デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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第三十五話  

「・・・・・」

 

皆の嬉しそうな歓声が廃墟の街に響き渡る。

そんな中で、真那はモビルアーマーを倒したのだという実感が湧かず、それどころかポカンとした表情でペタンと地面に座り込んでいた。

 

「お疲れ様。立てる?真那」

 

琴里がそういうと、真那は笑う。

 

「大丈夫でやがりますよ。真那を何だと思ってやがりますか。それよりも琴里さんが大丈夫でやがります?」

 

「アレくらい貴女に比べれば平気よ」

 

互いにそんな事をいいつつ、二人は消えつつあるモビルアーマーの残骸を見る。

 

「・・・とんでもない強さの化け物だったわね。あんなのが二機も出た時は死んだかと思ったけれど」

 

「マルコシアス・・・でしたっけ。あのガンダムの援護とコレがなかったらどうなっていたことか」

 

真那と琴里は黒く光る太刀を見る。

斬れ味もそうだがモビルアーマーにぶっ刺しても折れないその耐久性には驚きを隠せない。

 

「もしかしたら・・・おにーちゃんが見ていたのかもしれないわね」

 

「・・・ええ」

 

二人は手の中にある太刀を眺めていると、二人のインカムからアラームが鳴り響いた。

 

「ちょ・・・なによ!?」

 

「な・・・これは緊急アラーム!?」

 

「どうしたのだ?二人とも?」

 

十香達が目を丸くする中、二人は叫んだ。

 

「皆!戦闘準備して!」

 

「何かが来ます!」

 

「・・・・・!!」

 

二人のその声に十香達はそれぞれの天使を顕現させた瞬間──

 

『─────────ッ!!』

 

狼の咆哮のような音が響き渡る。

 

「・・・・ぇ?」

 

真那達は向かってくる“ソレ”を見て、力が抜けた。

 

「なん、で・・・?」

 

折紙がその機体に心が揺らされる。

何故なら───

 

 

『──────ッ!!』

 

 

ソレは真那達にとって見覚えしかなかったなら

 

 

 

『──────』

 

崩れ落ちるモビルアーマーの様子をマルコシアスは遠方の廃ビルで眺めていた。

 

これで諦めるかと思っていた。

あの少女達に勝てるはずのないモビルアーマーを接敵させ、戦意を無くすつもりだったのだがどうやら予期せぬ自体に指揮が上がり、マルコシアスの予想が外れて天使を討伐してしまった。

マルコシアスは高宮真那を見る。

一人を覗く他とは違い、唯一ただの人間でモビルアーマーと戦った少女。

 

『──────』

 

マルコシアスが背に担がれた大太刀を鞘の代わりになっているバスタードメイスから抜き放つ。

 

高宮真那───お前に資格があるか確かめさせてもらう。

 

そしてマルコシアスが動き出そうとした瞬間────

その横から何かがマルコシアスの横を横切る。

マルコシアスはその横ぎったソレを見て、大太刀を鞘に納めた。

どうやら“奴”自身が彼女等に引導を渡すらしい。

 

バルバトスのパイロットは彼女達を自分達の都合に巻き込ませないように今回、出陣したようだ。

マルコシアスはその様子をビルの上で傍観する。

 

バルバトスと真那達の矛盾した戦いが始まった。




作者「次回!バルバトス対真那達!!どうなる真那!君の大好きなおにーちゃんは君たちを守る為に君たちを倒そうとするけど、真那達はどうなるの?次回!!真那達、死す!」

狂三「勝手に真那さん達に殺さないでくださいます!?」


真那「・・・殺してやります!いま、ここで殺してやります!作者!!」
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