デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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投稿!!

いやぁ!ヒロインズや主人公(今は真那)を虐めるの楽しくなってきて仕方ない!

狂三「ここにクズが居ますわよ・・・」


第十話

「今・・・なん、と・・・いいました?」

 

夕弦は先程の言葉が聞き間違いではないのかと、自分に言い聞かせながら士道にもう一度言った。

 

「だから、俺は二人からお守りは貰ったことないよ?」

 

「・・・夕弦、本当に大丈夫?どこも悪いとこない?」

 

耶俱矢が心配そうに夕弦に声をかけるが、その言葉は夕弦のなかに入ってこない。

士道がお守りを持っていない。なら、私のこの記憶にある士道は───

 

「・・・・・・」

 

「・・・夕弦?」

 

身体を震わせる夕弦に耶俱矢は心配そうに首を傾げるが、夕弦は耶俱矢の返事には応えず震えた右腕を上げ、何度か自分の手首を触る。

そこにあった筈のものがないと理解した夕弦は───

 

「────────」

 

バタリと音をたてながら夕弦は床へと倒れ伏した。 

 

「夕弦!?」

 

「大丈夫か!?」

 

耶俱矢は倒れた夕弦を抱き上げるが、夕弦は目を覚ましそうにない。だが、夕弦のその顔はどこか青ざめている。

 

「どうしたのー?おにーちゃん?」

 

琴里が扉の先から顔を出すが、夕弦の様子を見て急に表情を変える。そして直ぐ様リボンを白から黒へと変えると、真剣な様子で士道に言った。

 

「・・・何があったの?」

 

「わ、分からない!ただ、急に倒れて!!」

 

「夕弦!!夕弦!!」

 

耶俱矢が夕弦の肩を必死に揺らすが、目を覚ます様子はなかった。

 

「耶俱矢、今から夕弦を〈ラタトスク〉へ運ぶわ。士道も手伝ってちょうだい」

 

「う、うん」

 

「お、おう!」

 

心配そうな表情をする耶俱矢に琴里はそう言って、士道には夕弦を担いでもらう。

 

「何が起こってるの?一体・・・」

 

真那と夕弦達の異変に琴里はそう呟いた。

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

「はぁ!?本当かよ!?お前、オルガに会ったって!?」

 

ユージンの驚愕の叫びに対し、真那は声を荒げる。

 

「だ、か、ら!!何度も言ってるじゃねーですか!!嘘を言ってどうするんです!?」

 

「だってよ、アイツが此処にいるなんてよ・・・」

 

オルガには言いたいことが一杯あった。だが、あの時は俺達も必死で話す時間など限られていたのだ。

落ち着いたらまた話そうと約束した後にオルガが暗殺され、結局ユージンは何もアイツに言えてなかったのである。

 

「さて、話は済んだかね?」

 

「ええ、大丈夫です」

 

「お、おう」

 

真那達の会話を最後まで聞いていたマクギリスは二人に聞くと、真那は頷き、ユージンも釈然としていない様子だったがすぐに頷いた。。

 

「さてこのリングだが・・・解析中に座標が出たとだけ言っておこう」

 

「本当でやがりますかッ!?」

 

「まじかよ・・・」

 

二人はそう言葉を漏らすと、マクギリスは座標位置を真那達に見せる。

 

「それで座標場所についてだが以前、天央祭があったアリーナを指している。この場所に何があるかは予測出来ないが、それでも君達は行くのかね?」

 

マクギリスのその言葉に二人は、何を今更といった様子で拳を自分の手のひらへと打ちつける。

 

「行くに決まってんだろ。三日月を連れ戻せるかもしれねぇチャンスなんだからな」

 

「ええ。私はもう迷わねーです。ぜっーてに何があっても兄様を連れ戻します」

 

「・・・それは、“今の五河士道を殺す”と君は言っていることになるが、それでもかね?」

 

「・・・・分かってますよ」

 

真那はマクギリスのその言葉に対し、心苦しそうに声を漏らした。

 

