作者「とうとう此処まできたなぁ・・・」
狂三「もう十巻が終わって・・・ですからね」
作者「そうそう。まあ、ここから頑張りどころよ。まあ、三日月編はめっちゃ長くなりそうだけど」
狂三「頑張ってくださいな」
作者「お前も頑張るんだよ!」
「〈ナイトメア〉・・・一体何のようですか」
真那は眉を顰めながらそう言った。
そう言う真那に、狂三はクスクスと笑いながらその唇を開く。
「あらあら、わたくしはお手伝いをしにきたのですけれど」
「・・・手伝い?」
士道の言葉に、狂三は嘆息するように吐息を漏らす。
「あらあら、士道さんにそんなに信用無いだなんて。悲しいですわね。────一体、わたくしが何の邪魔をしていると仰いますの?」
狂三はそう言いながら折紙の方を一瞥する。
「“ああ”なってしまったら、もう何をしても意味がありませんわ。今の折紙さんには、何者の声も届きませんわよ。────それが如何に、士道さんであっても」
そう言って目を細める。
「本当に、一体あの先で何を知ってしまったのやら」
「・・・?」
ボソリと呟いた狂三の言葉の意味が分からず、皆は怪訝そうな顔を作る。
しかし狂三はすぐに表情を戻すと、息を吐いた。
「まあ────とにかく。わたくしはわたくしのすべきことをするだけですわ」
言うと、狂三はトン、と後方に一歩飛び退き、両手を広げた。
するとその動作に合わせるように、足下に広がった影から、二挺の中が飛び出してきて、狂三の手に収まった。
一つは銃身の長い歩兵銃。もう一つは短銃である。士道の持つ無骨で飾り気のない銃とは違い、双方アンティークのように精緻な細工が施された、古式の銃だった。
そしてそれに次ぐように、影の中から巨大な時計の文字盤が姿を現す。
〈刻々帝〉。狂三が持つ、時間を操る天使。
「さあ、さあ、〈刻々帝〉。始めようではありませんの」
すると、狂三の言葉に答えるように〈刻々帝〉が蠢動し、文字盤の数字から影を滲み出て、銃口に収まった。
そして狂三がニッと唇を歪め、二挺の銃を士道へと向けた。
「・・・シドー!!」
「・・・士道さんっ!」
「士道!」
「「士道!!」」
「三日月さん!」
「士道!」
「兄様!!」
皆が士道の名を呼ぶ中で────“三日月“は、狂三の妖しい笑みをジッと見つめていた。そんな士道に狂三は銃の引き金に指をかけ────
「さあ、士道さん────わたくしたちの戦争を、始めましょう?」
狂三は、引き金を引いた。
漆黒の弾丸を士道は避けず、胸に突き刺さる。
そして気味の悪い感覚と共に、士道はそのまま意識を失った。
十香達の叫びを聞きながら────
◇◇◇◇◇
士道の視界に眩い光が飛び込んでくる。
「・・・なんだ?」
じりじりと暑苦しい空気と灼けるように暑い太陽に、士道は顔を顰める。
そして周りから、ミンミンという虫の鳴き声を捉えたのである。
「・・・・蟬?」
士道は首を捻り、身体を起こす。
どうやら自分は屋外────しかも、道路のど真ん中で寝ていることがわかる。
「・・・・・?なに、これ?」
蟬のうるさい鳴き声に、この暑い太陽と熱気。そして前にいる人々の服装も、皆半袖だった。
「・・・・?」
と、士道は近くにあった電気屋デジタル時計に目を向けた。
「・・・・五年前・・・?」
デジタル時計に刻まれた数字は確かに五年前の日付だったのである。
作者「さあさあ!今回はすごいのが入ったよ!なんと!あのラタトスクのヴァナルガンドが格安で手に入ったんだからね!次はガンダムXを売り出すけど、汎用性はこっちが上だよ!」
狂三「・・・作者さん、それは確か真那さんの・・・」
作者「気にしなーい。気にしなーい」
真那「勝手に人のモノ売り飛ばそうとするんじゃねーですよ!このバ作者!!」