デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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バトオペ2でガンダム四号機bstのメガランをバイアランやヘイズル改に撃ったら、その試合が終わるまで親の仇と言わんばかりに追い回された鉄血です。

最高だぜヤマギ!今日もお前のおかげで流星号は絶好調だ!

ノルバ・シノ



第十九話 流星

「アイク!」

 

インペリアルホテル東天宮のスイートルームにいたウェストコットは、不意に響いた呼び声に後ろを振り向いた。

とはいえ、ウェストコットの後方には、部屋の出入口などなく、あるのは天宮市の街並を一望できる巨大な窓だけだった。普通に考えれば、呼び声など響いてくるはずがない。

だが、振り向いてすぐに状況を理解する。CRーユニットを纏って宙を浮いたエレンが、四角くくり抜かれたガラスの向こうからウェストコットを呼んでいたのである。恐らく、ロビーから入る手間を嫌って、直接部屋に飛んできたのだろう。

 

「やあ、エレン。素敵な登場だが、少しノックが荒っぽいのではないかな」

 

綺麗なガラスの切断面を見ながらウェストコットが言うと、エレンはガラスに開いた穴から部屋に入ってきた。

 

「冗談を言っている場合ではありません。今すぐ逃げてください。先の取締役会での造反組が、あなたを狙ってここに人口衛星を墜落させるつもりです」

 

「ああ、聞いているよ。先ほど私の方にも連絡がきた」

 

ウェストコットは唇の端を上げると、くつくつと笑った。

 

「まさかマードックに、これほどの度胸と実行力があるとは思っていなかったよ。暗殺者を寄越すのではなく、廃棄予定の人口衛星を使うという手も面白い。いやはや、彼を過小評価していたかもしれないな。素晴らしい人材だ。イギリスに帰ったなら、褒めてやらねばならないな」

 

「・・・アイク」

 

ウェストコットの楽しげな様子を不満がるように、エレンが言ってくる。

 

「とにかく、このままでは危険です。私のテリトリーで保護しながら、できるだけ遠くへ飛びます。必要なものを纏めてください」

 

「別にここでも大丈夫だろう。何、大したことにはならないさ」

 

「・・・、確かに私と一緒ならば、テリトリーで被害を抑えることは可能でしょう。ですが万が一ということがあります」

 

「いや、それ以前に私はマードックの作戦は失敗すると踏んでいるよ」

 

ウェストコットが言うと、エレンは怪訝そうに眉をひそめた。

 

「どういうことですか」

 

「────ここ、天宮市はイツカシドウの家があり、精霊たちの生活基盤にもなっている。それに、〈ラタトスク〉の空中艦がいるのもまず間違いないだろう。彼らならば、きっと何とかするだろうさ。何しろ───あのエリオットが作り上げた組織なのだからね」

 

「・・・・・」

 

エリオットの名を出した瞬間、エレンの顔が不快そうに歪むのがわかった。

 

「信じられません。そんな理由でここに留まるというのですか?」

 

「ああ。いけないかな?」

 

「当然です。あなたは自分の重要性をわかっていないのですか」

 

「ふむ・・・・」

 

「アイク」

 

咎めるような口調でエレンが言ってくる。ウェストコットは小さく息を吐いて両手を小さく上げた。

 

「わかったよ。ではこうしよう。確かに万が一ということはある。マードックは周到だ。二の手、三の手があることも十分考えられる。だから────」

 

ウェストコットはエレンに向けていた顔を前方──部屋の中心に戻す。

そこには、一人の少女が先ほどから一言も発さず、立っていた。

 

「彼女を現場に派遣しておこう」

 

「・・・・、彼女を、ですか」

 

「ああ。〈メドラウト〉のちょうどいい試運転にもなるだろう」

 

ウェストコットはそう言うと、目を細めながら少女に問うた。

 

「───君の力を見せてほしい。どうかな?」

 

「・・・・・」

 

少女は、やはり何も言わぬまま、ただ、こくりと頷いた。

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

「────〈贋造魔女〉!」

 

七罪がそう叫ぶと、彼女の手に箒型の天使が現れ、その先端が展開したかと思うと、目映い光を辺りを包み込む。

 

「ぬ!?」

 

「きゃっ・・・・!」

 

「うわ・・・・っ!?」

 

十香達は思わず一瞬目を覆った。

そして、次に目を開けた瞬間。

 

「なっ・・・・」

 

十香は、上空を見上げて、一瞬前とは対象的に、驚愕に目を見開いた。

だがそれも当然である。何しろ、上空数千メートルに存在していた人口衛星のうち一つが、まるまるとした巨大なブタのマスコットに変貌してしまっていたのだから。

間違いなく〈贋造魔女〉の変身能力である。十香はハッとして七罪を見やった。

 

「ほら、早くしなさいよ・・・!」

 

苛立たしげに七罪が言う。未だに天宮市の上空には、巨大なブタが迫りつつあった。爆弾としては極めて低くなったかもしれないが、あれだけのサイズだ。墜落すれば、凄まじい衝撃だろう。

 

「なら、私も頑張らないとですねー。〈破軍歌姫〉───【行進曲】!」

 

