白紙の君に花束を   作:エオナ

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 荒廃した世界

誰かに私が救いを求める事はない

それは私の性格故。だから、こそ私を殺してほしいんだ。君の手でもう一度。


私は目覚める。近くに人影はいない事から私は実験に  した事に気が付く。

自分の名前は憶えていないし、実験の邪魔となるから好都合。私は起き上がる。今この世界は私の知っている限りでは人は誰もいない。

いつから私は実験お始めたのかすら思い出せない。私は荒廃した世界を背にしながら自宅へと向かう。

人が作った一部の建物は未だに砂になっておらず、それ以外の物はみんな砂となった。かつてこの砂になる現象を人は死の灰と呼んだ。死の灰を受け入れる者はもうとっくに砂の下にいるのだろうか。

それ以外の物はあがき続けたらしい。私はどちらでもなかった。

 

私は歩き続けた。この世界に殺されなかった私は生きることができなかった。

何時間歩いただろうか、私はこの世界が以前来た世界と違う事にやっと気が付いた。

私は服のポケットに入っている方位磁石を確認する。いつもの世界なら一定の方角を指すが針が一定のところに止まらずまるでこの世界が回っているようだ。

私に休息なんて要らないから。そうして私は一旦立ち止まった。

太陽は一定の高さにあり、雲は元から砂に覆われた、

私が最初にいた位置からは遠く離れたとも感じるしまるで歩いてなかったかのようにも感じた。景色は一定して変わる事を見せない。

私は一休みをする。休憩なんて先ほども言ったがそれは身体的な物で精神的には疲労が蓄積している。

心とはなんだろう、心は非科学的に変化する。非科学的な物なんて存在しないというデータが私の中に残っているが心が非科学的な物だ。

私は目を閉じた。

 


 

目を閉じてからどれぐらいの時間が経過したのだろうか。

相変わらず景色は変わらない。

太陽は当たり前のように空にあり雲は砂に覆われている。

これを読んでいる君ならわかると思うが私はあまり喋らない。

実験 が  した以上喋る必要も君にはないだろう。

 

私は持っていた荷物の中から紙を用意した。紙には私に向けて人が送ってくれた文字が多数書かれている。

私はそれをビンの中に入れて砂に埋めた。

私が今此処にいたというのを彼らに示すためにも。

 

そうして私は再び歩き続けた。珍しく建物らしきものを発見したので入ってみる事にした。建物と言っても傾いているから人には生活しづらいのかもしれないが。

私は中に入ってから知る、全てが同じく傾いていたからまるで以前本当に人住んでいたのかそれすら信じられない光景が私の目に飛び込んできた。

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