デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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鉄血で死神と言えばコイツだよなぁ!!


第十五話 死神

ガンダムダンタリオンは、右拳を高く持ち上げると、耶俱矢たち目掛けて轟然と叩き付けた。

 

「甘いわ!!」

 

「同意。この程度余裕です」

 

それを二人は空中でひらりと躱してみせると、その回避と同時に長槍とペンデュラムをダンタリオンへと反撃の一撃を叩きつける。────が、耶俱矢達の攻撃はダンタリオンの腕の装甲に浅い傷をつけるだけで大してダメージを受けている様子はなかった。

その様子に二人は渋い顔をする。

自分達の武器とダンタリオンのサイズの差がありすぎる。

あくまで人が持てるサイズの自分達の天使とダンタリオンの巨体とその分厚い装甲。その差はまるで針で山を削るような戦闘になっている。しかも、自分達には更にデメリットが存在していた。

 

「まだ避難出来てーねーですかッ!?」

 

そう。天宮市にはまだシェルターに避難出来てない人達がいるのだ。その人達を巻き込まないように意識を割いて戦わなければならないことに、耶俱矢達はダンタリオンを相手に防戦を強いられているのである。

 

「だが、私達はこうやって時間稼ぎはできている。あの巨体ならば私達を捕らえるのは相当苦戦するだろう」

 

確かにその通りだった。

ここにいるメンバーは言ってしまえば機動力が全員ある方であり、その機動力とダンタリオンから見て小指の先もない自分達を捕らえるは相当苦労するのは言うまでもない。

それに他にも対等に渡り合える理由が存在する。

それは地形の差だった。

街中という場所の関係上、ダンタリオンの行動スペースが限られている。その結果、建物を盾にして身を隠せる自分達が有利に戦えているので、ジリ貧ではあるがダンタリオン相手に対等に持ち越している。

これがもし開けている場所での戦闘であれば、ガンダムフレームと阿頼耶識による人間に近い特有の動きで一瞬で自分達は叩きのめされていることだろう。

だが、一つ気になる点が真那の頭にモヤとして残っていた。

 

「ASTやDEMはこんな時に何をしてやがるんですかッ!」

 

そう。対精霊特殊部隊。

たとえダンタリオンは精霊でもなんでもないとはいえ、これほどの被害を出す怪物を放っておく訳にはいかない筈。

たとえ、情報が遅れていたとしても第一先行隊が来ていても可笑しくないくらいに時間稼ぎをしているのだ。

真那は不安と焦りを覚えながらも、ダンタリオンの振り降ろす拳を避ける。

振り下ろされた巨大な拳は建物を容赦なく粉砕し、瓦礫の山へと一瞬で変えていった。

 

「あんなの食らったらひとたまりもねーですよ・・・」

 

ただえさえ、エイハブウェーブによって顕現装置が上手く働いておらず、テリトリーも展開出来ない状態であの拳を食らったらと考えると背筋に悪寒が走る。

 

「早く・・・決定打を撃たせる隙を作らねーと街が!!」

 

ダンタリオンを倒す為の決定打。八舞姉妹が持つ天使〈颶風騎士〉の【天を駆ける者】《エル・カナフ》。

それであればダンタリオンのナノラミネートアーマーを貫けるとマクギリスは言っていた。

一度試そうとしたが、ダンタリオンに察知された瞬間に真那とマクギリスを無視して二人に襲いかかってきたので失敗に終わっている。

だが、それだけ危険視すると言う事はつまり有効打になるということ。

早く。早く来て────と真那は内心で十香達が来てくれるのを待った。

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

そして同刻────別の場所では悪夢が起きていた。

ASTの隊員がDEMの部隊がたった一体の敵に壊滅させられた。

その異常事態の渦中にいたのは、一体の死神。

 

『────────』

 

炎の中でフードを被った死神が《バンダースナッチ》を手にした鎌で叩き潰す。

いや、あれは鎌と言っていいものか?刃はなく、どちらかと言えばアンカーに近い。片方が破損しているので見た目が鎌に見えるようなっているだけだ。

 

「・・・・化け物」

 

生き残りだろうか?隊員の一人がその死神を見てそう呟いていた。

然り、化け物である。人の形をした兵器であり要塞。どちらにせよ、その死神に常識は通用しない。

《バンダースナッチ》がその死神に手にした武器を振り下ろす。対精霊用の人間であれば過剰過ぎる威力のその攻撃を────

 

『────────』

 

この死神は、先ほどから“一度も攻撃を躱していない”。

無数の銃弾、質量兵器をその身に浴びてなお、その黒い装甲には傷一つ存在しなかった。

死神が一体、また一体と《バンダースナッチ》を手にしたアンカーで屠っていく。

と、そこで生き残りの隊員と死神の目があった。

 

「・・・・ぁ」

 

黄色く輝く二つの目が腰を抜かした彼女を捕らえる。

そしてそんな彼女に一歩、また一歩と足を進めて向かってくる死神に彼女は顔を恐怖で引き攣らせながらも笑っていた。

 

「は、ははははははは・・・」

 

引き攣った笑いを溢す彼女に死神は無慈悲に手にしたバトルアンカーを振り下ろされた。




作者「ガンダムグレモリーはね、クロスレイズでクッソ硬くてびっくりしたんだわ」

狂三「ナノラミネートコートというものですわよね?」

戦車「上から叩くと直立したまま地面に突き刺さるくらいの硬さらしいんだけど・・・」

作者「ダインスレイヴを至近距離で食らってもパイロット無傷で生還するらしいからな。マキオンで言えばアレックスのチョバムアーマーを三千くらいにして近距離戦やってくるって言えばいい?」

戦車「格闘、射撃無効のチョバムをほぼほぼ無制限に使ってくるガンダムとか絶対に相手したくないんだけど」
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