対魔忍世界に転生したのに何でまだ処女なんだ?! 作:ごんざれす
設定とか割と適当なので軽い感じで見てください。
文字数も少なくしていきたい
では、どぞ
皆さんは対魔忍という言葉を知っているだろうか
『アヘ顔』『んほぉ♡』『奴隷娼婦』『頭対魔忍』『ドスケベボディースーツ』『感度3000倍』
そう、前世女だった私でも知っている一部界隈で大変有名なあの対魔忍である
突然ですが、その対魔忍の世界に超絶美女で転生しました。控えめに言って最悪である。
私前世そんな悪いことしたっけな?!
清廉潔白とは言い難いかもだけどそんな悪いことしてないよ!
とにかく、女にとって超絶厳しい世界に、とある対魔忍一族の赤ちゃんとなって生まれてしまったので将来的に酷い目に遭わない様にとにかく私は訓練をした。
私の生まれも、体も普通ではなくなかなかに才能があったので私はどんどんと強くなって今ではメチャクチャ強くなった。
どれぐらいかというと、正直対魔忍最強と言われている井河アサギにたぶん7割ぐらいの力で勝ててしまうくらい。
でもこのことはあまり知られていない。
それは強さをひけらかして二つ名なんかが付いてしまったら、厄介ごとに巻き込まれていやん♡な目に会ってしまいそうだからという理由で力をひた隠しにしてきたし、今の私の立場がそもそもあまり多くの対魔忍の目に触れることのないところにあるというのが大きい。
そのおかげでこの世界に転生してから32年、数回危ない目には遭ったもののなんとか凌辱されずにここまで生きて来れた。
いやー良かった良かった。この世界で30年以上もそういう目にあってなかったら流石にもうほぼほぼ大丈夫でしょ!
後は適当なところで引退して、男作って、結婚して、処女奪ってもらって、子供作って、一般人として生きる。これで決まり!
……………………いや何で処女なんだよ!!!!!
なんでこれほどの超絶美女が30超えてまだ生娘なんだよ!おかしいだろ!
確かにいやん♡な目に遭わない様に色々気を張ってきたけどアラサーで処女はないだろ!
貞操観念ガバガバなこの世界で何で前世より処女の期間長いんだよ、意味わかんねーよ!
………いや、正直思いたる節はめちゃくちゃあるんだよねぇ
まず1つ、『強くなり過ぎた』これに尽きる
この世界の男共、というか対魔忍の男は馬鹿程プライドが高い。一部を除き自分より強い女に好意を伝えることなんかしない、代わりに闇討ち毒盛り何でもありで凌辱しようとしてくる。
いや何でだよ!極端すぎるんだよ!
実際それで二桁以上の男を返り討ちにしているから笑えない。対魔忍は下半身に脳でもついてんのか?ああん?!
そして2つ目、『立場が最悪』
今私は対魔忍ではあるが、他の対魔忍とはほぼほぼ繋がりがない「懲罰部隊」に属していて、更にそこの隊長をしている。
この「懲罰部隊」いうのは表の世界で言う警察と似たようなもので対魔忍を取り締まる役職だ。
正道を歩むはずの対魔忍が道を踏み外したときに捕らえたり、何やら怪しい動きをしている奴がいたらそいつの情報を調べ上げて丸裸にしたり、最悪抜け忍なんかを始末したりしているので仲間である対魔忍からは蛇蝎のごとく嫌われており、その親玉の私は特に煙たがられているという訳だ。
まだまだあるよー、3つ目―――――――――ああ、その前に仕事を済ませなくちゃね
対魔忍の集う五車の里から遠く離れたとある森の一角にいる私の前には、私の部下である懲罰部隊隊員に拘束されたイケメンの男がいた
コイツはその恵まれた容姿で同僚である女対魔忍や、様々な理由があって闇の世界でしか生きれない一般人の女を誘惑し、弄び、最終的には奴隷商人に売り飛ばしていたというド外道だ。
……こういう輩が割と多めにいる対魔忍っていう組織やばくない?
