デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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今回は本格的に三日月とハシュマルの遭遇です!


第ニ話

「・・・は?」

 

『歴史を変えるつもりでやがりますか!?』

 

士道と真那は互いに違った反応を示しながら、狂三に返答を求める。

だが狂三はそんな二人に言い聞かせるように唇を開いた。

 

『ええ。わたくしに見せてくださいまし。この救いのない破滅を、希望の潰えた惨劇を、“なかったこと”にしてみせてくださいまし』

 

「・・・・・」

 

狂三の言葉に士道は口を閉じる。

今────十香達がいる時代の惨劇を士道がこの世界で起こるはずであろう、折紙と〈ファントム〉との戦いに参戦し、破滅をなかった事にしてみせろと、狂三は士道に言ったのだ。

誰しも変えたいと思った過去はある。それは自分もあるくらいだと。オルガが死ぬ瞬間に自分がいればもしかしたら────と。

だが、士道が狂三に返した答えは恐ろしく完結だった。

 

「なんで変える必要があるの?」

 

『────────』

 

『────兄様?』

 

士道の返答に、狂三と真那は困惑と驚愕の感情が入り混じった声音を溢す。

 

「過去を変えたからって、全部がソイツの幸せになるだなんて俺は思わない。振り返って過去の事をなかったことにするより、俺は“今俺に出来ること“をやるだけだ。死んだ仲間や家族には死んだあとでいくらでも会えるわけだし、それに生きている奴らに自分の命のチップを使った奴らにも失礼だ」

 

『────────』

 

士道の言葉に二人は言葉を失った。

士道が狂三に向けて言った言葉は誰よりも重みが違う。

まるで────自分も同じような結末を何度も見ているかのような雰囲気に二人は何も言えなかった。

そんな狂三と真那に更に士道は言う。

 

「けど、ここで俺だけ何もしない訳にはいかない。十香や皆が頑張ってるから俺は俺のやるべきことをやるだけだ」

 

士道はそう言い、五年前に火災現場になった天宮市南甲町に向けて歩いていく。

 

『・・・・・・』

 

狂三と真那はあの後、しばらく何も喋らなくなった。

無言のまましばらく歩いた士道は、ふと足を止める。

 

『いかがされましたの、士道さん』

 

狂三が怪訝そうに問うてくる。だが、士道は答えない。

士道の目の前にあるもの。それは、一軒の家だった。

 

『・・・あ・・・この家ってまさか・・・』

 

『五河』と書かれた表札が目の端に映る。それを察してか真那が士道の行動の意味を察したのだろう。 

 

「別に気にしなくていい」

 

士道はすぐに身を翻すと、目的地である公園へと向かった。

 

「公園ってどっちだろ」

 

半ば薄れている記憶に、士道は頭をかく。

 

『五年前に兄様は此処に住んでいたんですよね?なのに公園の場所が分からないんでいやがりますか?』

 

「俺もよく覚えてないし」

 

士道はそう言ってため息をついたその瞬間。

 

「・・・・・!」

 

不意に空が赤く輝き、士道はすぐにそちらへと振り向いた。

整然と並んだ家々の屋根の向こうに巨大な火柱が屹立したかと思うと、次の瞬間、それが中空で弾け、辺り一帯が炎熱の波に襲われた。

広い街の全域が瞬く間に炎に包まれ、家や木々が燃えていく。辺りから幾つもの悲鳴や絶叫が上がり、街の住民たちが一斉に避難を開始した。

 

「・・・・・」

 

『これは琴里さんの!?』

 

『どうやら、そのようですわね』

 

真那の言葉に狂三が返してくる。どうやら、琴里は既に例の公園に行ってしまっていたらしい。

そして、今。琴里は〈ファントム〉の手によって精霊〈イフリート〉にされたのだ。

士道は件の公園に行こうとしたが避難をする集団や、炎によって崩落し家屋が道を塞ぎ、上手く前に進めない。

 

「チッ」

 

士道は短く舌打ちをすると、迂回路を通りながらどうにか公園まで辿り着いた。

────と。

 

「────────!!」

 

唐突に士道は身構える。周りに────“何か“がいる。

 

『士道さん?』

 

『兄様?』

 

二人は士道の唐突な反応に首を傾げたその時だった。

 

〈ファントム〉と泣きじゃくる幼い琴里、そして倒れ伏す五年前の自分の前に一つの“巨大な影“と複数の影が一斉に現れた。

 

『あれ、・・・・は・・・・』

 

『一体・・・なんですの?』

 

唖然する二人を他所に、士道は視線を鋭くする。

士道の視線の先────そこにいたのは───

 

『────────────』

 

反転した十香を助ける際に現れ、そしてあの日────三日月が殺した“モビルアーマー“だった。




狂三「・・・・・」

真那「・・・・・」

作者「二人ともどしたん?食べないの?」

狂三「いや、なんですの?これは・・・」

作者「スターゲイジーパイだけど」

真那「いや、分かりますけどやっぱり見た目が・・・」

作者「魚の頭が乗ってるからって食べないのは駄目だぜ?」

狂三「そもそも美味しいですの?」

作者「中は旨い。上は・・・うん。生臭い」

真那「だーからあんまり食べたくないんですよ」

狂三「そもそも、頭いります?」

作者「それを言っちゃ駄目よ?」
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