イシュー家の聖域の名前を聞いて笑った鉄血です。
聖域ラタトスクて・・・
琴里達の組織と被ってんじゃん!
凛音が消えた後、真那達はもとの廃墟跡にいた。
「アトラ・・・」
ユージンは誰にも聞こえない声で小さく消えていった彼女の名前を溢す。
わがままだと彼女も分かっていた筈だ。三日月の・・・俺達の過去を見せて断られるかもしれない筈なのに、三日月を幸せにして欲しいという自分の願いを彼女達に託した。
「お前だって・・・アイツに我儘言いたかっただろ」
ユージンは少しだけ感傷に浸るように目を細めてから真那達を見る。
顔を伏せ、表情が分からない彼女達にユージンは言った。
「・・・で?お前等はどうするつもりだ?俺は三日月のやつを助けにいくぞ。それがアイツの頼みでもあるからな」
俺はもう決めているというユージンに真那と十香が顔を上げた。
「そんなの決まってます」
「そんなこと決まっている」
皆は顔をあげ、そしてユージンを見る。
「・・・私は」
十香は、独白するかのように呟く。
確かに、士道・・・いや、三日月には大恩がある。それこそ、一生かかっても返しきれないくらいのものを。
三日月の過去がどれだけ血で塗られ、犯罪者だと罵られようとも、彼にも守りたい家族がいた。
そんな優しい男が救われないままいるだなんて間違っていると思う。
だけれど。十香や真那、そして皆が足を進めている理由は、それだけではなかったのだ。
どんな苦難を苦痛を突きつけられようと、諦められないという感情が、皆の中に確かにあった。
「私は・・・”シドー”が好きだ」
目の前に立つ士道ではない。もう一人の・・・私達の知る”シドー”。
十香や四糸乃、琴里に耶俱矢、夕弦に美九。そして七罪や折紙。そして・・・真那。
皆、シドーが好きだから。愛しくてたまらないから───助けたいと思うのだ。
「だからこそ私は諦める訳にはいかぬ!シドーを必ず助け出してみせる!」
「・・・・・ハッ」
その言葉にユージンは笑った。
そして十香達に笑みを浮かべながらユージンは言った。
「それじゃあ、さっさとガンダムをぶっ潰してあの馬鹿に文句や我儘の一つくらい言ってやろうぜ!」
「・・・うむ!」
「・・・はい!」
皆が力強く頷いたその瞬間、真那が持つリングが眩く発光した。
「・・・ッ!リングが・・・」
「次の座標は何処だ!!」
ユージンがそう叫ぶと、真那はリングが示すその座標に眉を潜めた。
「・・・重なっている?」
そう。座標が自分達がいる場所と重なっているのだ。
「どういうことだよ?」
ユージンはそう言った瞬間、月明かりで明るかった廃墟が一瞬で暗くなる。
「・・・なんだ?」
暗くなった夜空にユージン達は顔を上げる。
そして”ソレ”を見た。
「─────────」
夜空に浮かぶ”ソレ”は巨大な船だった。
「なッ・・・・」
ラタトスク保有する《フラクシナス》よりも倍あるその船に皆が絶句する。
「あれは・・・」
あの戦艦は───
「───スキップジャック級・・・」
ヨルムンガンドの紋章を見てそれがエリオン家のモノだとユージンは理解した。
「───ッ!」
ユージンが歯を食いしばると同時、空から一機───”赤い機体”が真那達の目の前に降り立った。
『──────』
作者「はぁ・・・次の投稿はもう少し先になるかなぁ。けど、もう少し投稿を早くしないとなぁ・・・」
ピンポーン
作者「ん?誰だ?」
ガチャ
作者「はーい。どちらさ───」
ゴッ!!
作者「ま───」
?「・・・これで・・・兄様を・・・」
?「よくやったわ。さ───あの三人が来る前に始めましょう」
?「分かってます」
彼女達をイジメ過ぎました