デート・ア・オルフェンズ   作:鉄血

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投稿!!

最後はおまけもあるよ!

俺、いつか絶対に追いつくんで・・・だから、止まんないで下さい・・・

最後まで戦い続けたハッシュ・ミディ


第九話

「折紙!?あんた、退院したなら早く連絡しなさいよ」

 

折紙は病院から退院し、自宅に戻る前に天宮駐屯地のCR-ユニット格納庫に顔を出すと、AST隊長である日下部燎子がそんな声を上げてきた。

作業ズボンに黒のタンクトップという格好に、何かの搬入チェックでもしていたのだろうか、クリップボードを脇に挟み、もう片方の手にペンを握っている。CR-ユニットはデリケートかつ極めて秘匿性の高い装備であるため、触れることが出来る人間が少ない。

実戦要員であるASTの隊長がこういった雑務をこなすことも少なくなかった。

と、無骨なデザインの搬入車両が、巨大な装備を引いてゆっくりと近づいてきた。

 

「おっと。ほら折紙、あんたもちょうと避けなさい」

 

言いながら、燎子が手招きしてくる。折紙はそちらの方向に歩いていった。

その際、ちらと後方を通る搬入装備に目をやる。保護用シートが被せられた、全長五メートル以上あろうかという、巨大なユニットだ。

 

「これは?」

 

折紙が問うと、燎子は脇に挟んでいたクリップボードにペンを走らせながら答えてきた。

 

「んー、新しく配備された実験機よ。DW-029・討滅兵装〈ホワイト・リコリス〉。大型レイザーブレイド〈クリーヴリーフ〉二本、五十・五cm魔力砲〈ブラスターク〉二門、それに換装可能の大容量ウェポンコンテナ〈ルートボックス〉八基。AST一個中隊分の火力を一個人にぶっ込んだような頭のおかしいユニットよ」

 

「・・・・・」

 

折紙は無言で、その巨大に過ぎる兵装を見上げた。

 

「これを使えば、〈イフリート〉も倒す事が可能?」

 

「は?何言ってんの。これはあんたには扱えないわよ。権利的にも、技術的にもね。DEM社から直接送られてきた実験機だもの。ま、一応理論値では、精霊を倒せるレベルの装備らしいけど・・・DEMの専属魔術師が、全装備フル稼働三十分で廃人化したって話よ。悪いことは言わないからやめときなさい」

 

「・・・そんな装備が、なぜここに」

 

「ん、どうやらDEMのお偉いさんが、もしかしたら真那だったら扱えるんじゃないかって寄越したらしいわ。本来は〈バルバトス〉を押え込みながら、私達が精霊討伐に集中出来るようにって言っていたけど、肝心の真那は「こんなので押さえ込めるか!!」の一点張りなのよ」

 

「そう」

 

あの真那がそう言うのも、一度だけまともにやりあって生還出来ての予想なのだろう。

 

「ていうか・・・〈イフリート〉?五年前に現れたっていう炎の精霊?なんでそんなのの名前が出てくるのよ。五年前に一度確認されたきり現れていないん───」

 

と、不意に燎子が言葉を止めた。

不思議に思い折紙が視線を送ると、何かを思い出したようにパチンと指を鳴らしてくる。

 

「ああ、そうか。───あれが〈イフリート〉か」

 

「・・・っ、どういうこと?」

 

折紙は微かに眉根を寄せ、身体ごと燎子に向き直った。そのまま足を一歩前に踏み出し、詰め寄るように続ける。

燎子は折紙のただならぬ様子に驚いたのか、折紙とは逆に足を一歩引いて軽く身を反らした。

 

「な、何よ急に」

 

「いいから、教えて」

 

「教えてって言われても・・・一昨日、〈バルバトス〉と〈ナイトメア〉が戦った時に現れたのがその〈イフリート〉なんじゃないの?真那がいち早く駆け付けたけど、やけに〈バルバトス〉が気が立っていたって言って戦闘に入らなかったっていう・・・」

 

「何故、一昨日、炎の精霊が現れた事を知っているの」

 

「なぜって・・・そりゃあ、画像じゃなくて映像でみたから・・・」

 

「・・・・・!」

 

目を見開く。まさかこんなにも近くに。〈イフリート〉の新たな手がかりがあったとは。

 

「日下部一尉」

 

「な、何よ」

 

「お願い。その映像を見せて。───今、すぐに」

 

 

◇◇◇◇◇

 

「・・・・・・っ」

 

仕事中の燎子を無理矢理ブリーフィングルームまで引っ張ってきた折紙は、プロジェクターでスクリーンに映し出された映像を見て、言葉を失った。

映像の質自体は、お粗末なものだった。だが、それでも折紙には十分過ぎた。

五年前。霞む目で捉えたその姿。一昨日。揺らぐ意識の中で捉えたその姿。

その憎き仇敵の顔を、今初めてはっきりと見取ることができたのだから。

そして───折紙の疑念は確信へと変わった。

 

五年間、ずっと追い続けてきた炎の精霊。───その、顔は。

 

「五河・・・琴里」

 

五河士道の、妹のものだったのである。

 




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全てをぶち壊すおまけ

鉄華団メンバーがデアラ世界にいたらPart2


「三日月さん!」

ガラッと音をたてながら教室の扉を開けるハッシュ。そしてハッシュが士道に目を向けると、女装した士道がユージンと一緒にいた。

「!!?」

「何?」

士道はそう答えるが、ハッシュはショックで固まり動けない。

「ハッシュ?」

士道の言葉が聞こえないくらいにハッシュは混乱していた。


◇◇◇◇◇


「なんだ、今度の文化祭の衣装合わせをしてたんすね。・・・てっきり俺の心の奥底で秘めた願望が何かが実現したのかと・・・」

「今、すっげぇ爆弾発言したけどツッコミたくねえから聞かなかった事にすんぜ」

ユージンはそう言うが、ハッシュは構わずユージンに聞いた。

「ってことはカフェっすか?女装喫茶的な」

「違う映画」

「先に作っちまえば当日ビデオ流すだけでいいし、皆で遊びまくれるしな」

ユージンの言葉にハッシュは気になる様子で聞いて見る。

「え、映画っすか・・・ハイアンドロー的なアクションものとか」

「違う。恋愛」

「アクション物は去年やったからな。イサリビ戦隊鉄華団ってやつ。すっげぇ大好評だった」

ユージンと士道のその言葉にハッシュは冷や汗を流す。

「ちょっと待ってください。恋愛でその格好って・・・まさか三日月さん・・・」

嫌な予感がハッシュにヒシヒシと襲いかかるが聞かずにはいられない。
そんなハッシュの予想を裏切るように士道は言った。

「うん。ヒロイン」

「ちなみに主役は昭弘だぜ!」

「!!!!!?」

二人の爆弾発言にハッシュは周りを見渡す。
そこには机に突っ伏したまま、ショックを受けている十香、折紙、八舞姉妹の姿があった。

(嘘だろ・・・三日月さんがヒロインで、昭弘さんが・・・昭弘さんが・・・!?)

ハッシュはさらに混乱した。
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