デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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ちょっと短いですが投稿!


狂三「作者さん」

作者「どしたの?」

狂三「なぜ今日は珍しくあとがきではなく、まえがきに私達がいるんです?」

作者「後半がおまけだからね、仕方ないね。まあ、そんなことよりもガンプラ作ろうぜ!今日はストフリあるから」

狂三「確か、そのストライクフリーダムは翼の部品が多いって聞く・・・?」

作者「某プラバンも買うなって言ったパーフェクトグレードのストフリ」

狂三「・・・徹夜になりそうですわね」



第九話

廃墟と化した住宅街から飛び去って、数分。ひとけのない高台に至ったところで、折紙はようやく飛行速度を緩めた。

 

「・・・・・・っ」

 

折紙は苦痛で顔を歪めながらちらと後方を見やるが、どうやら誰も追ってはきていないようである。

そしてゆっくりと近くの壁に背を預けながら、キマリスにやられた脇腹を見る。

グチャグチャにかき回された肉片と大量の出血で白いドレスは赤くなっているが、傷口の出血はもう止まっていた。

そして折紙は自分の纏った純白の衣に視線を落とした。

精霊が持つ、最強の鎧。

そう。折紙が纏っていたそれは紛れもなく霊装であった。

 

「私が────精霊・・・・」

 

折紙は言葉をこぼすと、胃の奥からせり上がってくる嘔吐感を抑えるように奥歯を噛みしめる。

自分が最も嫌い、憎み、忌んでいた存在に、自分がなってしまったという途方もない嫌悪感が襲ってくる。

しかし。今の折紙にはそれよりもずっと気にしなければならないことがあった。

言うまでもない。折紙を精霊にした、あのノイズのような『何か』のことである。

 

「まさか、あれが・・・」

 

人間を精霊にする。その信じがたい能力に、しかし折紙には聞き覚えがあったのだ。

元は人間であった筈の五河琴里は精霊に変えたという『何か』。

五年前のあの日、燃え盛る街の中にいたという、『もう一人の精霊』。

 

「・・・・、あれが、〈ファントム〉・・・?」

 

折紙の前に現れた『何か』が、五年前士道たちの前に現れた〈ファントム〉と同一のものかどうかは確証がない。

だが────もしもあの『何か』が、五年前天宮市南甲町に現れた精霊だとしたならば、それは。

 

「あいつが・・・お父さんと、お母さんを・・・?」

 

────あの正体不明の『何か』が、折紙の両親の仇である、ということに他ならなかった。

 

「今の・・・私なら」

 

───斃すことができる。精霊を。

 

〈ファントム〉だけではない。夜刀神十香を。四糸乃を。五河琴里を。八舞耶俱矢を。八舞夕弦を。誘宵美九を。七罪を。それこそ、あの時崎狂三ですら────

 

「・・・・ぁ────」

 

そこまで考えて。折紙は、ハッと目を開いた。

とある考えが、折紙の脳裏を掠める。

それは、一つの可能性だった。折紙が勝手に想像しただけの絵空事に過ぎない。実現する確証などはない。むしろ、成功する確率は極めて低いだろう。

 

「もし・・・そんなことが、可能だとしたら・・・」

 

時間の逆行。もし、時崎狂三がそれを使うことが出来るのならば────

折紙は、全身に鳥肌が立つのを感じた。さきほどのような嫌悪感とは違う。一条の光を見つけたかのような、興奮にも似た感覚だった。

 

「・・・・・・・」

 

折紙はこくんと唾液を飲み下すと、足を一歩前に出した。

時崎狂三を、捜すために。




「三日月さん!起きてください!学校すよ!」

「・・・・・」

士道は────に起こされる。

「三日月さん。十香さん達がもう待ってるっすよ。早く支度しないと」

────にそう言われ、士道は返事を返す。

「分かってる。ハッシュ、鞄取って」

「もう準備してあります」

士道はそう言った瞬間に、ハッシュの手には士道の鞄が握られていた。

「ありがと」

士道は身体を起こすと、服をタンスから取り出そうとする。

「三日月さん!制服の準備も出来てるっすよ」

ハッシュの手に士道の制服があった。

「・・・・・」

相変わらず準備が早い。
士道はゆっくりと制服を着た後、ハッシュに言った。

「んじゃ、行ってくる」

「行ってらっしゃい!三日月さん!」

ニッと笑うハッシュに士道は適当に返事を返す。

「あ、そうだ。───ハッシュ」

士道は何かを思い出したかのように振り向くと、そこにハッシュの姿はなかった。

「・・・・・」

士道は少しの間目を細めると、外から士道を呼ぶ声が聞こえる。

「シドー!まだかー!」

「遅いぞ士道!早くせぬか!」

「同調。早くしてください」

「うん。今行く」

三人の呼ぶ声に士道は返事を返すと、部屋の扉を閉める。
そして誰もいない部屋で────

三日月さんは人気ものっすね。流石三日月さんです

そんな声が誰もいない部屋で消えていった。
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