美九が叫ぶと同時、天使から勇ましい曲調が響き渡り───人口衛星を押し留めていた風と氷の壁が、更に強度を増した。

 

「すごい・・・です」

 

「よくやった!美九!七罪!後は我らに任せよ!さあ、いくぞ!夕弦!」

 

「応答。いつでもどうぞ」

 

二人は小さく頷き合うと、耶俱矢が左手を、夕弦が右手を差し出し───ぴたり、と合わせる。

そして二人の霊装と天使が光り輝き、弓のような形状を作り上げた。

そして最大まで引いた弓を上空の巨大なブタへと向ける。

 

『〈颶風騎士〉───【天を駆ける者】!!』

 

二人は同時に手を離し、その巨大な矢を、天高く打ち上げた。

だがしかし、それは限定霊装による一撃のもの。本来の威力とは程遠く、周囲に浮いていた〈バンダースナッチ〉がそんな二人の攻撃をテリトリーを張って大幅に威力を衰退させる。

 

「十香!」

 

「十香さん」

 

耶俱矢と夕弦は同時に叫ぶと、十香は〈鏖殺公〉を両手で高く掲げる。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 

十香の放った斬撃が守るものがなくなったターゲットへと炸裂した。

しかし巨大なブタは半壊になり、中から大量のチュッパチャップスがその姿を覗かせている。が、まだ足りない。

 

「く────!」

 

あと少し。本当にあと少しなのだ。しかし、そのほんの少しが、どうしても埋まらない。

琴里や真那、〈フラクシナス〉は敵戦艦を引きつけていて、手が貸せる状態ではない。四糸乃もあの巨大なブタを支えるので精一杯だ。

 

「このままでは────!」

 

十香はもう一度、力を溜めなおそうとした時────。

 

「〈贋造魔女〉!」

 

七罪が、右手に握った天使を掲げて、再び叫びを上げる。

 

「───【千変万化鏡】!!」

 

瞬間。

七罪が掲げた箒型の天使に、変化が現れる。

箒全体が、磨き上げられた鏡面のような色に覆われていき、放棄自身が、粘土のようにシルエットを変貌させていく。

そして、数瞬のあと。

 

「な・・・・っ!?」

 

「これって・・・十香さんの・・・」

 

「は・・・・!?」

 

「驚愕。これは・・・」

 

「うっそぉ・・・」

 

七罪の手に収まっていた“それ”を見て、皆は目を丸くしていた。

それは、一振りの『剣』だった。

七罪の身の丈はありそうな幅広の刀身。金色に輝く鍔に、漆黒の柄。そう────

 

───天使〈鏖殺公〉が、そこに顕現していた。

 

「皆に────士道達に何してくれてんのよぉぉぉッ!」

 

七罪はそう叫ぶと、〈鏖殺公〉を半壊の巨大なブタ目がけて振り抜いた。

 

「〈鏖殺公〉・・・・!」

 

するとその刀身に光が溢れ、七罪の太刀筋に沿うように、斬撃が飛んでいく。

形だけではない。十香のそれには劣るものの、それは間違いなく本物の〈鏖殺公〉と同じ力を有していた。

七罪のその斬撃が巨大なブタへと直撃する。

テリトリーを砕き、巨大なブタは漫画のようにコミカルな音を立てて弾け飛び────無数のチュッパチャップスが、雨のように降り注いだ。

 

「────士道!」

 

七罪は更に上空────宇宙の大気圏にいる士道に目を向ける。

そう。あそこにはまだ士道がいる。あの人口衛星を破壊しなければここで壊した私達の努力が無駄になってしまう。七罪が十香達と一緒に士道の所へ向かおうとした時、十香達の真下から二つの砲弾が一直線に人口衛星へと突き刺さった。

バキバキバキッ!と、巨大なヒビを入れながら人口衛星がヒビ割れていく。

 

「なに!?」

 

七罪と十香達は遥か下────地上に目を向ける。

建物も何もかもが小さくなった天宮市の中に一際目立つピンク色の人型が背中に背負うその砲身を人口衛星へと向けていた。

 

「あれって────」

 

七罪は知っていた。あのとき────七罪がが廃ビルにいた時に、一瞬だけ姿を見ることが出来たド派手なピンク色のあの機体。

 

“ガンダムフラウロス“がそこに立っていた。




作者「クアンタムバースト!」

狂三「いきなりどうしましたの?」

作者「いや、ゼロシステム搭載機にクアンタムバーストしたらどうなるのかって思ってさ」

狂三「それで?結果はどうでしたの?」

作者「それは狂三、君がもうすぐ分かる」

狂三「?どう言う・・・ってあああああ!?」

作者「ゼロシステムの敵を殺す未来予知がクアンタムバースト通じて無差別にばら撒かれるんだよなぁ!?」

狂三「これ私でなければ発狂ものですわよ!?」

作者「だからこれすると、周囲を廃人化させて無力化出来るか、錯乱したパイロットがゼロシステム持ちの機体に群がるように殺しに掛かってくるんだよ・・・」

狂三「対話もへったくれもありませんわね!?」

作者「そりゃあな!!」
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