デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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クロスブースト2でヘビアが強化されてニッコニコな鉄血です


自爆ショー、始めるか

トロワ・バートン


第ニ十一話

午後六時。

学校から帰った後、士道は公園に足を運んでいた。

これから美九に会う予定であったのだが、肝心の美九はどこにも見当たらない。

 

「───?」

 

首を傾げる士道にインカムから令音の声が聞こえてくる。

 

『彼女ならもうすぐ到着する頃合いだ』

 

「そう?」

 

士道は近くの噴水に腰を降ろすと、公園を眺める。

薄暗くなってきた夜空に、士道はぼおっとしていると、そんな士道を邪魔するかのように声が投げられた。

 

「三日月さぁぁん!」

 

公園の入口から、聞き覚えのある声が聞こえてくる。───美九だ。

士道はそちらへ顔を向けると、美九が此方へ走ってきているのが見えた。

そんな美九に士道は言う。

 

「ん。元気?」

 

そう言う士道に美九は笑顔で答える。

 

「はい!元気ですぅー!なんなら、三日月さんとデートが出来るのを待ち遠しかったんですよぉ!」

 

何時になくハイテンションな美九に士道は軽く息を吐く。

そんな士道に対し、美九は士道の左手に包帯が巻いてあることに気づく。

 

「三日月さん?それは・・・」

 

「ああ、怪我した」

 

ぶっきらぼうに答える士道に対して美九が言った。

 

「・・・十香さん達に何かあったんですよねぇ」

 

「・・・・・!」

 

美九の言葉に士道は目を見開ける。

耶俱矢といい、美九といい、妙に勘が鋭い。

そんな士道に、美九は目を閉じながら言った。

 

「そりゃ分かりますよぉ。三日月さんはいつも十香ちゃん達を気にしてますからねー」

 

そう言う美九は更に言葉を続ける。

 

「十香ちゃん達に何かあった時は絶対三日月さんは自分のせいにしますからねぇ。なんでかって言われると、十香ちゃんを助けに行った時にそんな目をしていましたからー。まあ、なんとなくなんですけどぉ?」

 

そう言って美九は顔を士道に向け、唇を開く。

 

「それに───三日月さんならきっと・・・十香さんや皆さんを助けられますよぉ」

 

美九は笑みを浮かべながら士道に言った。

 

「だって、三日月さんは私のヒーローなんですから」

 

「・・・ヒーロー?」

 

士道はそんなことを言う美九にそう返事を返す。

そんな士道に美九は頷いた。

 

「そうですよぉ。始めてあった時、私の歌を最後まで聞いてくれて───ちょーとやらかしちゃいましたけど、何も信じられなかった私が死を覚悟したあのとき───三日月さんは私を助けてくれたんですからぁ。他の誰かにどう映ったって、三日月さんは私のヒーローだってことは変わらないですよぉ」

 

美九はそう言いながら士道の目を見る。

 

「だから、きっと三日月さんなら大丈夫ですよぉ」

 

そして笑みを浮かべると、美九は歩き始めた。

 

「三日月さん。今日はせっかくのデートなんですしぃ、今は楽しめなくても楽しみましょうよぉ」

 

そう言う美九に士道が立ち上がると、同時に士道に声がかけられる。

 

「あのーすみません」

 

「ん?」

 

「はい?なんですかぁ?」 

 

声がかけられた方へ二人は顔を向けると、男性が士道達に言った。

 

「トリントンってどっちにあるか分かります?」

 

「・・・は?」

 

「はい?」

 

迷子の成人男性一人に、士道と美九は同時にそう返事を返すしかなかった。




グフ重装型「ココドコー?(´·ω·`)」

作者「時空を越えた迷子かよ・・・」
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