デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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最近はバトオペでEXーSで連勝している鉄血です。

火力で全てねじ伏せるの楽しいですね!

マクギリスゥ!

ガエリオ・ボードウェン


第八話 キマリスヴィダール

キマリスが近くにいた折紙目掛けて突撃する。

 

「・・・・・ッ!」

 

折紙は半ば強襲じみたキマリスの突撃を必要最低限の動きで避けた。だが、“ソレは致命的な判断だった“。

キマリスは折紙のその回避行動に合わせるように膝部に装備されたドリルニーを折紙の視界の外側から霊装越しにその脇腹へと叩き込む。

 

キュイイイイイイイイイイイイッ!!

 

ドリルニーの高速回転による耳障りで甲高い音が周囲に鳴り響く。

 

「あああああ、ああああああああああッ!?」

 

霊装を問答無用で貫通させながら、ドリルニーは折紙の脇腹を掻き回し、削り取っていく。

常人ならば痛みで発狂しかねないソレを折紙は耐えながらキマリスを突き飛ばすことによって何とか引き剥がした。

タンパク質の焼ける臭いが辺りに充満する。

先の一撃で一般の人間であれば致命傷になる攻撃も、精霊となった折紙は重症という形で持ち堪えていた。

顔を歪ませ、額や身体に大量の汗を流しながら苦痛の表情でキマリスを睨み付けた。

左手をドリルニーによって削りとられた脇腹を抑えるが、純白の長手袋をドス黒く血で汚すばかりですぐには出血が止まりそうにない。

 

「はああぁぁぁぁぁッ!!」

 

そんな折紙の状態を見て、十香はすぐさま標的をキマリスへと変えた。

コイツはマズイ。

十香の直感と生存本能がそう告げている。

シドーのバルバトスやチョコレートをくれる怪しい男が扱うものと良く似ているが、それよりも危険だと先程の動きで理解出来る。

それにこの殺気。十香や折紙に向けられる殺気の圧力は今まで感じてきたものの中で一番高い。

少しでも隙を晒せば致命傷になりかねない攻撃を叩き込まれる。十香は頭の中で理解しながらもキマリスの猛攻をギリギリの所で防いでいた。

ランスの突き、薙ぎ払い、距離を取ればランスに装備されている銃口から大量の弾丸が発射され距離を詰められる。

十香の〈鏖殺公〉は大剣の部類に入るため、下手な攻撃をすれば一瞬でカウンターを取られるだろう。

まだその機会を見てはいないものの、この実力だとそれくらいは容易いものだろうと理解出来た。

 

「どうすれば────!」

 

どうすればこの怪物を自分や折紙から引き剥がせる?どうすれば────!

焦りが十香の中で渦巻いていく。

そしてその焦りが十香の判断を鈍らせた。

キマリスのランスによる突きを〈鏖殺公〉の腹で受け止め、十香は思いきり弾き飛ばされ、態勢を崩す。

 

「しまった!?」

 

態勢を崩した十香がそう叫ぶがもう遅い。

もう目と鼻の先にキマリスのドリルランスが迫っている。

 

「・・・シドー────ッ!」

 

十香は痛みに耐えようと目をギュッと閉じ、士道の名前を呼ぶ。

そんな十香にキマリスのドリルランスが十香の胸を突き砕こうとしたその時だった。

 

ガキンッ!!

 

金属と金属が勢いよくぶつかり合う音が十香の眼の前で響き渡る。

 

「────────」

 

十香が目を開けると、そこにいたのは巨大なスラスターを吹かせ、両手に握られた双剣を十字に固めながらキマリスのドリルランスを防ぐバエルの姿があった。

そしてそのバエルを扱うマクギリスはキマリスを見て呟く。

 

「ガンダムキマリス・・・確かにキマリスの相手は私以外には荷が重いな」

 

マクギリスは両手に握ったバエル・ソードでキマリスをランスごと力ずくで弾き飛ばした。

そして一瞬だけ十香に視線を向けた後、すぐにキマリスに視線を合わせながら十香に言った。

 

「夜刀神十香。君はここから離れたまえ。キマリスの相手は君では無理だ。すぐに三日月・オーガスと共に〈ラタトスク〉へと撤退しろ」

 

「だが、まだ折紙が!」

 

この場にはまだ重症になった折紙がいる。そんな折紙を放っておくことは出来ない。そう食い付く十香にマクギリスは短く答えた。

 

「彼女ならもうこの場から撤退している。あの重症だ、回復するのにも時間がかかるだろう。キマリスの相手は私がしよう。今のキマリス相手に油断はせんよ」

 

「・・・・・ッ、すまぬ」

 

十香は折紙の事を聞き、眉を歪ませると、マクギリスに背を向けて士道がいる方向へと向かっていった。

そしてマクギリスはキマリスに視線を戻す。

 

「・・・さて、久しぶりの再戦だ。私も少々腕が鈍ってしまってな。彼等が撤退するまで付きあってもらうぞ」

 

『────────!』

 

マクギリスの駆るガンダムバエルとキマリスヴィダールがお互いにぶつかり合う。その戦いに誰も横槍出来るものはいない。

そしてバエルの双剣とキマリスのランスがぶつかり、二人の決闘が始まった。

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

「鳶一折紙が精霊に・・・〈プリンセス〉が此方に向かって来ていると・・・なるほど。彼女はこの場から立ち去りましたか」

 

エレン・メイザースは冷静な口調で先の情報を口にする。

そして士道に視線をうつして唇を開いた。

 

「これ以上貴方と戦うのは無駄ですね。〈プリンセス〉も来ていますし。それに今の装備では貴方の装甲を突破することは難しい。ですからここはお互いに撤退という事でよろしいですか?」

 

そう言うエレンに士道は言う。

 

「やらせると思う?」

 

たとえバルバトスの調子が悪くても問題ない。エレンからは見えないが、右半分の視界が赤く染まっているのも士道からしてみれば多少は問題なかった。

 

「貴方ならそう言うと思ったので一応、それ相応の装備はしてあります。それではまた。五河士道」

 

エレンはそう言って凄まじいスピードで戦闘域から離脱していき、逃げていく。士道はソレを追うことはせず小さく舌打ちをすると、此方に向かってくる十香を見て小さく安堵の息を吐く。

空にはあの日、地球で見た夕日が沈み掛けていた。




作者「・・・・」

狂三「・・・・作者さん」

作者「どしたの?トッキー?」

狂三「なぜ、私達は無人島に漂流しているのですか!?」

作者「しゃーねじゃん。俺だってなんで漂流してんのか分かんねえし。それにガイアガンダムとインパルス漂着してるし」

狂三「それってもしかしてあのシーンですの?」

作者「かもね。あっそうだ、トッキー、ココナッツ飲む?」

狂三「なぜ急にと言いたい所ですわ・・・まあ、喉が乾いていますし、いただきますわよ」

作者「まあ、野生のココナッツだから飲んでもクソマズイけど」

狂三「ゴフッ!?先にソレを言ってくださいまし!?」
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