デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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三日月の苦手なもの。
それは超遠距離での狙撃、及び数の暴力

数の暴力は三日月は苦手ってだけであって別に、乱戦になれば無敵に近い強さを誇りますが

見せてやろう!ラスタル。純粋な力のみが成立させる真実を───世界を!!

キマヴィダがいなけりゃ、アリアンロッドを一人で葬りかけたマクギリス


第十話 

時計の針が頂点を越え、下りに至ってからおよそ二時間。

天宮市東方に位置する鏡山市のオフィス街の一角のDEMの高層ビルに士道達は突撃していた。

 

「ふっ!!」

 

大型メイスが士道の掛け声と共に〈バンダースナッチ〉目掛けて振り下ろされる。

ゴシャア!!とフレームと装甲がへしゃげる音を耳にしながら士道は近くにいたDEM隊員にテイルブレードを突き刺し、壁へと叩きつける。

 

「────」

 

士道は大きく息を吐きながら、空を覆いつくす〈バンダースナッチ〉とDEM隊員を見て呟いた。

 

「何時まで続くんだ・・・これ」

 

かれこれ二時間。士道達はぶっ続けで戦闘を行っている。

これでもかなりの数を減らしてきたが、それでも空に浮かぶ隊員と〈バンダースナッチ〉の数は少なくともまだ五百はいるだろう。

一人一人が大した事はなくとも、これだけの数を相手にするのはかなりの消耗戦になる。

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・アアアアッ!!」

 

真那は荒い呼吸を繰り返し、大粒の汗を流しながら、〈ヴァナルガンド〉の砲身で魔力砲を照射しながら〈バンダースナッチ〉を纏めて薙ぎ払う。

だが〈バンダースナッチ〉を纏めて薙ぎ払った直後、真那は限界が来たのだろう。〈ヴァナルガンド〉の砲塔を杖代わりに身体を支えながらも、ガチャリと装備の音をたてながら、真那は地面に膝をついた。

そんな真那に〈バンダースナッチ〉はレイザーカノンの銃口を真那に向けて引き金を引く直前に───

 

「甘いな」

 

バエル・ソードがレイザーカノンを二つに切断し、そしてそのまま胴体を切り裂く。

かれこれマクギリスも士道達と変わらない時間の戦闘をこなしているが、その勢いは劣るどころか増す勢いで数を減らしていく。

 

「大丈夫かね?」

 

「だい・・・じょう・・ぶ、です!!」

 

真那はそう言いながら立ち上がるが、その足どりは鈍い。

そんな真那を見て、士道は言った。

 

「真那はしばらく休憩。そんな状態で戦っても邪魔」

 

「でも・・・!!」

 

それでも食い下がる真那に士道は言った。

 

「十香が心配なのは分かるけど、それで真那が怪我したらそれどころじゃなくなる。後は俺とチョコレートでなんとかするから。狂三は真那を見張っといて」

 

「・・・わかりましたわ」

 

狂三は肩をすくめながら真那の隣に降り立ち、近くにいた

〈バンダースナッチ〉を手にした銃で撃ち抜く。

 

「まあ、そう言うわけですので。しばらくは大人しくしてくださいね。真那さん」

 

「・・・・わかりました」

 

渋々引き下がった真那を横目に、士道は隣にいるマクギリスに言った。

 

「チョコの人」

 

「なにかね?」

 

そう答えるマクギリスに士道は言った。

 

「このままじゃ、拉致があかない。今から強行突破するからサポート頼んでいい?」

 

「・・・フッ。良いだろう」

 

そう言ってマクギリスはバエル・ソードを握る手の力を強くする。

そして士道は、壁にもたれている真那とその真那を見張っている狂三に言った。

 

「俺は先に強行突破で中に向かうから、真那達はチョコレートと一緒に来て」

 

「正気ですの?士道さん。流石にこの数の中で強行突破は難しいと思うのですけれど?」

 

「そうです!いくら兄様でもこの数は────!」

 

「大丈夫。耶俱矢達が来た」

 

遠目だが、美九達が此方へと向かってくるのを確認し、そう言う二人に言った。

そして士道はマクギリスに合図をする。

 

「んじゃ、チョコの人。頼んだよ」

 

「ああ。まかせたまえ」

 

マクギリスはバエル・ソードを空に掲げ、その場にいる隊員及び精霊達に向けて言った。

 

「見せてやろう。DEM及び精霊の諸君。純粋な力のみが成立させる真実を────世界を!!」

 

そう叫ぶと同時に、バエルとバルバトスは敵軍のど真ん中へと向けて疾走した。




ガエリオ「俺を見ろぉぉ!!」

キマリスもって戦場へ行こうとするガリガリ

作者「お前が行ったら強行突破出来なくなるだろうが!!」
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