デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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今年も暑いですね。お盆は仕事で忙しい忙しい・・・

まちまちと投稿していきます




第十六話

『────〈ハンプティ・ダンプティ〉、ドッキングに成功しました』

 

『システム、オールグリーン。軌道の調整も問題ありません』

 

『今からおよそ五時間後に、目的地点上空に到達します』

 

『DSSー099、空中艦〈プタメロン〉、所定の位置に着きました』

 

DEMインダストリー英国本社の会議室に設置されたスピーカーから、次々と報告が流れてくる。

マードックは目の前の液晶画面に示された数々のデータを目で追いながら、大仰に頷いた。

 

「────ウェストコットMDは、今どこに?」

 

『宿泊先のホテルから動いていません。空間震警報が発令されれば、避難するのはホテル内のシェルター、もしくは最寄りのDEM関連施設のものと思われます』

 

「耐久値は?」

 

「〈ハンプティ・ダンプティ〉の衝突位置が、誤差十キロメートル以内であれば、問題ありません』

 

「『セカンド・エッグ』の方は?」

 

『配備済みです。ご指示があれば、いつでも』

 

「けっこう」

 

「・・・・『セカンド・エッグ』?」

 

マードックの言葉に、シンプソンが怪訝そうな目を向けてくる。マードックは唇の端を上げながらそちらに視線を返した。

 

「まあ、念のための保険ですよ。わざわざ気にしていただくほどのことでもありません」

 

「・・・・・」

 

シンプソンはしばし無言のままマードックのことを見ていたが、やがて手元の液晶画面に目を戻した。

その様は不満そうでもあり────マードックを気味悪がっているようにも見えた。

 

「計画は非常に順調です。今日の夕方には、ウェストコットMDの訃報が届くことでしょう。社葬は盛大になりそうです。今のうちに、哀悼の言葉を考えておくことをお勧めします」

 

その言葉に、取締役たちは一瞬目を見合わせてから、ぎこちない笑みを浮かべてきた。

決行の日になったというのに、ウェストコットMDを敵に回すことを未だ恐れているらしい。

マードックは誰にも聞こえないくらいの大きさで、フンと鼻を鳴らした。別にそれはそれで構わない。どうせこの作戦が失敗したなら、首謀者であるマードックに命はない。どちらにしろ同じことだった。

無論、前MD暗殺などは最悪のスキャンダルだ。一方的に情報を握られたなら、今度はその情報を知った者を消さなくてはならない。だが、今居並んでいる取締役の面々は、いわば共犯者だ。その上、臆病者揃いときたものである。マードックが次なるMDに名乗りを上げようとも、文句を吐く者はいないだろう。

────エレン・メイザースにこの片腕を切り落とされた瞬間から、狂ってしまったのかもしれない。

 

 

◇◇◇◇◇ 

 

 

「十香さん・・・あれ、取ってもらってもいいですか・・・?」

 

「ぬ?これか?」

 

『ありがとねー、十香ちゃん』

 

「対峙。士道、あーん」

 

「いいよ。自分で食えるから」

 

「・・・夕弦よ。流石に甘やかしすぎではないか?それでは何時までたっても士道の好き嫌いが直らんであろう?」

 

「うーん、とっても美味しいですねー。これ作ったの真那さんですかぁー?」

 

「まあ、そうですけど・・・」

 

「後でー作り方を教えてくれませんかぁー?」

 

「ちゃんと覚えてくれるならいいですけどね!!」

 

「あら、結構おいしいじゃない」

 

「・・・・・」

 

七罪は肩身が狭いこの状況で彼女等に囲まれながら、目の前に並べられた料理をチビチビと口にしていた。

そんな七罪に琴里は口を開く。

 

「楽しんでるかしら?」

 

「・・・・何が目的なのよ」

 

そう答える七罪に琴里は言う。

 

「貴方のその自己評価の低さを解消するためよ。少しは解消されたでしょ?」

 

「・・・自己評価の・・・解消?」

 