とにかく、今日の任務はこいつを捕獲して、手を組んでいた奴隷商人を吐かせて売られてしまった女達の救出を井河アサギが総隊長を務めている対魔忍本隊に要請するところまでが私達の仕事だ。
懲罰部隊は嫌われているからなりたいっていう人が全然いなくて人が少ないから、取り掛かれる仕事が限られており思った以上に忙しい。だからこんな小物には時間をかけていられないからさっさと吐かせてしまおう。
「さて、さっさと貴方に弄ばれてしまった女性たちを救いたいから奴隷商人の情報を吐いてくれないかしら?すぐに教えてくれるなら痛い目に遭わせるのは止めてあげるわ」
あ、今しゃべったのが私。
それなりの年齢を重ねて、それなりの役職についているのでそれなりのしゃべり方をしているんだよね。この話し方のせいで部下とかからちょっと勘違いされたりするから困ったものだったりするんだけど
「くそっ!お前らがあの懲罰部隊か!全員仮面で顔を隠しやがって薄気味悪りぃ、こんな仕事をしてるぐらいなんだ、どいつもこいつも醜女ばっかなんだろ!俺みたいなイケメンに相手にされないからって逆恨みしやがって!顔は分からんが体はなかなかの奴が多そうだ、抱くだけ抱いてやろうかぁ?ギャハハハッ!」
はい、会話になりませーん
でもこれが普通みたいなとこあるんだよねぇ。正義の味方の対魔忍から外れる奴は割かしこんな奴が多い。優れた身体能力、対魔忍としての異能の力を持つことで過度な自信と自己中心的な考えを持ってしまう輩の多いこと多いこと。
その辺りの道徳的な授業とか学園でもっと力を入れてくれないかなぁ!
ああそうだ、男の言う通り私達懲罰部隊は任務中は仮面をつけるようにしている。こんな仕事だから素性が割れてしまったら面倒くさいことになることは必至だからね、その辺りはよーく考えた。とは言っても私が隊長になるまではそんなルールもなかったんだけど。
そして服装も一般的な対魔忍スーツに統一している。特徴的な服装だったらそこからもバレる可能性があるし。
……というかこんなの普通のことだと思うんだよね。
何で本隊の人たちはわざわざ顔曝け出して、服装で個性出して、闇の世界に名をとどろかせようとするんだろうか、私達”忍び”だよね?まったく忍んでないよね??
とは言いつつ、私は諸々の事情があって特別な仮面をつけているし、服装もオリジナルの対魔忍スーツなんだけど。
本当は私も普通のがいいんだけど部下たちからめちゃくちゃお願いされたから自分用のを着ている。
このオリジナル対魔忍スーツ恥ずかしんだよねぇ、私の要望で露出自体は少ないんだけど、他のと同じように体のラインもろに出てるし……自他ともに似合っているとは思うし、機能性もあるから不満はないんだけど、やっぱり恥ずかしいのは恥ずかしいんだよ!
……………仕事を早く終わらそう
「日本語が分かるかしら?質問しているのだけれど。それとも下半身に従って生きているサルにはもっと簡単な言葉で言った方がいいかしら?」
「なんだとっ!馬鹿にしやがって!てめえが親玉か、この…………へぇ、なかなかいい体してるじゃねぇか。タッパがでかいのは気に入らねえが乳も尻もでけえし俺好みだぜぇ。エロい恰好しやがって、誘ってんのかぁ?
ほら、その鬼の仮面取って顔見せてみろよ、マシだったら抱いてやってもいいぜぇ!!」
処女の理由3つ目、『身長が大きすぎる』
はい、正確には測ってないけど180後半あります。身長に比例してバストもヒップも特大で、バストは驚異の110越え。我ながら引くわ……
はぁ、話が進まん。ちょっと強引に話を進めようか。
部下たちもイライラしてきているのが分かるし、何より私もイライラしてるし
笑っている男を冷めた目で見ながら、右手を軽く動かすと
スパッと音がして
ぼとり
と男の右耳が地面に落ちた。へぇ、イケメンって片耳でもイケメンなんだぁ
「へ?……い、いっでええええぇぇぇぇ!!お、俺の耳がぁあああぁぁぁぁ!!な、何しやがったお前ぇ!!!」
「さぁ、何でしょうね。一つ言えることは次はもう片方の耳もなくなるかもしれないってことね。それが嫌だったら質問に答えなさい。奴隷商人の情報は?」
「し、知らねえ!奴隷商人とは直接会ったことないんだ!いつも電話越しのやり取りしかしてない!」
「へぇ……」
耳を切り落とされてこっちの本気度が伝わったようで脂汗を流しながら必死に情報を知らないと口を開く。なるほどなるほど、知らないのね、ふーーーん。はい、ダウト
ぼとり
今度は左耳が男の体から離れて地面と熱烈なキスをした
