おまけもあるよ!
なお、読むと違うのが混じってます
俺がガンダムだ
頭ガンダムの人
「はぁ・・・」
午後七時を回り始めた頃、士道はソファに腰を掛けながら息を吐く。
四糸乃にお菓子を作って上げて、その後にいたずらもされた士道は晩御飯を適当に作り、くつろいでいた。
ソファの上で四糸乃の事を考える。
バルバトスが曖昧な反応をした時点で、まず怪しいと思うのが四糸乃だった。だが四糸乃が七罪だと言うのなら、バルバトスはもっとはっきりと反応する筈だ。
その辺が頭に引っかかる士道は、ソファに背を預けながら天井を見上げる。
と、その時だった。
ピンポーンと、玄関のチャイムが鳴り響く。
「・・・ん?誰だ?」
士道はソファから身体を起こし、玄関へと足を運ぶ。そして、玄関のドアノブに手をかけてその扉を開けるとそこには────
「確認。時間は空いていますか?士道」
淡い柄の入った長袖のブラウスに黒のフレアスカートを纏った八舞姉妹の片割れ────八舞夕弦が立っていた。
「時間?空いてるけど」
夕弦のその言葉に士道はそう言うと、夕弦は後ろに隠していたDVDのパッケージを士道に見せながら言った。
「提案。────一緒に映画を見ませんか?」
「・・・映画?いいよ」
夕弦からの突然の訪問に足して、一緒に映画を見ようと言われた士道は、目を丸くしながらも彼女を家の中へと入れ、テレビとレコーダーがあるリビングに夕弦を連れて行きながら、士道は言った。
「そう言えば耶俱矢は?一緒じゃないの」
「返答。耶俱矢は真那達と一緒にゲームをしています」
「ふーん」
夕弦の言葉に士道は適当な反応を返しながらレコーダーの電源を入れる。
「で、どんな映画?」
「回答。これを見ましょう」
夕弦は持ってきたDVDのパッケージを士道に見せた。
「・・・アニメ?」
「回答。前に耶俱矢が借りてきた映画だそうです。気になったので持ってきました」
「へぇ。なら、それ見ようか」
そう言って士道はパッケージを開けると、中に入っていたディスクをレコーダーの中に入れ、そして再生ボタンを押した後、ソファに座り込む。
夕弦も士道の横へと座ると、士道の左腕を取り、そのまま身体を寄せてきた。
「何やってんの?」
「独占。今夜だけは、士道は夕弦のものです。そして、今夜だけは、夕弦は士道のものです。────そうでしょう?」
日頃耶俱矢と戯れている夕弦からは想像もつかない行動に、士道は小さくため息を吐く。
「・・・好きにしたら」
どうせ見終わるまで、席を立つことはないだろう。
テレビ画面にタイトルが映し出される。
その映画はバルバトスと同じガンダムと呼ばれる機体が金属生命体と対話するという内容の映画だった。
立ち位置や相手は違うものの、今の自分と重なる部分がいくつかこの映画にもあった。
士道の左肩に夕弦が体重をかける。
そうして時間が刻々と過ぎていき、そして映画を見終わる頃にはもう九時を過ぎていた。
士道は首をコキリと鳴らし、目を閉じながら息を吐く。
「呼掛。────士道」
と、夕弦が、静かに声を発してくる。
「ん・・・なに?」
士道が答えると、夕弦はこくん、とのどを鳴らしてから、あとを続けてきた。
「感謝。ありがとうございます。おかげで有意義な日でした」
「そっか。ならよかった」
士道はそう言ってから立ち上がると、夕弦が士道に唇を開く。
「追加。今度は耶俱矢と一緒に見ましょう」
「・・・うん。今度は三人で見ようか」
そう言う士道に、夕弦が続ける。
「予想。きっと耶俱矢は怒ります。なんで今日呼ばなかったのよ!というふうに」
「そうかもね」
「確信。耶俱矢は、普段“あんな“ですが、士道のことが大好きですよ。夕弦が言うのだから間違いありません。夕弦と耶俱矢は元々一心同体。夕弦の嫌いなものは耶俱矢も嫌いです。同じように────夕弦の好きなものは、耶俱矢も大好きなんです」
「・・・そっか。俺も夕弦達が好きだよ」
士道はそう言って、上着を手に取る。
「送ってく。もう遅いし」
そう言う士道に、夕弦はくるりと振り返り、笑みを浮かべてきた。
「返答。ではお願いします。それと、耶俱矢は、士道のことをとても気に入っています。だから────耶俱矢のこと、よろしくお願いします」
おまけ
鶴の恩返し?
むかしむかしあるところにお爺さんが山で芝刈りから帰ってきたところで、罠にかかった鶴を見つけました。
ハシュマル『────────ッ!!!』
三日月「・・・・・・」
お爺さんはその鶴を見ないふりをしてそのまま帰りましたとさ。めでたし、めでたし・・・
「何か、変じゃありませんか?」
『変どころじゃない気がするよー?』