琴里のその言葉を聞き、七罪は叫んだ。

 

「ち、ちょっと待ってよ・・・!?私はあんた達を鏡に閉じ込めて成り代わろうとしたのよ!?普通に考えなさいよ!あんたたちどっかおかしいんじゃないの!?」

 

七罪は感情のままに大声を上げながら琴里達を見る。

士道を除く皆はそんな七罪の様子に戸惑いながらも、目を見合わせて「うーん・・・」とうなった。

 

「まあ・・・確かに七罪ちゃんには怖い思いさせられましたけどぉ・・・・」

 

「でしょう!?なら────」

 

あごに指を当てながら言った美九に同調するように、声を上げる。しかし────

 

「でもぉ・・・それを言ってしまったら私も結構やらかしちゃいましたしー・・・水に流そうとか、そういうこと言う気はありませんけど、少なくとも私は、仲良くしたいと思ってますよ?」

 

美九が言うと、他の皆もうんうんとうなずき始めた。

 

「おお!私もだぞ!」

 

「わ、私も・・・です。きっと・・・仲良くできると、思います」

 

『聞いた話だけど、変身先によしのんを選んだって話じゃなーい?いやー、違いのわかる女だよねー』

 

「ふん、まあ、我をあそこまで追い詰めた剛の者よ。軍門に置く価値はあろうて」

 

「首肯。見どころがあります」

 

「まあ・・・仲良く出来るならしてーですね」

 

「・・・・・・ッ!」

 

七罪は言葉を失うと、よろめくように後ずさった。

なんだかもう、頭の中がぐしゃぐしゃになる。と、そんな中で、携帯の着信音が部屋に響き渡った。

 

「ん?」

 

皆の様子を見ていた士道はポケットの中から携帯を取り出して画面を開く。そしてその人物を見て、士道は携帯を耳に近づけた。

 

「なに?」

 

士道は携帯電話の通話先────マクギリスにそう返事を返すと、マクギリスは真剣な声音で士道に言った。

 

『緊急事態だ。三日月・オーガス。DEM社が廃棄予定の人口衛星〈DSAーⅣ〉を天宮市に落とすつもりのようだ』

 

「・・・落ちる時間は?」

 

『早くても二時間と思ってくれていい』

 

「分かった。じゃあ、皆を避難させておく。“俺はどうすればいい“?」

 

『人口衛星の解体、もしくは破壊を頼みたい。シャトルはこちらで用意する』

 

「分かった、すぐに向かう」

 

「どうしたのだ?シドー?」

 

士道は携帯をしまうと、此方を見ている十香達に言った。

 

「今から人口衛星が落ちてくるみたいだから、皆は避難しといて」

 

「「「「「・・・・・!!」」」」」

 

そう言って、立ち上がる士道に十香は士道の服の裾を握る。

 

「シドーは・・・シドーはどうするのだ・・・」

 

不安そうな顔を作る十香達に士道は言った。

 

「壊しに行く。だから心配しなくていいよ」

 

士道はそう言って駆け出した。

 

「「「「「「シドー(士道)(兄様)!!」」」」」」

 

 

呼び止める彼女等の声を士道は無視し、扉を開けて外へと出る。

 

「いくぞ。バルバトス」

 

そして、士道はバルバトスと共に駆け抜けた。




作者「ハマーン様バンザーイ!!」

狂三「ちょっと待ってくださいまし。暑さで頭おかしくなりました?」

作者「可笑しくなってなどいないさ!ただ、強化人間になっただけだ狂三!」

狂三「ちょっと気持ち悪いので名前を呼ばないでくれます?」

作者「強化人間とはいえ、メンタルまでは強化できないのよ?」

狂三「・・・帰りますわ」

作者「何処へ行こうと言うのかね?私達の帰る場所は彼処だろう」

ニュータイプ研究所←

狂三「ほぼ死刑宣告ではありませんの!?離してくださいまし!?」

マシュマー「さあ!共にハマーン様を讃えようではないか!」

狂三「いやああああああああ!?」
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