デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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投稿!!

内容はサブタイトルの通りです

カルタに妹らしき人物がいてびっくりだわ


第三十話 マルコシアス

〘──────〙

 

ハラエルのモビルスーツと同じサイズのクローアームが機械とは思えない不規則な軌道を描きながら一気に加速する。そしてハラエルに一番近かった夕弦にハラエルは目をつけた。

 

「───くっ!」

 

その巨大なマニュピレーターに似合わない速度でハラエルの一基のマニュピレーターは夕弦を執拗に追いかけ回す。

 

「夕弦ッ!!」

 

「助けにいくぞ!!」

 

〘──────〙

 

耶俱矢はそんな耶俱矢を助けようとするが、ハラエルの他のマニュピレーターやプルーマ達が助けに行こうとする耶俱矢達に襲いかかる。

 

「はああああッ!!」

 

十香は《鏖殺公》をハラエル目掛けて振るい、剣撃を飛ばす。だが、その剣撃を直撃したハラエルの装甲に軽い傷がつくぐらいで剣撃を飛ばした十香にプルーマ達が向かってくる。

上段、下段、中段。様々な角度から十香は斬撃を放つが、プルーマ達は幾ら破壊されようが、十香を追いかける。

プルーマを引きつける十香の横を耶俱矢はすり抜け、夕弦のもとへと向かう。だが、その前にハラエルのマニュピレーターが耶俱矢に襲いかかった。

 

「この、邪魔だああああッ!!」

 

耶俱矢の怒声にも近い叫びと共に手にした《颶風騎士》を振り回す。

だが、ハラエルの圧倒的なマニュピレーターの質量の前では精霊の天使の力でも無意味だった。

 

「───ッ!?」

 

先端のクローアームと《颶風騎士》が激突する。だが、その激突で吹き飛ばされたのは耶俱矢の方だった。

吹き飛ばされた耶俱矢はそのまま廃墟ビルに突っ込むと、そのまま瓦礫に埋もれてしまう。そしてそこにプルーマ達が埋もれた耶俱矢に向かって群らがるように飛んでいく。

 

「────ッ!!行かせねーです!!」

 

群がるプルーマ達を真那は一機、また一機と反応が悪いヴァナルガンドでプルーマのレンズ部分を破壊し、行動不能にしていくが、それでも数は減るどころか増えていくばかり。それどころか────

 

「ちょっと!?そんなのありですかぁ!?」

 

美九の甲高い悲鳴が上がる。

 

「────ッ、なんですか!!」

 

真那達が美九の甲高い悲鳴を聞いてそちらに顔を向けると、そこにはとんでもない光景が彼女達の目に入った。

 

「プルーマが────」

 

ハラエルの中心部から“プルーマ達が次々と戦場に投入されていく”。投入されていくプルーマの数はそれほどの数ではないし、ユージンからプルーマが作られるということは聞いていた。だが、それだけではない。

DEMの仮設基地や廃工場跡から戻ってきたプルーマ達ハラエルに群がり、ハラエルの破損した装甲部分を”直して“いるのだ。

 

「自己修復機能!?プルーマにそんな機能がありやがるんですか!?」

 

プルーマが持つ自己修復機能にモビルアーマーが持つ自己生産機能。つまりモビルアーマーとプルーマを分断させなければ時間が許す限り、永遠とプルーマが生産され続け、モビルアーマーを破壊しようにもプルーマ達がモビルアーマーを直す。そして永遠と人を殺し続けるのだ。人類がいなくなるその日まで。

 

「わーッ!!」

 

「よしのんッ!!」

 

四糸乃や美九はユージンや自分の身をプルーマ達から守るために此方に手を回せない。

 

「なんなのよ!こんなの精霊以上の化け物じゃない!」

 

「────これじゃあ何時まで経っても倒せない!」

 

「ああもう!!しつこい!!」

 

琴里や折紙、七罪も他のマニュピレーターやプルーマ達を相手どってそれどころではない。

 

「・・・・・狂ってる」

 

真那は無意識にそう呟いていた。こんな化け物──“居てはいけないものだ“。

精霊も最初は化け物だと思っていた。だが、こうやって皆と触れ合って自分達と同じ生きている人間なんだと分かってから、そんな目で見なくなった。

だが、コイツは違う。

豊かさを求めた人々が作った殺戮兵器。人を効率的に殺すだけの化け物。

と、次の瞬間───更なる絶望が彼女達を襲う。

 

「────えっ?」

 

遙か先の廃墟の遊園地。“もう一つのピラミッド“がゆっくりと開いていく。そしてその中から“もう一機“のハラエルが顔を覗かせていた。

 

「もう・・・一機?」

 

ただでさえ手がつけられないこの化け物がもう一機。

真那はヴァナルガンドのブレードを力無く降ろす。もう───どうしようもない。

 

「こんなの・・・こんなのあんまりですよ・・・」

 

真那はそう呟き、もう一機のモビルアーマーを見る。

こんなのいくらなんでもあんまりだ。

試練だから。鍵になる実力を見せろ。

だからって────だからって────

 

「なんでなんですか・・・私達が兄様が何をしたって言うんですか・・・」

 

真那に目掛けてビームを放とうとするハラエルを無抵抗で受け止めようとしたその時────

 

ハラエル達が突如、顔の向きを変えた。

 

「な、なんだ?」

 

突如動きを変えたハラエル達に十香達が困惑する。

だが、すぐにその理由が分かった。

廃墟ビルの屋上。“赤いマント“が靡いていた。

 

「・・・あれ、は・・・」

 

あれは兄様を連れていった────

 

赤いツインアイが眼光のように光輝く。

巨大な翼を思わせる二対の大型のバインダー。腰にも大きなバインダーが装備されており、四枚の翼を持っているようにも見えた。

その悪魔が背中に装備されたバスタードメイスから大太刀を抜き放つ。

 

 

───ASWーGー35 ガンダムマルコシアス

 

 

モビルアーマーを単機討伐をする化け物がモビルアーマーに決闘を申し込んだ。

 




マルコシアス「なんか討伐できそうにないから一体だけ討伐しにきた」

作者「ちゃんと言ったら?見ててあまりにも情けないから一体討伐ともう一体を半壊にしにきたって」

狂三「生身でアレを倒すなんて無茶苦茶ですわよ!?」

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