デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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ちょっと短いですが投稿!!

アンタからは俺と同じような臭いがする

ゾルダン・アッカネンにたいしての三日月


第十一話

「・・・・・」

 

士道は眠たそうに欠伸をしながら、ソファに身体を預ける。

十月二十一日、土曜日。────七罪が士道に化けて学校に現れてから、早くも五日が経とうとしていた。

あれ以来、七罪は士道の前に姿を現してはいない。空間震も起きていなければいい、〈フラクシナス〉の観測装着に引っかかった形跡もなかったのである。

なにもないことに不気味さを覚えるが、今の所何も起こっていないせいで、出来る事もできない状況であった。

 

「随分と呑気ね。士道」

 

そう言ってチュッパチャップスをピコピコと動かしながら、琴里は士道の膝の上澄ました顔で座り込む。

 

「重い」

 

「一言余計よ!」

 

士道の言葉に琴里は叫ぶ。

だが、士道は適当にいなしながら座り込んでいると、琴里はその場で立ち上がった。

 

「あの精霊────七罪が何を考えているのかはわからないけど、このまま何もせずフェードアウトってことは考えづらいわ。きっと何らかの方法で士道に接触してくるはずよ。────そして、こちらからコンタクトを取る手段がない以上、私たちはそのタイミングで確実に七罪の好感度を上げなくちゃいけないこと、ちゃんとわかってるんでしょうね?」

 

「・・・わかってるよ」

 

「どうだか」

 

士道の返事に、琴里はやれやれといった調子で肩をすくめた。

 

「まぁ。士道はそこのところちゃんとやっているのは分かってるんだけど。────ほら、士道。これ、朝ポストに入ってたわ」

 

「なにそれ?」

 

不思議そうに首を捻りながらそれを受け取る。手に取ってみると、中に何が入っているのか、厚みと重量があることが手に伝わった。

表に『五河士道様』と書かれた、白い洋封筒である。他には住所も郵便番号もなく、切手も貼られていない。

 

「手紙?」

 

「ええ。ラブレターよ。────七罪からのね」

 

「ふーん」 

 

士道な琴里の口から発せられた言葉に、なにも気にすることなく封を切る。

 

「・・・・?」

 

「・・・写真、みたいね」

 

士道の手元を覗き込んだ琴里が、怪訝そうに言う。

封筒の中には、何枚もの写真が入っていた。

精霊が写真なんてものを取って送ってくるのに若干変な感じがする士道だったが、すぐに考えるのを止める。

それに、どちらかというと今問題なのは、その写真に写った被写体の方だった。

 

「・・・これ、もしかして私?」

 

琴里は眉を潜めながら、写真を一枚摘み上げる。

 

「琴里だけじゃないよ。皆のもある」

 

写真は全部で十四枚。それら全てがどれも盗撮写真のようだった。

十香。折紙。琴里。四糸乃。耶俱矢。夕弦。美九。真那。ユージン。亜衣。麻衣。美衣。タマちゃん先生。そして────殿町。

全て、本人に気づかれないように採られた盗撮写真だ。

 

「なによ・・・この写真・・・」

 

気味が悪くなったのか、琴里は顔を顰める。一体こんなものを送りつけて、七罪は自分に何を伝えたいのだろうか。

 

「入っていたのは写真だけ?他には?」 

 

「確かめてる」

 

そう言う琴里に、士道は封筒の中を探る。

と、中にもう一枚、カードのようなものが入っていることがわかった。

それを取り出し、それに目を向ける。そこには、短い文章が記されていた。

 

『この中に、私がいる。誰が私か、当てられる?誰もいなくなる前に。  七罪』




マクギリス「おや?」

作者「しゃーないよ」
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