ここでまた引っ張り出される真那の黒歴史ッ!!
「あむ・・・ん・・・んぐ・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
朝。昨日とは全く別人のように勢いよく朝食を食べる真那に士道と琴里は、自身の箸の手を止めながら真那を見ていた。
「・・・ま、真那?そんなに勢いよく食べると喉詰まらせるよ?」
「んぐ・・・ぷはっ・・・これくらい平気でやがりますよ。それに昨日の朝から何にも食べてなかったので・・・あむ・・・ほ腹、すひてひるんへふ」
行儀が悪い真那に士道達は目を合わせる。
士道、昨日真那に何かした?
してるわけないだろ!?それに昨日は真那はいなかったんだし!!
あらぬ疑いをかけられた士道は心の底から絶叫の声を上げる。
「なにアイコンタクトしてやがるんです?」
「「ッ!?」」
真那の指摘に二人はビクッと肩を震わせると、言い訳をするようにあたふたし始めた。
「い、いや、ただ、真那がこんなに食べるなんて思わなくてだな!?」
「そ、そうそう!だからちょっと意外だなって、ね!?おにーちゃん!?」
「お、おう!!」
「・・・・・・・」
二人の慌てぷりを見て真那は絶対に違うこと考えてましたよね?と思っていたが、何も聞かないことにした。
どうせはぐらかされるが落ちである。
真那は最後のソーセージを口の中に放り込むと、そのまま皿を持って立ち上がった。
「ご馳走さまです。あ、今日はもしかしたら帰り遅くなるかもしれませんので晩御飯はいいですよ」
「お、おう」
皿を手際よく洗って水を切る真那はすぐに階段へと駆け上がる。そんな真那の後ろ姿を二人は───
「やっぱり何かしたんじゃないの?」
「だからしてないって!?」
◇◇◇◇◇
「・・・・はふぅ」
着替えが終わり、一段落した真那は小さくため息を吐いた後、机の引き出しにしまってある銃を取り出し、天板の上に置く。
「・・・兄様」
───あの日からずっと。兄様が消えたあの日からこれだけは消えなかった。
士道が・・・三日月がずっと持っていたお守り。
これがあったから、私は兄様のことを忘れなかったのかもしれない。
真那はオルガ・イツカという男から貰ったリングをポケットから取り出し、それを太陽の光に当てて眺めて見る。
金属製で一筋の線が入ったリング。
これが三日月を連れ戻すためのヒントをくれると言った。皆が一緒でないとヒントをコイツは出さないとも。
このリングが何なのかは分からない。けれど、これが兄様を連れ戻すための唯一の手がかりでもあった。
「・・・とりあえずユージンさんに連絡先を入れねーと」
そう。人手は多ければ多い方がいい。
それにまだ真那にはやることが沢山ある。
「マクギリスさんにも連絡して、色々と聞かねーといけませんし」
あの男。胡散臭いが頼らざるを得ない。
「待ってて下さい。絶対に見つけますから」
そしたら言ってやるのだ。───お帰りなさいって
◇◇◇◇◇
「えっ!?真那居ないの!?」
耶俱矢の驚いた声が五河家のリビングに響き渡る。
「今日、朝御飯だけ食べてすぐに出ていったよ?何かやることがあるからって」
士道がそう言うと、隣にいた夕弦が唇を開く。
「説明。やることとは?」
「うーん・・・何も言わないで出ていったし・・・」
そう言う士道に耶俱矢が言った。
「じゃあ、ちょっと真那の部屋に行っても構わないか?」
「真那の部屋に?別に俺は構わないけど、なんで?」
士道の質問に耶俱矢は言った。
「真那に貸したゲームが何時までも返ってこぬからそれを返して貰おうって思ってな」
「借りたまま返してなかったのか・・・」
勿論それは真那の部屋に入る為の嘘である。
だが、ソレを信じたのか士道は「ああそう言うことなら」と言って二人を中に入れた。
「じゃあ、俺はリビングにいるから何かあったら何時でも言って」
「首肯。分かりました」
夕弦はそう返事を返し、扉を閉める。
「・・・さて、と」
「呼応。探しましょう」
何を探すと言っても、分からないからとりあえず片っ端から探していく。
ベッドの下からクローゼットの中まで隅々と。
「・・・ん?写真?」
耶俱矢が封筒の中を開けるとそこには写真が沢山あった。
だが、それは殆どが士道の寝顔である。
「う、うわぁ・・・」
「驚嘆。これは・・・」
真那の秘密の一つを知ってしまった二人はすぐに写真を封筒の中へと仕舞い・・・
「夕弦。私達は何も見なかった。いい?」
「同意。真那さんの尊厳の為にもそうした方がいいです」
人の部屋を荒らしてる時点で二人もある意味終わってることに気が付かない二人は最期に机の引き出しを見る。
「後は定番の引き出しだけど・・・」
「首肯。もうここしか隠す場所はありません」
二人は互いに頷いてから引き出しを開ける。
その中には一つの使い込まれた銃が入っていた。
「銃?」
耶俱矢は机の引き出しに入っていたそれを見て首を傾げる。
「同意。なんでこんなものが・・・」
夕弦はそう言ってその銃に手を伸ばし、触れた瞬間───
「──────」
夕弦は意識を失った。
真那「ギャアアアアアアッ!?耶俱矢さん!?夕弦さん!?それは見ないでください!!」
狂三「真那さんが乙女が出してはいけない声を出しましたわよ・・・」
作者「誰だって黒歴史はあるだろ?ネコキングなんて自分が死んだ時は、墓は暴いてもいいけど、パソコンのファイルは暴かないでくれ!って言ってたくらいだし」
戦車「ここの真那って原作と違って色々とやらかしてるよな?」
作者「なんなら色々とやらかしたせいである意味色々と重いし、すねらせてる」
狂三「キャラ崩壊というやつですわね」
作者、戦車「「お前もなッ!!」」
真那「あ、あははは、終わった・・・何もかも・・・」