ストフリの羽作るの面倒くせぇ・・・
なにあの量のパーツ・・・
それで言い訳つくだろ!帰っちまえ!
綺麗なリディ
「それにしても、よくここがわかりましたわね」
「・・・・・」
狂三が言うと、折紙はおもむろに右手を前に動かした。────ぐったりとした『狂三』の首を掴んだ、右手を。
「ぅ・・・・ぁ・・・・」
狂三と同じ顔をした少女が、苦しげにうめき声を上げる。見やると、その身に纏った霊装のあちこちに痛ましい傷が見て取れた。どうやらここに至るまでに手酷くやられたようである。
「────あなた本人を見つけるのが困難でも、街中に何人も紛れているあなたの分身体を捕まえるのは、今の私にはそう難しいことではない」
言って、折紙は分身体の首を放す。
「ぐ・・・っ、けほっ・・・けほ・・・っ」
分身体は屋上に突っ伏してから数度咳き込み、恨めしそうに折紙を見上げながら、逃げるように影の中に消えていった。
「あらあら、随分と手荒いですわね」
「殺さなかっただけ加減はしている」
「ふぅん・・・そうですの」
狂三は唇を指で撫でながら眉をひそめる。
「それで、わたくしに一体何の用でして?まさか、精霊になればわたくしに勝てるとでも思いですの?もし分身体の力を物差しにしておられるのだとしたら、痛い目を見ますわよ」
言って、挑発するように指をクイと曲げてみせる。
だがそれでも、折紙は仕掛けてこなかった。ただ静かに狂三の目を見据えたまま、言葉を発する。
「・・・、私は、あなたと戦いに来たのではない」
その言葉は信じてもよいだろう。もしも折紙が狂三に敵対する意志を持っているのなら、分身体を逃がさず、殺していたはずだ。
しかし、狂三は挑発を込めて口元を歪めた。
「あら、精霊嫌いの折紙さんとは思えないお言葉ですわね。何人もの人間を殺している精霊と対峙しておられるというのに、討たなくてもよろしいんですの?」
「・・・・・」
そこで初めて、折紙の眉がぴくりと動く。だがそれでも、折紙は狂三を攻撃してこようとはしなかった。
いよいよ折紙の狙いがわからない。狂三は大仰に肩をすくめてみせる。
「なら、一体何ですの?お茶のお誘いというわけでもありませんでしょう?」
狂三が言うと、折紙は真剣な表情のまま首を前に倒した。
「一つ、質問に答えて欲しい」
「質問・・・ですの。うふふ、答えられるかどうかは内容によりますわねぇ」
おどけるように言う。折紙はそれを了承の印と受け取ったのだろう。真っ直ぐ狂三を見据えたまま、言葉を続けた。
「あなたの天使〈刻々帝〉は、時間を操る天使。そして十二ある文字盤の一つ一つに、異なる能力を有している」
「・・・・・」
狂三は無言のままあごを撫でる。
折紙の言うことは概ね当たっている。・・・が、別段警戒するようなことでもない。
しかし。次なる折紙の言葉に、狂三は思わず眉根を寄せることになってしまった。
なぜなら────
「────その十二のうちのいずれかに、撃った対象を過去に送る弾は存在する?」
狂三が一度も見せたことのない最後の弾───【十二の弾】の能力を、折紙が正確に言い当ててみせたからである。
「・・・もしあるとしたら、どうだといいますの?」
狂三は怪訝そうな顔を作りながら問い返す。その回答を肯定と受け取ったのだろう、折紙が続けてくる。
「────時崎狂三。あなたの力を借りたい」
「・・・・は?」
折紙から発せられた意外な言葉に、狂三は思わず目を丸くした。
「今、何と仰いまして?」
「あなたの力を借りたい、と言った。───あなたの、天使の力を」
「・・・・・あら、あら」
狂三はあごを名でながら、思惑を探るように折紙に視線を這わせる。
「わたくしに、あなたのために【十二の弾】を使えと、そう仰りたいんですの?」
「そう」
「一応・・・・・聞くだけ聞いておきますけれど。過去に戻って何をするおつもりですの?まさか、幼少期の無邪気な士道さんが見てみたい・・・・・だなんて理由ではないでしょう?」
別に心変わりをしたわけではない。だが、精霊の力を手に入れた折紙が【十二の弾】を使って何をしようとしているのか────それには、非常に興味があった。
「・・・・・」
折紙は数瞬の思案のあと、こくりとうなずき、唇を動かした。
「あなたの弾で、私を撃ってほしい。────私を、“五年前の八月三日“に、飛ばして欲しい」
「・・・五年前?」
狂三は怪訝そうに眉根を寄せた。
「その時代で一体、何をしようというんですの?」
問うと、折紙は一瞬視線を険しくしてから続けた。
「“私は、五年前に戻って、私の両親を殺した精霊を、殺す。お父さんとお母さんが死んだという出来事を、なかったことにする。────私はこの力で、歴史を変える”」
折紙のその目は決意を示すように強い意志を含んでいた。
狂三「・・・終わりませんわ」
作者「翼のパーツが多すぎるのよ。目が疲れる」
狂三「良くこんなもの作ろうと思いましたわね」
作者「完成させたらカッコイイし、達成度はあるでしょ」
狂三「まあ、そうですわね」
作者「ああ、翼は後づけな。重さで付け根が折れるから」
狂三「え?もうつけちゃいましたわよ?」
作者「え?」
狂三「え?」
パキッ←付け根が折れる音