デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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投稿!

前半、久しぶりの登場する人が一人います!
あと、七罪が三日月を煽りに煽ります

どうぞ!

任務・・・了解!

自爆厨のヒイロ


第十八話 ■■■

「・・・・ん」

 

夕弦は吹きつける風が肌に触れるのを感じ、目を覚ます。

 

「疑問。・・・ここは?」

 

ボヤケた視界により目に映るその風景に夕弦は疑問を抱かざるをえなかった。

昨日の夜、士道に自分達が住むマンションにまで送ってもらいベッドに入ったところまでは覚えている。

だが、こんな場所に連れてこられるどころか、ここが何処なのかさえ、知らなかった。

 

「呼掛。・・・耶俱矢」

 

夕弦はそう言いながら、辺りを見渡す。

だが、返す言葉はない。

 

「呼掛。・・・士道」

 

士道の名を呼ぶが、その声はまわりに響くばかりで誰からの返答もなかった。

と、視界の端で何かが目に入った。

 

「・・・・・・?」

 

こんな何もない丘に誰がいるのだろうか、という疑問を浮かべながらそちらへと視線を向ける。

そこにいたのは一人の少年だった。

士道よりも少し小さい黒髪の少年。

その少年は此方へ背を向け、座りながら何かを見つめていた。

 

「────────」

 

夕弦は少年の先にあるものを見て、言葉を失った。

丘から見えるその先────トウモロコシ畑が広がり、その先には巨大な大穴が空いていた。

そしてその大穴の中心には────

両腕が無くなり、装甲もほとんどがボロボロになったバルバトスがそこに佇んでいた。

 

「驚・・・愕。・・・これは────」

 

言葉が出ない。あの凄まじい力を誇るバルバトスがあんなにボロボロになっている事に、夕弦は信じられなかった。

無意識に両手で口元を抑えながら足を一歩、引いたその時だった。

 

「ああ。アンタ達はそれでいい」

 

「!?」

 

いつの間にか後ろにいた赤いスーツを着た褐色肌の青年に夕弦は驚愕する。

 

「質問。貴方は?」

 

「別にお前が気にすることはねえよ。これは夢みたいなもんだ。どうせ全部ここの事は忘れるからな」

 

「・・・・!?質問。それはどういう────」

 

夕弦がそう言った瞬間、周りにノイズが迸る。

 

「!?静止。待ってください」

 

だがノイズは広がり続け、夕弦の視界は暗闇に染まった。

 

「し────ど」

 

薄れゆく意識の中、夕弦はその名を呼ぶがその声は少年には届かなかった。

 

◇◇◇◇◇

 

「で、どうだったのよ、昨日、今日と調査をしてみて」

 

言って、琴里が視線を送ってくる。士道は小さく首を前に倒して言った。

 

「今の所四糸乃が一番怪しいけどなんかまだ引っかかってる。まだ全員確認してないからまだなんとも」

 

「そう。明日で一応、写真に写っている容疑者すべての調査を終わらせるわ。できるだけ早く寝て、少しでも疲れを取っておきなさい」

 

「分かった」

 

士道はそう言って時計を見る。

午後十一時五十九分。もうすぐ十二時になる。今日で一人かふたりが消えるだろう。士道は内心で舌打ちをしながら部屋へと戻ろうとしたその時だった。

五河家の中心にあたる空間が、ぐわんっ、と歪んだ。

そしてそこから、箒のような形をした天使が、姿を現す。

 

「・・・・!」

 

士道はすぐさまバルバトスを顕現させ、レクスネイルでその空間目掛けて突き出した。

 

『────ふふっ』

 

だが、その攻撃も虚しくすり抜けて身体がすり抜ける。

 

「七罪・・・・ッ!?」

 

琴里はその歪んだ空間に浮かぶ七罪の顔を見て驚愕した顔を作った。

 

『はぁい。久しぶりね、士道くん』

 

七罪は気安い調子でひらひらと手を振ると、唇の端を上げてみせる。

 

『ゲーム二日目終了よ。楽しんでもらえてるかしら?』

 

「そんなわけないだろ。さっさと夕弦を返してもらうよ」

 

士道はそう言うと、七罪はふふっと笑って肩をすくめた。

 

『それはダ・メ。きちんと私を当てることができたら返してあげるわ。でも、もし最後まで私を当てることができなかったら───そのときは、彼女の「存在」は私のものよ』

 

「『存在』・・・?それはどう言うことかしら」

 

琴里も険しい表情で問うと、七罪が悠然と首肯した。

 

『ええ。このゲームに私が勝利した場合、消えた容疑者はもう戻らないわ。その代わり、私がその顔で、声で、姿で、そちらの世界を楽しんであげる』

 

「・・・・・・!」

 

「なッ・・・!?」

 

本物がいなくった世界を、本物に限りなく近い偽物が闊歩する。

つまりは完全に成り代わるということである。

 

「させると思う?」

 

そう言う士道に、七罪はカラカラと笑って言った。

 

『なら、ちゃんと当てみせてね。最終日に答えを聞くからせいぜい頑張ってね』

 

七罪はそう言って消えていった。

 

「なっ!?待ちなさい!!」

 

琴里はそう言うが、士道は七罪が消えていった後をただ見つめるだけだった。

 

────そして、その日の夜。

 

“三人の少女“が、自宅のベッドから忽然と姿を消した。




狂三「大変な目にあいましたわ」

作者「せやねー」

狂三「あんな巨体ですのになぜあんなに速く動けますのよ?」

作者「ペーネロペー自体が音速戦に特化した機体だからね。しゃーないよね。まぁ、連邦機体はやべえのもっとあるけど」

狂三「それはなんですの?」

作者「それはねー」

?「エグザムシステムスタンバイ」

作者、狂三「「えっ?」」
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