「それくらい、少し考えれば予想できたですよ。確かに、あの兄様には何にも悪い所はねーです。本当はあの兄様も助けてーですよ。ですけど・・・どっちか選べと言われたら、私は・・・」

 

「・・・すまない。少々、嫌なことを聞いてしまったな」

 

顔を俯かせる真那に、マクギリスはそう言って再び二人に視線を向けて口を開く。

 

「君達がこの座標に向かった時、恐らく悪魔達が妨害をしてくることだろう。前に謎のガンダムフレームに叩きのめされたと聞いたが、大丈夫かね?」

 

「だからこそ、貴方に手伝って欲しいんですよ。確かに私達だけじゃ無理です。また前と同じように叩きのめされるかも知れねーです。でも、貴方なら」

 

「同じガンダムを持つ私なら勝てる、と?」

 

そう言うマクギリスに真那は頷いた。

 

「・・・・・」

 

マクギリスがしばらくの間、無言になる。

正直な話、これは賭けだった。

この件にマクギリスが関わるメリットなど一つもない。むしろデメリットの方が多い。

もし、何かを要求するのであればそれには出来る限り答えなければならない。

緊張が三人のいる部屋を覆い尽くす。

そんな彼等にマクギリスは笑みを浮かべた。

 

「そんな表情をしなくてもいい。無論、私も協力させてもらうとも。彼には私も世話になっていたのでな」

 

「・・・・!!」

 

マクギリスの返事に真那が顔を明るくする。

とその時、真那の電話がポケットの中から鳴った。

 

「・・・取ってもいいです?」

 

「おう」

 

「ああ、構わない」

 

二人の了承を得て、真那は携帯を取り出し通話ボタンを押すと、相手が誰なのかすぐに分かった。

 

『真那。貴女、今何処にいるの?』

 

声の主は琴里だった。どうやら自分を探していたらしい。

 

「今、お昼の最中ですけど、何かあったんでやがりますか?」

 

真那がそう言うと、琴里が言う。

 

『夕弦が倒れたの。───さっき目を覚ましたのだけれど、精神面が今凄く不安定なの。一応何時でも抑えられるように、一度戻って来てくれないかしら?』

 

「夕弦さんが?分かりました。今行きます」

 

真那は電話を切ると、直ぐ様荷物を纏めて立ち上がった。

 

「どうかしたのか?」

 

「夕弦さんが倒れたみてーでして。今、起きたみたいなんですが、精神面がどうも不安定なので、ストッパーとして戻ってきてと・・・」

 

そう言う真那に、マクギリスは何か考え込むような仕草を取る。

 

「・・・もしや、八舞夕弦も“何か思いだした”のではないかね?三日月・オーガスが消えてしばらくは君も似たようなものだったからな」

 

「・・・・!じゃあッ!?」

 

「早く行ってやるといい。彼女は精霊だ。これ以上状況が悪化すると夜刀神十香の二の舞になる可能性がある」

 

マクギリスのその言葉に真那は不安を覚え、すぐに家へと駆け足で走っていった。

真那が居なくなり、マクギリスにユージンは言う。

 

「お前、一体何が目的だ?三日月に世話になったって理由で動くたまか?」

 

鋭い目つきになるユージンにマクギリスは笑みを崩さず、ユージンに言った。

 

「彼に世話になっているのは違いないとも。それに、私も“決着”をつけなければならないのでな」

 

「三日月を?何を考えてやがる?」

 

その質問にマクギリスは───

 

「今はそれだけを知っていればいい。いずれ分かるとも」

 

マクギリスはそう言って、完全に冷めた紅茶を口にするのだった。




作者「いやぁ楽しいね。ヒロインイジメ。サンボルの作者の気持ちがなんとなーく分かった気がする」

狂三「嫌なこといいますわね?夕弦さんのあの状態を見て何にも思わないですの?」

夕弦「・・・・・・」カミーユ状態

作者「・・・やりすぎた?」

狂三「やり過ぎですわよ!」
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