デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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真那が大変人気ものに・・・

ま、まさか・・・まさか!そうさ・・・これはボクの機体だ!

初代ガンダムに搭乗したリボンズ


第十ニ話

「侵入者!?」

 

「おい貴様、何者だ!一体どこから────」

 

士道は侵入した廊下でバルバトスを解除した矢先、見たことがないデザインのワイヤリングスーツを着た男女二人と遭遇した。

屋内であるからか、手にしていたのはハンドガンと、小振りなレイザーエッジのみだったが────紛れもなく、魔術師である。

 

「邪魔」

 

士道はそう言って、その男女の両肩を制服の内側のポケットに隠してあったハンドガンで撃ち抜く。

 

「・・・・・っ!?」

 

「うっ・・・!?」

 

そして一気に距離を詰めると、二人の顎先目掛けて蹴りを入れこむ。

 

「「ガッ!?」」

 

顎を蹴られ、頭を揺さぶられた二人は気を失い、そのまま廊下へと倒れ伏した。

 

「そう大したことないな」

 

士道はそう呟いて、レイザーエッジとハンドガンの弾を奪い取ってからポケットの中へとしまい込む。

 

「・・・十香は何処にいる?」

 

宛もないない中、士道は首を左右に廊下を見回すと、周りからどんどんと魔術師達が集まってくる中、士道は舌打ちをしながらハンドガンを構えたその時だった。

 

「〈破軍歌姫〉────【独奏】!」

 

その言葉と共に、廊下に声が響き渡る。

次の瞬間、美九の歌を聴いた魔術師たちが皆一斉に武装を解除し、壁際に綺麗に整列する。

 

「・・・ああ、アンタか」

 

士道はそう言って銃を下ろすと、美九は不機嫌そうにフンと視線を逸らした。

 

「気軽に呼ばないでもらえますぅ?あなたののどから発された声で舌で発音された音で呼ばれると、それだけで苛つくんですよぉ」

 

「んじゃ、ミッチー」

 

「ミッ!?」

 

士道の言葉に美九は、顔を引き攣らせる。

そんな美九を他所に士道は窓の外を見やると、美九をこの階層まで運んできたのだろう、天使を顕現させた四糸乃と耶俱矢、夕弦の姿があった。

 

「お姉様・・・私たちはどうしましょうか」

 

巨大なウサギの人形の背にしがみついた四糸乃がそう言うと、美九が士道に向けていた引き攣った顔を一瞬のうちに微笑に変えて四糸乃に向いた。

 

「んん、そうですねぇ。四糸乃ちゃんや耶俱矢さん、夕弦さんたちの天使はビルの中じゃ窮屈そうですしー・・・じゃあ、邪魔が入らないよう外の魔術師さんたちをやっつけておいてください」

 

美九が指を一本立てながらパチリとウィンクをする。

 

「承った!我らに任せておくがよいぞ。この建物から一直線に、ビロードの絨毯を敷いておくことを約束しよう!」

 

「了解。全てはお姉様の望みのままに」

 

そう言う耶俱矢達に、士道は美九を見て言う。

 

「まだ戻してなかったの?」

 

そう言う士道に、美九が不快そうに顔を歪める。

 

「別にぃ?貴方の言う事を聞く必要なんてありませんしぃ。ここに来たのは、もう一人の精霊さんを私のコレクションに加えようと思ったからですしー」

 

「・・・一回死んでみる?」

 

十香をコレクションにする発言に、士道はカチャリと銃の音を鳴らしながらそう言うが、美九は気にする事なく士道を一瞥してから、ツカツカと廊下を歩いていった。

 

◇◇◇◇◇

 

真那の視界の中を、夥しい数のマイクロミサイルが埋め尽くす。

無論、こんなにも人間が密集した空域でそんな弾幕を張れば、被害を受けるのは対象のみではない。辺りを飛び回っていたDEMの魔術師や〈バンダースナッチ〉が被弾し、地上へと堕ちていった。

 

「・・・なりふり構わねーでやりやがりましたね!」

 

「はははははハ!無駄よォ!」

 

真那の叫びにも構う様子を見せず、巨大な赤い機体を背に負ったジェシカが甲高い哄笑を上げる。

 

「どうやら、まともな判断力さえ残ってねーようですね」

 

真那はスラスターを小刻みに駆動させて空をジグザグに飛行しながら、忌々しげに眉を歪めた。

 

「行きなさい。わたくしたち!」

 

狂三はジェシカと周りの魔術師を自身の分身体で押さえつけるが、ジェシカの〈スカーレット・リコリス〉による弾幕によって撃ち落とされる。

 

「・・・はぁ。止まる気配がありませんわね」

 

「のんきに言っている場合ですか!!」

 

叫ぶ真那は、〈ヴァナルガンド〉の砲塔をジェシカに向けて魔力砲を発射する。

 

「マァァァァァァァナァァァァァァ────ッ!!」

 

「しつけーですね!」

 

巨大な二門の魔力砲が発射され、それを躱しながら真那は舌打ちを返す。────と

 

「いっ!?」

 

真那は一瞬感じた冷気の本流に、すぐさまその場を離脱する。

そして下方に視線をやると、巨大なウサギの人形にしがみついた、メイド服の少女の姿があった。

 

「四糸乃さん・・・!?」

 

「お姉様の・・・命令です。魔術師さんは、みんな・・・やっつけます!」

 

『おーし、その意気だよ四ー糸乃!うしゃー!あの子も凍らせちゃおー!』

 

「うん・・・!」

 

そんな掛け声と同時に氷柱を生成し、真那に向かって放ってくる。

 

「ちょ・・・・!?」

 

真那は慌てて身を捻って躱すと、今度はそれを遮るように、上方から凄まじい風圧が襲い来る。

 

「今度はなんです・・・!?」

 

上方を見上げると、耶俱矢と夕弦が巨大な槍とペンデュラムを握った瓜二つの少女たちが真那に視線を送っていた。

 

「耶俱矢さんに夕弦さんは・・・そもそも大丈夫です?耶俱矢さんはちゃんと熱湯消毒しました?夕弦さんはまだ寝てないと・・・」

 

ついさっきまで士道に散々な目にあった二人はお互いに口々に呟く。

 

「したわよ!!おかげで臭いが取れるまで皆に引かれたわ!!」

 

「回答。まだ、腰が痛いです」

 

「・・・ですよねー」

 

「マアァァァァァナァァァァァァァ────!!」

 

そう言う真那に、後方からジェシカが精霊や魔術師達を無視して、魔力砲を放ってくる。

混沌と化した戦場に、真那の絶叫が響いた。

 

「あああああ!もう!!しつけええええええ!!」




真那「兄様以外ノーセンキューです!」

ジェシカ「マァァァァァナァァァァ───!!」

リボンズ「そうさ!これはボクの機体だ!」

作者「リボンズさん、それをアムロに返しなさい!!」
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