十一月十一日、土曜日。
士道は一人、天宮駅前に至る道のりを歩いていた。
空は晴天。空気こそひんやりとしているものの日差しは暖かく、もう冬も近い天気とは思えなかった。
『───士道。鳶一折紙が《デビル》だってことには変わらないわ。気をつけて行きなさいよ?』
「分かってる」
右耳に装着された小型インカムから、琴里の声が聞こえてくるが、士道は適当に聞き流す。
士道からして見れば、鳶一折紙とのデートは正直あまり乗り気ではない。
いかんせん前の世界では敵対関係だったのだ。
それに士道の方から距離をとっていたことが多かったので、折紙のことを知らないことが多い。
と、そんなことを考えていた間に、駅前の広場までたどり着く。
折紙と待ち合わせをしていたのは、駅前広場の噴水前だった。ちょうど、十香や狂三とのデートをしていた時と同じ場所である。
「ん?───」
広場に足を踏み入れた士道は、短く声を発し、その場で足を止めた。
理由は単純。既に噴水の前に折紙の姿があったからだ。
可愛らしい意匠の施されたブラウスに、カーディガン。秋らしいカラーのスカート。士道が知っている折紙ではあまりしないようなスタイルの彼女が噴水前に立っていた。
『・・・あら?案外早いわね。予定より十分くらい早いみたいじゃない』
琴里の以外そうな声を無視し、士道は止めていた足を噴水の方へと進める。
すると、それに気づいたのだろう。噴水の前に立っていた折紙がふっと顔を上げ、驚いたような顔をしてきた。
「五河くん?早いですね」
「別に。普通でしょ」
集合時間より早く行動する。CGSの時にこれを守らなければ大人に殴られていたし、何よりアトラやクーデリアも良く言っていた。
だからこそ、待ち合わせなどでは普段よりも十分前に動くように身体が癖づいている。
そう言った士道に、折紙は一瞬広場に立てられた時計を見て、恥ずかしそうに肩をすぼませる。
「その、待たせてはいけないと思って」
「別に気にすることじゃないだろ」
士道がそう言うと、折紙は目を丸くした。そののち、どちらからともなく笑いが漏れる。
「今日はその、付き合ってくれてありがとうございます、五河くん。・・・でもあの、私、恥ずかしながら、男の人と二人で出かけた経験がないので、もしかしたら至らぬ結果になるかもしれないんですけど」
堅苦しい折紙に士道は小さく溜息をつくと、折紙に目を向ける。
「・・・別にそんな畏まらなくたっていいよ」
「・・・・えっ?」
士道のその言葉に、折紙はキョトンとした顔をつくる。
「別に歳なんてそんなに変わらないだろ。普通に喋れば?」
クーデリアも敬語をずっと使っていたが、それは自分達鉄華団に対する敬意を込めて言っていると言われ、その時は何も言えなかったが、彼女は違う。
相手の気を使うような喋り方だったので、士道からして見れば何処か不愉快な気分になったのだ。
そう言う士道に、折紙はしばし困ったように眉を八の字にしたが、やがてそれを承諾するようにこくりと頷いた。
「わかりまし・・・あの、・・・わかった」
折紙が、慣れない様子で言ってくる。
「・・・・ん。じゃあ、行くよ」
「えっ?ちょっと待ってください!?」
先に歩き始める士道を追いかけるように折紙も士道の後を追った。
作者「うーん」
狂三「どういたしましたの?」
作者「いやね、ガンダムエボルーションにヘビアew来たからやろうか迷っててね・・・」
狂三「思ったよりしょうもないことでしたわ」
作者「いやでも、ガンダムゲーは俺、掛け持ちしてるから。ガンオペ2しかり、パソコンのSDガンダムオペレーションズも長いことやってるから出来ないのよネ」
狂三「結構掛け持ちしてますわね・・・」