そしてイオクの所のガンダム・フレームが遂に判明!
ガンダム・ゼパル
盾を持ったバエルじゃねえか!!
「これが・・・兄様の・・・」
「・・・うん。三日月と私達の思い出なの」
暗い声でそう呟く真那に凛音は頷いた。
「全部、本当にあったこと。私はね、三日月にずっと生きていて欲しかったの。けど、三日月は団長さんが残した最後の言葉を果たす為に戦ったの。・・・止まるなって。前に進み続けろって・・・」
凛音は泣きそうな顔になりながらも笑みを浮かべる。
「私ね・・・団長さんが羨ましかった。私は三日月の一番にはなれなかったの。戦いに行かないでって言っても、私を守れないからって三日月は足を止めてくれなかった」
「・・・凛音、さん?」
「泣いて・・・いるのか?」
ポロポロと凛音の目から涙が零れ落ちていく。
そんな真那達の問いに凛音は首を小さく振った。
「泣いて、ないよ。泣いたら・・・三日月が心配するんだもん。だから・・・泣いて、なんかないよ」
そう言って凛音は笑う。
「だからね、十香ちゃん───真那ちゃん。それに皆も。三日月にもう一度・・・幸せを教えてあげて。私には力が無くて三日月に守られることしか出来なかったけど・・・皆なら大丈夫。だから・・・諦めないで」
その言葉と同時に凛音の身体は光となって透け始めていた。
「・・・凛音さん?手が・・・透けて・・・」
「手?あ、本当だ」
団長さんや三日月とは違って、鉄華団の皆の記憶で編まれていた「私」は力を使えば簡単にほどけてしまう。
結び直すことももう出来ない。
凛音に残された時間も・・・もう、無い。
だからこそ、真那に新しくできた三日月の家族に言った。
「真那ちゃん。私はね、皆に三日月の事を知って欲しかったの。それでね、皆に知ってもらえた」
優しく真那の手を取り、凛音は言う。
「だからこうして消えていくんだよ」
私はやりたい事をした。
あとは・・・彼女達がどう進むのかを見届けるだけ。
「質問。凛音さん・・・あなたは本当は誰なんですか?」
夕弦が凛音にそう問いを投げる。
「この思い出を私達に見せに来て・・・」
「私は・・・」
凛音は小さく唇を噛む。
全てを打ち明けたくなった。
自分は誰なのか。
どうしてここにいるのか。
全部・・・
だけど・・・そんなことできるわけがない。
凛音は夕弦のその問いに───言いたい言葉を飲み込んで、小さく笑った。
「私は凛音だよ」
そう答えた。
「・・・・凛音」
身体が零れていく。
凛音をこの世界に繋ぎ止めていた鉄華団の記憶が、イサリビに帰っていく。
「あ、そうだ。真那ちゃんに渡さなきゃいけないものがあるの」
「・・・ぇ?」
涙を溢す真那に凛音は制服のポケットから黒色の紐で編まれたミサンガを真那の手に握らせた。
「お守り。本当は三日月のだけど真那ちゃんにあげる。きっと、真那ちゃんを守ってくれると思うから」
そう言って凛音は皆に微笑んだ。
「三日月を・・・お願い。士道にも嫌な役を押し付けてごめんなさい。ユージンも、元気でね」
「・・・俺も、これは自分で決めた事だから」
「・・・・おう」
ユージンの返事を聞いて凛音は頷いた。
そして夜空に三日月が浮かぶ空を見て───
「三日月・・・・・またね」
凛音は・・・”アトラ”は消えていく。
三日月の幸せを願って。
よかったの?
うん。だから一緒に皆を待とう?それで今度は皆で───
真那「・・・・・」
作者「ま、まなちゃーん?な、泣いてるの?」
戦車「コイツ、泣かしやがった」
狂三「最低ですわね」
作者「えっ!?俺のせい!?」
ネコ「お前以外誰がいんだよ?」
作者「ですよネー!!」