最近、夏バテになってぐだってた鉄血です。
しかしまあ、今年の夏は暑い!
これぞ、まさしく愛だ!
グラハム・エーカー
カツカツと廊下に足音が響き渡る。
ユージン・セブンスタークはマクギリスから連絡があり、指定された場所へと足を運んでいた。
「・・・・・」
いままでにない真剣な表情で、ユージンは部屋の扉を開けた。
その部屋の先にはマクギリスが椅子に座りながら此方を見ていた。
「急に呼び出してすまないな。ユージン・セブンスダーク」
「別に構わねえよ。で?話したい事ってなんだ?“三日月について“って言われたんだ。そりゃ気になるだろ」
ユージンはマクギリスを見ながらそう答えると、近くの高そうなソファへと腰を下ろす。
「最近、彼の様子はどうかな。変わったことなどはないかね?」
「変わったこと?・・・見たところはねえな。いつものアイツだと思うぜ」
「・・・ふむ」
ユージンの返答にマクギリスは手を口もとまで持っていき、何かを考えるかのような体制を取る。
そんなマクギリスにユージンは眉を釣り上げながら言った。
「・・・おい。さっきからお前ばっかり聞いて俺の質問にも答えてくれてもいいんじゃねえか?」
「すまないな。それで、何を聞きたいのかね?ユージン・セブンスターク」
「アンタは三日月がいまどうかって聞いたよな。三日月に何があった?俺達も他人事じゃねえ話だろ」
「・・・・・・」
マクギリスは少し黙った後、考えるような表情を作りながらも、口を開いた。
「今、三日月・オーガスの状態はかなり危うい状態だ。本人曰くまだ平気だと言ってはいるが、いつ限界が向かえても可笑しくはない」
「おい・・・三日月がヤベえ状態ってどういう事だよ!?その限界ってのも始めて聞いたぞ!?」
そう叫ぶユージンに、マクギリスは話を続ける。
「その限界の原因だが、恐らく“精霊の力“だろう。彼のガンダムバルバトスと彼女達の天使の力の相性が極端に悪いからだと私は予想しているが・・・」
悪魔と天使。狩る者と狩られる者。世界が違うとは言え、バルバトスにとっては天使は殺さねばならない存在だ。
お互いに相容れない存在同士が一人の少年の身体に身を潜め、お互いを排除しようとぶつかりあっている。
今の三日月の状態は“まだ“バルバトスが力を上回っているが、この均衡が崩れたら最後───“あの厄祭“が目覚める事になる。
そうなれば、天宮市はかつての火星にあった農業プラントのように、焼け野原になることだろう。
そうなる前に、マクギリスは三日月に言われたのだ。
“俺がしくったら、チョコの人に嫌な役目任せるけど良い?“
それはつまり──モビルアーマーが出てくる前に、三日月を殺す・・・もしくは、三日月がモビルアーマーにやられた後、任せるという意味でもあった。
「このままいけば、三日月・オーガスは確実に何処かで限界を迎えるだろう。そうなれば、モビルアーマーが彼を中心に現れる事は明白だ。なら、もはや彼を止める方法は一つしかない」
「・・・精霊の力の封印を止めさせる・・・ってか」
「ああ。今、確認している精霊は《ウィッチ》を含めて四人。《ファントム》、《シスター》、《ナイトメア》、そして《ウィッチ》・・・。“彼女達“には悪いが・・・今の私達ではモビルアーマーを止める術がない以上、始末するしかあるまい」
「・・・・!?ふざけんじゃねえぞ」
マクギリスの言葉にユージンは怒りに声を荒げた。
「三日月だってな始めてこの場所で、オルガの隣以外でやっと自分の居場所を見つけられそうなんだぞ!辛い事ばっかりで、やりたいこともやれなかった三日月のヤツが守りたいものも全部ぶっ壊すようなやり方は俺は許さねえ!オルガだってそう言う筈だ!」
「それで、世界が滅びてもかね?」
「・・・・・ッ!!」
マクギリスの返答にユージンは言い返せなかった。
「・・・だが、まだ時間に猶予はある。その間に私も万が一の事に備えて準備をしておこう。君も考えておきたまえ」
「・・・・・・」
ユージンは横を通り過ぎるマクギリスになにも言えず、立ち尽くすしかなかった。
そしてそんなユージンにマクギリスは振り返ると、その口を開く。
「これは私の・・・君達鉄華団への忠告だ。これ以上・・・彼に精霊の力を封じるのはやめたまえ。ユージン・セブンスターク」
マクギリスはそう言って部屋から出ていった。
作者「アッツー・・・。暑すぎてやる気でね・・・」
狂三「大丈夫ですの?」
作者「だいじょばない」
狂三「最近、美味しいと評判のかき氷が出たと聞きましたので、食べに行こうと思いましたのですけれど、辞めておきますわ」
作者「んにゃ、行く」
狂三「大丈夫ではありませんでしたの?」
作者「かき氷って聞いて気が変わった。無理してでも行く!」
狂三「・・・ホントに食い意地がはっていますわね」