デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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ちょっと短いですがね!!


第五話

「気は済んだかね?」

 

「取り乱してすみませんでした」

 

マクギリスの問いかけに真那はもう大丈夫ですと答えると、隣に座っていたユージンがマクギリスに言う。

 

「真那については一旦これで終わりだ。ここでまた頭痛を起こされても困るからな。・・・それよりも、だ」

 

ユージンは目つきを鋭くしながらマクギリスを見て口を開いた。

 

「三日月について教えろ。アイツは今どうなってる?俺や真那も三日月について知りたいから此処まで足を運んだんだ。何か知ってんだろ?」

 

ユージンの真剣な表情に合わせて、真那もマクギリスに視線を向ける。

───そう。今日、自分達が来た理由。それは三日月の自分達が知る士道の生存有無だった。

そんな彼等にマクギリスは口を開いた。

 

「まずは三日月・オーガスについてだが、恐らく彼はガンダムバルバトスと共に休眠状態になっていると私は予測している」

 

「休眠状態?」

 

ユージンの疑問の声にマクギリスは頷いた。

 

「ああ。そしてそれは理由があっての休眠だろう。───例えば、“モビルアーマーが現界”するのを防ぐ為と言えば分かりやすいか」

 

「はぁ!?モビルアーマーって・・・・アレが三日月の中にいるのかよ!?」

 

「あの・・・モビルアーマーって何でやがりますか?私にも詳しい説明をしてください」

 

驚愕するユージンに対し、モビルアーマーと言う聞き慣れない単語に真那が首を傾げていると、マクギリスは真那に顔を向けてくる。

そしてその緑色の目を真那へと向けた。

 

「崇宮真那。君は厄祭戦について何か知っているかね?」

 

「・・・厄祭戦って、あのおとぎ話の?」

 

確か宇宙規模で行われた大きな戦争でその戦争で月が物理的に三日月になったと言う話やオーストラリア大陸の一部が大きくくり抜かれたなどと、あり得ない話だと言われている。

 

「でも、実際はない戦争だった話ですよね?地球が壊れるくらいの戦争だなんて・・・」

 

そう言う真那に、マクギリスとユージンは無言のままだ。

 

「・・・どうしたんです?二人とも?」

 

真那がそう言うと、ユージンが気まずそうに口を開いた。

 

「いや、実際にあったんだ。厄祭戦はよ」

 

「えっ?」

 

「では少し話そうか。厄祭戦───人類の敵となった天使とそれを狩る七十二機の悪魔についてな」

 

マクギリスの言葉に真那は厄祭戦の真実を知ることになった。

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

「どうしたの、夕弦?そんな顰め面をして?」

 

「疑問。今日の真那の様子が何処かおかしかったです」

 

「あー・・・確かに。何処か暗かったよねー・・・」

 

今日の朝食の時、真那の様子がおかしいと言う夕弦に、耶俱矢は確かにと頷く。

今日の朝の真那は普段に比べて暗かったのだ。

 

「でも、たまたまじゃないの?ただ、調子が悪かっただけってこともあるし・・・」

 

「否定。ですがあの電話の後、何処かソワソワとしていました。きっと何かあったのでは?」

 

「・・・んー、どうだろ」

 

多分何かあったと言えば、何かあったのだろうがそれがどう言った内容なのか分からない。

耶俱矢は少し考えるような仕草をすると、あっ!と声を上げた。

 

「だったら真那の部屋に行けばいいじゃん」

 

「怪訝。何故そうなりました?」

 

ジトッとした夕弦に耶俱矢が言う。

 

「いや、もしかしたら何か隠しているのかもって。真那本人に聞くのもいいけど、多分はぐらかされるだろうし」

 

「失念。言われてみれば」

 

確かにその通りではある。字面から勝手にやってもいいのかと考えたが、今の真那はきっとはぐらかすだろう。

 

「質問。ですがどちらが真那の部屋にいきますか?どちらかが、真那を連れ出さなければなりません」

 

「あー、だったら私がやる」

 

連れ出さなければならないと言った夕弦に耶俱矢がそう答える。

 

「いやー、前に真那に服買いに行こうって言って以来、忘れてて・・・」

 

「嘆息。忘れていたんですか」

 

何をやってるんだと思いたくなる夕弦は小さくため息をついていると、耶俱矢が言った。

 

「じゃあ、そう言うことでいい?夕弦」

 

「首肯。否定しません」

 

二人は頷いて士道達の後を追った。




作者「さて、厄祭戦について次は語っていくぜ!」

狂三「ガンダム史上でも中々に酷い戦争だと言われてますけれど?」

作者「そりゃ人類の四分の一を殺戮してんだぜ?そら、ヤバいわ。本質は豊かの象徴の為の自動化で戦争までも自動化させたせいで起こったわけだしな」

狂三「自動化もいいものではありませんわね」
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