦が逃げられないようにホールドする。

そして─────

 

“グギリ“

 

「あ」

 

士道が素っ頓狂な声を上げると同時に、夕弦の腰から嫌な音が鳴る。

 

「〜~~~~~~~ッ!?」

 

その痛みのあまり、夕弦は声にならない声を上げるが、士道はやってしまったと言わんばかりに、ギックリ腰になった夕弦に言った

 

「ごめん。夕弦」

 

そして動けない夕弦を道端に放置して、士道は顔を引き攣らせた美九に視線を向けて口を開く。

 

「後はアンタだけだよ」

 




耶俱矢「汚水マンホールに放り込むってどう言う事よ!!」
  
夕弦「同意。ハグはしてもらえましたが、腰が痛いです」

四糸乃「・・・・・・!?」←レンチメイスのトラウマ


作者

耶俱矢はちゃんと風呂に入ってね

夕弦は良かったじゃん。三日月にハグ(物理)してもらえて

四糸乃は・・・ドンマイ


三人「「「良くないッ!!」」」
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