デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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投稿!!

ちょっとネタを考えてたら、いつの間にか一週間過ぎてました

地球の重力って凄いんだな

三日月・オーガス


第十話

「駄目だった」

 

「駄目だったじゃないわよ。このバカ」

 

士道が七罪の部屋から出ると、琴里は士道にすぐさま答える。

 

「・・・・七罪は耶俱矢達に任せるしかないわね。最後の作戦よ」

 

「最後の作戦?」

 

士道が言うと、琴里は答える。

 

 

「七罪の自信のないコンプレックスを解消する作戦よ」

 

「?」

 

首を傾げる士道に琴里は笑みを浮かべた。

 

「───決行は明日。七罪の朝食が終わり次第急襲をかけるわ」

 

「いや、何するの?」

 

そう言う士道に、琴里はチュッパチャップスを指で挟み、ニッと唇の端を上げた。

 

「さあ───私たちの戦争を始めましょう」

 

「だから何するの?」

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

「ん・・・・」

 

翌朝。七罪が目覚めると、部屋にいい匂いが漂っていることがわかった。

匂いのもとはすぐに知れた。壁の一部が変形してテーブルのようになり、その上に朝食が置かれていたのである。ロールパンが二つにベーコンエッグ、それにスープとサラダが付いている。

スープからは湯気が立ち上がり、ベーコンは未だにじゅうじゅうと音を立てている。出来合いのものではなく、たった今調理したばかりであることが知れた。

 

「・・・・・・・」

 

七罪はトレイを壁からテーブルに移動させると、皿の上に置かれた料理の匂いを注意深く嗅いでから、恐る恐る口に運び始めた。

ジューシーなベーコンとまろやかな卵の味が、口の中で複雑に混じり合う。

七罪は頬を緩ませかけ───ブンブンと首を振って耐えた。

 

「くそぅ・・・なんでこんな美味しいのよ・・・」

 

悔しげにぶつぶつと呟きながら、料理を食べ進める。

七罪はジャムをたっぷりつけたパンを頬張りながら、改めて自分が閉じ込められている部屋を見回した。

ベッドにテーブル、テレビ。他にも生活に必要なものは粗方揃っている。

だが───いつまでもここにいるわけにはいかない。七罪は特に酷かった腹部の傷をさすりながら奥歯を噛んだ。

一体どんな狙いがあるのかわからないが、それが七罪にとって不利益になるものであろうことは想像に難くなかった。きっと何らかの方法で七罪に復讐するつもりに決まっているのだ。

士道が不意打ちで自分を殺しに来たのが良い例だろう。

 

「そうはいかないんだから・・・!」

 

士道に受けた傷は、順調に治りつつある。上手くいけばあと数日のうちに、〈贋造魔女〉を顕現させることができるくらいまで回復するだろう。そうなれば部屋の壁など、文字通り紙同然である。

だが───

 

「アイツが居ない間にやらないと・・・!」

 

士道のヤツが近くにいる状態でそんなことをすれば問答無用で半殺しにされる。しかも、七罪が十香達に化けようものならお前偽物だろと言わんばかりに容赦もなくなる。

とにかく今は、体力を付けて身体を治すことを第一に考えなくてはならない。そう考えて、七罪は残る食事を一気に口にかきこんだ。

すると、その瞬間。

いきなり部屋の扉が開いたかと思うと、いくつもの人影がササッと部屋に入ってきて、一瞬のうちに七罪を包囲した。

 

「え・・・・ッ!?」

 

突然のことに驚き、素っ頓狂な声がのどから漏れ出る。

慌てて周囲を見回すと、それらが皆見知った顔であることがわかった。

琴里に真那。そして、七罪が容疑者候補に選んだ十香、四糸乃である。

琴里や真那はもちろん、恵まれた容姿を持ちながら鼻にかけていない十香も、気弱そうな態度で男の気を引く四糸乃も、七罪の嫌いなタイプの女だった。

だが、今問題なのはそんなことではない。七罪を囲んだ全員が、なぜか手に大きな麻袋やロープなどを携えていたのである。

 

「な、何・・・一体!?」

 

四方を囲まれた七罪が狼狽に満ちた声を上げると、琴里がビッ!と七罪の方を指してきた。

 

「確保ーっ!」

 

『おおーっ!!』

 

琴里の号令に合わせ、真那、十香、四糸乃が一斉に動いた。

背後からバサッちあたあ麻袋が被せられ、視界が真っ暗になる。次いで再び琴里の声が響くのと同時、今度はその袋の上から、身体がロープでぐるぐる巻きにされた。

 

「んー!んんんんーッ!?」

 

慌ててもがくも、無駄だった。手足はロープでがっしりと固定され、動かすことができない。七罪に出来るのは波打ち際に打ち上げられたアザラシのように、身体を捩ることくらいだった。

そしてすぐに、ひょいと身体が持ち上げられ、何者かに担ぎ上げられる。

 

『それで、琴里。このあとはどうするのだ?』

 

『ええ、そのままこっちに連れてきてちょうだい』

 

『うむ、わかったぞ!』

 

麻袋越しにそんな会話が聞こえたのち、七罪を担いだ十香が移動を始める。

───どこかに連れて行かれる!?七罪の脳内に、最悪の想像が駆け巡る。

 

「わーっ!わーっ!わっ、私なんて食べたら、お腹壊すわよぉぉっ!」

 

だが、そんな七罪の悲鳴も虚しく、そのまま十香達に連れていかれるのだった。




とある日

戦車「おーい、作者ー」

作者「ん?どしたよ?」

戦車「お前が探してたヤツあったぞー」

作者「探してたやつ?」

戦車「これこれ」

作者「!?これは・・・・ホワイト・グリントだぁぁ!!」


ホワイト・グリントのプラモがあって大歓喜してました
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