最近忙しくって中々かける時間がない・・・
なんなら、ゴールデンウィーク中はもしかしたら投稿できないかも・・・
三日月、ご飯食べる?
うん
アトラ・ミクスタ
三日月・オーガス
午前八時。いつもより少し遅い時間に学校についた士道は、なにやら教室が騒がしい事に気がついた。
「・・・?」
首を傾げながら士道は教室の中へ入ると、殿町が士道を見て口を開く。
「おう、五河。今日は十香ちゃんは一緒じゃないのか?」
そう言ってくる殿町に士道は言った。
「十香は体調不良だから休むって」
勿論それは令音の指示でそう言っているだけで、士道としては腹の中が煮えくり返るくらいの苛立ちを内に隠していた。
そんな中で、殿町が士道に言う。
「あの十香ちゃんが!?大丈夫なのかよ!?」
そう言う殿町だったが、士道はそれに答えることなく、教室がやけに騒がしいことに疑問を浮かべながら殿町に言った。
「しばらくしたら直るよ。てか、やけにまわりがうるさいけど何かあった?」
すると殿町は「あぁ」と呟くと、周りを見渡しながら士道に言う。
「なんでも、山吹の奴が行方不明になったってクラス中で広まっているんだよ。今朝見ると部屋のどこにもいなかったって話みたいなんだよなぁ」
「・・・・・」
もちろん本当かどうか分からないけどよと答える殿町に、士道は何も答えなかった。
殿町の話や行動を見た限り、七罪ではない。なんなら、バルバトスも何も反応していないので間違いはないだろう。
────キーンコーンカーンコーン────
と、予鈴のチャイムが鳴る。
「と、んじゃ五河。また後でな」
「ん」
そう言って自分の席に戻っていく殿町に軽く返事を返し、士道も自分の席に座る。
と、隣に座っていた折紙が士道をジッと見つめていたのに士道は気づき、視線を向ける。
「なに」
士道はそう言って折紙を見ると、折紙は唇を開いた。
「夜刀神十香が体調不良とは本当?」
「そうだけど。・・・で?なに」
士道は折紙にそう言うと、折紙は再び口を開く。
「・・・なんでもない」
「あっそ」
折紙の言葉に士道は興味をなくし、前へと向く。
そしてしばらくすると、ガラっと教室の扉が開かれた。
「お待たせしましたー。と、朝礼を始める前に皆さんにお話があります」
と、タマちゃん先生が教卓につくなりそう言った。
「えー、山吹亜衣さんのことについてなんですが・・・」
恐らくは行方不明になった亜衣についてだろう。士道は黙ったままその話を聞いた。
「昨日から亜衣さんの行方が分からなくなった件についてなんですが、亜衣さんが見つかるまでの間、部活動を一時停止する形になりまして・・・」
そう言うタマちゃん先生の言葉にクラスから声が上がる。
そんな中で、表情を変えずに聞いていた折紙はピクリと表情を変える。
(気付かれた?)
士道は折紙のその行動に視線を向けるが、それ以上表情を読み取ることができず士道は視線を前へと向けた。
「と、言うわけですので皆さんも気をつけてくださいね」
タマちゃん先生はそう言い終わると同時にチャイムが鳴り響く。
「では皆さん。次の授業に遅れないようにしてくださいね」
そう言って、タマちゃん先生は教室から出ていった。
士道は椅子から立ち上がると、次の授業場所へと足を運んでいった。
もしもの話
「あ、おはよう。士道」
「あ?」
士道が目を覚ますと、凜祢はそう言って笑みを浮かべる。
「朝ごはん出来てるよ?士道もほら、起きて一緒に食べよう?」
「・・・ん」
士道は小さく首をコキリと慣らしながらベッドから起き上がると、凜祢が唇のを開く。
「着替えは此処に置いて置くね?後、耶俱矢ちゃん達から聞いたよ?士道、お魚食べてないんでしょ」
「・・・食べてる」
凜祢の言葉に士道はそう返事を返すが、凜祢は眉を少しだけ吊り上げて怒ったような口調で士道に言った。
「嘘。だって、士道嘘つくとき目を逸らすもん」
「・・・・・・」
士道はバツの悪そうな顔を作ると、凜祢はそんな士道に言った。
「今日のご飯は私が作るからね。お魚をいっぱい使った料理を食べさせてあげる。好き嫌いばっかりしてると大きくなれないよ?」
「・・・・・」
凜祢の言葉に士道はどう逃げようか考えていると、それを抑え込むように凜祢は更に言葉を続ける。
「因みに、ちゃんと食べないと暫くデーツ抜きだからね」
「!?」
凜祢の言葉に士道は目を見開ける。
それをされるのは困る。アトラにも同じようなことをされて二週間以上食べられないことがあったが、その時は非常にキツかった。
「それが嫌だったら、ちゃんと食べること。いい?」
「・・・・分かった」
嫌だが、デーツを暫く抜きにされるよりはマシと言う感じの士道の返事に、凜祢は頷いた。
「よろしい。なら、早く着替えてきてね。十香ちゃん達もみんな待ってるから」
「分かった。すぐいく」
士道が立ち上がると、凜祢も部屋の扉に手をかけて部屋から出ようとする。そして「あっ」となにか思い出したような顔を作ると、振替って士道に言った。
「あっ、そうだ。士道」
「ん、なに?」
そう返事をする士道に、凜祢は笑みを浮かべて唇を開いた。
「今日も一緒に頑張ろう。士道(三日月)」
「うん」
士道の返事に凜祢は満足そうに頷くと、また後でねと言って部屋から出ていった。
そしてベッドから起き上がった三日月は左手首に付けられたいくつもあるミサンガの一つを見ながら呟いた。
「夢にまで出てくるくらい心配しなくてもいいのに」
今は会えなくても、きっと■■やアトラは見守ってる。今は思い出せなくても───いつか会った時にはまた皆で話をしよう。
士道はそう思いながら立ち上がり、十香達がいるであろうリビングへと向かった。