デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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ストフリの羽作るの面倒くせぇ・・・
なにあの量のパーツ・・・

それで言い訳つくだろ!帰っちまえ!

綺麗なリディ


第十一話

「それにしても、よくここがわかりましたわね」

 

「・・・・・」

 

狂三が言うと、折紙はおもむろに右手を前に動かした。────ぐったりとした『狂三』の首を掴んだ、右手を。

 

「ぅ・・・・ぁ・・・・」

 

狂三と同じ顔をした少女が、苦しげにうめき声を上げる。見やると、その身に纏った霊装のあちこちに痛ましい傷が見て取れた。どうやらここに至るまでに手酷くやられたようである。

 

「────あなた本人を見つけるのが困難でも、街中に何人も紛れているあなたの分身体を捕まえるのは、今の私にはそう難しいことではない」

 

言って、折紙は分身体の首を放す。

 

「ぐ・・・っ、けほっ・・・けほ・・・っ」

 

分身体は屋上に突っ伏してから数度咳き込み、恨めしそうに折紙を見上げながら、逃げるように影の中に消えていった。

 

「あらあら、随分と手荒いですわね」

 

「殺さなかっただけ加減はしている」

 

「ふぅん・・・そうですの」

 

狂三は唇を指で撫でながら眉をひそめる。

 

「それで、わたくしに一体何の用でして?まさか、精霊になればわたくしに勝てるとでも思いですの?もし分身体の力を物差しにしておられるのだとしたら、痛い目を見ますわよ」

 

言って、挑発するように指をクイと曲げてみせる。

だがそれでも、折紙は仕掛けてこなかった。ただ静かに狂三の目を見据えたまま、言葉を発する。

 

「・・・、私は、あなたと戦いに来たのではない」

 

その言葉は信じてもよいだろう。もしも折紙が狂三に敵対する意志を持っているのなら、分身体を逃がさず、殺していたはずだ。

しかし、狂三は挑発を込めて口元を歪めた。

 

「あら、精霊嫌いの折紙さんとは思えないお言葉ですわね。何人もの人間を殺している精霊と対峙しておられるというのに、討たなくてもよろしいんですの?」

 

「・・・・・」

 

そこで初めて、折紙の眉がぴくりと動く。だがそれでも、折紙は狂三を攻撃してこようとはしなかった。

いよいよ折紙の狙いがわからない。狂三は大仰に肩をすくめてみせる。

 

「なら、一体何ですの?お茶のお誘いというわけでもありませんでしょう?」

 

狂三が言うと、折紙は真剣な表情のまま首を前に倒した。

 

「一つ、質問に答えて欲しい」

 

「質問・・・ですの。うふふ、答えられるかどうかは内容によりますわねぇ」

 

おどけるように言う。折紙はそれを了承の印と受け取ったのだろう。真っ直ぐ狂三を見据えたまま、言葉を続けた。

 

「あなたの天使〈刻々帝〉は、時間を操る天使。そして十二ある文字盤の一つ一つに、異なる能力を有している」

 

「・・・・・」

 

狂三は無言のままあごを撫でる。

折紙の言うことは概ね当たっている。・・・が、別段警戒するようなことでもない。

しかし。次なる折紙の言葉に、狂三は思わず眉根を寄せることになってしまった。

なぜなら────

 

「────その十二のうちのいずれかに、撃った対象を過去に送る弾は存在する?」

 

狂三が一度も見せたことのない最後の弾───【十二の弾】の能力を、折紙が正確に言い当ててみせたからである。

 

「・・・もしあるとしたら、どうだといいますの?」

 

狂三は怪訝そうな顔を作りながら問い返す。その回答を肯定と受け取ったのだろう、折紙が続けてくる。

 

「────時崎狂三。あなたの力を借りたい」

 

「・・・・は?」

 

折紙から発せられた意外な言葉に、狂三は思わず目を丸くした。

 

「今、何と仰いまして?」

 

「あなたの力を借りたい、と言った。───あなたの、天使の力を」

 

「・・・・・あら、あら」

 

狂三はあごを名でながら、思惑を探るように折紙に視線を這わせる。

 

「わたくしに、あなたのために【十二の弾】を使えと、そう仰りたいんですの?」

 

「そう」

 

「一応・・・・・聞くだけ聞いておきますけれど。過去に戻って何をするおつもりですの?まさか、幼少期の無邪気な士道さんが見てみたい・・・・・だなんて理由ではないでしょう?」

 

別に心変わりをしたわけではない。だが、精霊の力を手に入れた折紙が【十二の弾】を使って何をしようとしているのか────それには、非常に興味があった。

 

「・・・・・」

 

折紙は数瞬の思案のあと、こくりとうなずき、唇を動かした。

 

「あなたの弾で、私を撃ってほしい。────私を、“五年前の八月三日“に、飛ばして欲しい」

 

「・・・五年前?」

 

狂三は怪訝そうに眉根を寄せた。

 

「その時代で一体、何をしようというんですの?」

 

問うと、折紙は一瞬視線を険しくしてから続けた。

 

「“私は、五年前に戻って、私の両親を殺した精霊を、殺す。お父さんとお母さんが死んだという出来事を、なかったことにする。────私はこの力で、歴史を変える”」

 

折紙のその目は決意を示すように強い意志を含んでいた。




狂三「・・・終わりませんわ」

作者「翼のパーツが多すぎるのよ。目が疲れる」

狂三「良くこんなもの作ろうと思いましたわね」

作者「完成させたらカッコイイし、達成度はあるでしょ」

狂三「まあ、そうですわね」

作者「ああ、翼は後づけな。重さで付け根が折れるから」

狂三「え?もうつけちゃいましたわよ?」

作者「え?」

狂三「え?」

パキッ←付け根が折れる音
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