デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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投稿!!

投稿に関してですが、一週間に二本は結構厳しくなってきましたので、しばらくは交互に投稿していきたいと思います。

では、どうぞ!

バエルを持つ私に逆らうか!!

義務教育をアグニカで終えた男


第十ニ話

カツカツと、靴底が硬い床に音を鳴らせる。

琴里と令音は二人で、〈フラクシナス〉のある部屋に向かっていた。そして目的地である部屋の前に到着すると、その扉が開いた。

 

「おう、司令官悪いな。“厄祭戦“について色々と調べて来たぜ」

 

扉の先に立っていた男がそう言って、手に持ったチップを見せる。

 

「ありがとう。それで?何か分かった?」

 

琴里はそう言うと、男はガシガシと頭をかきながら言った。

 

「まあ、ある程度はな。でも、あまり期待はすんなよ?なんせ、現存する資料がすくねえからな」

 

男は言って、チップをパソコンに入れた。

 

「まずは、これを見てくれ。五河士道のレントゲン写真だ」

 

そう言って、スクリーンに画像を映す。

 

「これは・・・」

 

「・・・っ!?」

 

その画像を見た瞬間、琴里達は驚愕する。

 

「まあ、無理もないわな。“阿頼耶識システム“に使われているナノマシンが脊髄に“完全癒着“しているからな」

 

男はそう言いつつも、話を続ける。

 

「この阿頼耶識システムなんだが、ご覧の通り完全に脊髄に癒着している。だから、手術で取り外す事は出来ないんだ。それとこの阿頼耶識システムは、厄祭戦の物語に出て来た“モビルスーツ“とやらに必要なシステムだったらしいんだよな」

 

「必要って・・・どういう事よ」

 

「詳しく説明して貰えると助かる」

 

男の言葉に反応した琴里と令音はそう言って視線を向ける。

 

「まあ、分かりやすく言えば、“モビルスーツ”は“阿頼耶識システムがある事前提”で作られたって事だよ」

 

「な・・・っ!」

 

「ふむ・・・」

 

男の言葉に二人は違った反応を示す。

琴里は驚愕する反応を。そして令音は興味を示す反応を。

 

「どうして、その結論に至ったのか、教えてくれないかい?」

 

「・・・説明も?」

 

「もちろんだとも」

 

はあ、と男はため息をついた後、口を開いた。

 

「まずは、バルバトスのフレームなんだが、見たこともない金属が使われていてな。この金属がやたら硬いんだ。現在確認されているどの金属よりもな。それにフレーム構造もこの手のデカいロボットならモーター駆動式を採用するんだが、コイツはシリンダー駆動なんだよ。柔軟性が優れた・・・な」

 

「ふむ、それで?」

 

令音は男に続けるように言う。

琴里も、興味があるようだった。

 

「このシリンダー駆動のタイプは動かす際に非常に人間の動きに近い動きをする事が出来るんだよ。それに阿頼耶識システムのパイロットによる思考操作が、非常に噛み合ってる。これで機械で出来たロボットなのに、生身の人間のような動きが出来るって話だ。理論上はな」

 

男はそう言いながら、パソコン画面の映像を変える。

 

「だが、このサイズの機体を歩かせるだけならまだしも、自在に動かすとなると、莫大なエネルギーが必要になってくる。なら、そのエネルギーを何処で手に入れているんだって思ってな、士道少年に聞いたのよ。そしたら“エイハブ・リアクター“ってやつでエネルギーが生産されてるって話だ」

 

「エイハブ・リアクター?」

 

男に琴里が聞いたことのない単語に声を出す。

 

「俺の“ツテ”で詳しく知っている奴に話を聞くとな、なんでも、“半永久的に膨大なエネルギーを生産“し、“疑似重力や、通信妨害も出来る物理的に破壊出来ないエンジン“が搭載されているんだとさ」

 

「「は?」」

 

男の口から出てきた言葉に琴里と令音はそう返事を返す。

とんでもないオーバーテクノロジーに対し、男は笑う。

 

「そりゃそんな反応になるわな!なんせ、俺も聞いた時は二人のような反応をしたよ!」

 

琴里達はそれどころではなかったが。

そんな二人の反応に男は笑いながら言った。

 

「まあ、俺が知っているのはこれくらいだ。後は、俺のその“ツテ“から聞きな」

 

「じゃあ、その人の事を教えてくれる?私も少し気になるわ」

 

琴里の言葉に男は頷いて、口を開いた。

 

「・・・確か、“モンターク商会“のモンターク“って男だ」




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