デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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前々回はユージンがカッコ良かったよね!
じゃあ次は─── 


マクギリスが真那をドン底に叩き落とすよ


第六話 現実

「厄祭戦───。その大戦が起こったそもそもの発端は、厄祭戦が勃発する以前、機械の自動化が人類にとって豊かさの象徴であったことに起因する」

 

「機械の自動化による豊かさの象徴?」

 

機械による自動化によってなぜ、豊かさの象徴になるのだろうか?確かに便利だとは思うが、それが豊かさに繋がるとは真那には思えなかった。

真那はそう思いながらも、マクギリスの話を聞く。

 

「ああ。機械技術の発達の結果、やがて各勢力は戦争すら自動化させていった。そしてその中で作られたのがモビルアーマーだ」

 

「ちょっと待ってください。戦争を自動化?そんなことをしたら戦争が終わらないじゃないですか!?」

 

本来、戦争とは消耗戦にしかならない不毛な殺し合いだ。

人と人とが争い、殺し合うことでお互いにこれ以上戦いたくないと思わせることで大半の戦争は終戦する。

だが、その争いあう所を機械で全て補う。

そんなもの戦争ではなく、ただのゲームだ。

 

「ああ。それでは倒すべき勢力の人間を倒せない。当時の人達はその泥沼化した戦争の戦況を変える為、効率的に敵を倒すことに考えを傾けていった」

 

「人を・・・効率的に殺すってことですか・・・」

 

真那のその問いにマクギリスは頷く。

 

「結果、効率化を突き進めていく中で開発されたモビルアーマーは『敵を倒すこと』に忠実な機動兵器から『人を殺すこと』に過剰な殺戮兵器として進化を遂げ、人類の手に余る存在となってしまったと言う訳だ」

 

「・・・で、でもそんなことにならないように制御システムくらいあるんじゃねーですか?それじゃ兵器として破綻してますよ?」

 

真那のその言葉にマクギリスは言った。

 

「言っただろう。当時の考えの主流は機械の自動化だ。制御システムによる停止も全てモビルアーマーに搭載されたAIが行っている」

 

「・・・そ、それじゃあ厄祭戦の発端は───」

 

「ああ。全てを人の手を借りずに機械で完結させてしまった結果というわけだ」

 

厄祭戦が起こった発端に真那は絶句する。 

その結果、四分の一の人間が殺戮され、数多もの文明が滅ぼされたと言う訳だ。

 

「地球規模でそんなに沢山の人が死んだっていうわけでやがりますか・・・?」

 

真那のその質問にマクギリスは答える。

 

「より正確に言うなら太陽系規模だ」

 

「は?」

 

マクギリスのその答えに真那は顔を顔を引き攣らせる。

太陽系規模?今、目の前の男はそう言ったのか?

そんな真那にマクギリスは真剣な表情のままだった。

 

「太陽近辺を始め、地球、火星、水星、月、金星、木星、土星まで戦闘があったと記録が残っている」

 

「・・・・・」

 

厄祭戦の規模を甘く見ていた真那はただ黙っているだけだった。

そんな真那に対し、マクギリスは話を続けていく。

 

「モビルアーマーと人類の闘争の末期、人類は七十二機の機体を作った」

 

「・・・それが、兄様の」

 

───ソロモン七十二柱の悪魔の名前を持つガンダムという存在。

 

「ああ。天使の名前を持つモビルアーマーを狩る為に作られた悪魔の名前を持つガンダムという存在だ」

 

「天使を狩る、悪魔・・・」

 

精霊の力───天使を封印する五河士道の役目とは正反対───天使を殺す為に存在するガンダムを兄様は使っていたのだとマクギリスは言った。

 

「・・・恐らくだが今回、三日月・オーガスが消えた理由は君達・・・〈ラタトスク〉及び、精霊の力の封印が原因だと私は思っている」

 

「・・・・ぇ?」

 

「元々、ガンダムは天使を狩るための存在だ。ガンダム側が精霊の力・・・天使を“敵”として認識している以上、必ずぶつかり合いが発生する。三日月・オーガスが精霊の力を自身の中で封印すると言う事は天使側の力が強くなっていくということ。つまり天使と悪魔・・・その両方を長期間、”彼の中に押し込め続けた場合はどうなる”?」 

 

「オイ、待てよ。それじゃあ三日月は・・・」

 

その質問に真那は察した。

ガンダム側の目的はあくまでも天使の排除を目的として動いている。マクギリス・ファリドが言いたいのは、天使の力を強く持ち過ぎた五河士道から三日月・オーガスとモビルアーマーを切り離すことで天使を排除しようとした。 

 

「・・・でも、それじゃあ、モビルアーマーってやつと関係ねーじゃありませんか・・・」

 

そう関係ない。関係ない筈なのだ。兄様からモビルアーマーだけを切り離すだけでも十分な筈だ。

だが、そんな真那の希望を打ち砕くようにマクギリスは言う。

 

「言っただろう?三日月・オーガスとバルバトスの中にモビルアーマーは存在する。つまり、三日月・オーガスとバルバトス自身が癌細胞と言って過言ではない。五河士道が天使の力を持ち過ぎたことで“此方へモビルアーマーが現界してくる”という侵攻を事前に防いだのだろう。あの時と同じように」

 

「・・・あの、とき・・・?」

 

真那は震える唇を必死に開いてマクギリスに視線を向ける。

 

「覚えていないかね?DEM社を襲撃した時、街を一直線に焼き払ったビーム兵器の光を。君も見ていたと思うのだが」

 

「・・・・ぁ」

 

そうだ。兄様が十香さんを助けに行ったあの時に見た───あの光。

それがモビルアーマーが引き起こす厄災。

 

 

「・・・・あああ」

 

「おい!真那!しっかり気を持ちやがれ!!」

 

ユージンの声をかけるが今の真那には届かない。

つまり、兄様を取り戻すにはモビルアーマーが此方へ現界してくる可能性がある。人類を滅亡の危機に追い込むのを承知の上で呼び戻す手段を考えるか。

それとも、このまま偽りの幸せの中で腐っていくか。

 

「ああああああああああああああああああッッ!?」

 

真那に突きつけられた二つの現実。

それが彼女に与えられた報酬だった。




作者「ハマーン様、バンザーイ!!」

狂三「久しぶりに出ましたわね!?強化人間になった作者さん!!」

戦車「コイツなんとかしてくれよ・・・バトオペでザクⅢ改使ったら頭可笑しくなるんだよ・・・」

狂三「どういう意味ですの?」

戦車「チャー格構えながら万歳突撃しに行くんだよ・・・しかも質悪いことに与ダメとアシストスコアと陽動の三冠取っていくからさぁ・・・前にクイマで陽動48%とか頭可笑しい数字出して個人スコアと勝利もぎ取ったんだぜ・・・質悪ぃよホント」

狂三「大変ですわね・・・」

作者「ハマーン様!!バンザーイ!!」
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