違和感はあるけど両耳がなくてもイケメンはイケメンなんだね
「ぎゃ、ぎゃああああぁぁぁっぁぁっぁ!!な、なんで!言っただろうが!!」
「そんな分かりやすい嘘つかないでくれるかしら?並みの対魔忍だったらそれで騙せるかもしれないけど私達には通用しないわ。
人身売買っていうのは分かってるでしょうけどとても危ないものよ、売る側売られる側双方にとってね。少しでも間違えばとんでもないことが起きるというのに電話越しだけで取引?嘘をつくならもっとましな嘘をつきなさい。代理人がいたとかね。
そもそも貴方の端末から奴隷商人とどこで何時に会うっていうメールが確認されてるのよ」
「な、なんで―――」
「ちゃんと消したのにって?データというのは完全には無くならないものよ。私の部下にそういうのが得意な子がいてね、簡単に見つかったって。
……それにしても、両耳が無くなってもイケメンはイケメンなのね、感心しちゃったわ。ねぇ皆、こんなイケメンなら鼻が無くなってもイケメンなのかしらね?」
私は淡々とした調子で周りの私の部下の中でも側近の6人に語り掛ける。
ちなみに私の側近の6人は全員女の子で、しかも私ほどではないにしても美形揃い。別にわざとそうしたわけじゃないんだけどこの世界って実力と見た目が比例してるのかってくらい強い子が綺麗な顔をしていることが多い。だから自然と美形が集まっちゃったんだよね。
そんな美形6人は誰が呼び始めたのか『美しき六華』なんて呼ばれてる。前世の感覚だったらちょい恥ずかしいとか思っちゃうけど、この世界に来てからはこんなの割と普通だよね、って感じになってるし、本人達も割かし気に入ってそうだったから公式でそういう呼び方にしたんだよね。
さて、本当は鼻なんか落としたくないけどこの脅しは結構効くんだよね、私はともかく6人は割と本気で男をいたぶるのを楽しんでるからそのやばさが伝わるから
「そうですねぇ…私達を抱いてくれるほどのイケメンですもの。きっと鼻がないぐらいでは彼の魅力は失われませんわ」
「ええ、私もそう思います。きっと魅力的な姿を見してくれるでしょう」
「私も同感ですマスター」
「私は流石に不細工になるに一票だな!」
「アタシもそう思う。ってゆうかそれが普通でしょ」
「かー面倒くせぇ!試してみたらいいじゃねえか。それが一番手っ取り早いだろ!」
「「「「「「確かに」」」」」」
「ヒィッ!!わ、分かった!情報を洗いざらい全部話すからやめてくれぇ!!」
はいはい、さっさと情報はいてねー
1時間後、男が吐き出した情報と、こっちのデータベースの情報と照らし合わせて男の情報が嘘ではないと確認し終えて、対魔忍本隊にその情報を渡し終えると同時に懲罰部隊の回収部が男の身柄を拘束しにやってきた。
すっかりと意気消沈してしまった男は言われるがまま車に入ろうとするけど、最後にこっちに振り返って恐る恐る口を開いた
「な、なあ。俺はこの後どうなるんだ?」
「そうね、対魔忍はいつだって人手不足だもの。貴重な戦力である貴方を処分したりなんかしないわ」
「そ、そうか……」
男はあからさまに安堵の表情を浮かべるけど、世の中そう簡単じゃないんだよねぇ
「でも、またこんなことをやらかされたらその方が貴方を処分するより対魔忍としての損失が大きいから、まあ貴方の自慢の一物とはおさらばすることになるわね」
「…………え?」
「去勢よ、当然でしょう?
それから女が寄ってこない様に顔も醜く作り変えるわね。大丈夫、腕利きの魔界医がいるから痛みを感じることなくやってくれるわ」
「………は?」
「そしてまたこんなことをしたらもっとひどい目に遭うってわからせるために少々痛い目に遭ってもらうわ。これもちゃんとプロフェッショナルがいるから安心して。精神がイカれるギリギリをちゃあんと見極めるから。」
少しやりすぎな気もするけどまあしょうがないよね。
ここまでしないと絶対やるから。過去の記録から見ても再犯率が異常なのよね対魔忍
私が生まれるより前は今みたいに罪を犯しても少しの罰を与えて厳重注意で済ませてたみたいだけどその時の再犯率の高いこと高いこと。
力を持つと使わずにはいられないってことかしら。
そういう過去があり、私が隊長になる前の懲罰部隊は罪を犯した者は全員処分していたのよね。それが懲罰部隊が嫌われるのに拍車をかけたんだけど。
けど日本の平和を守るのにこの少ない対魔忍を自らの手で人員を減らすのが非効率的だと思ってた私は隊長に就任して更生プログラムを作り上げた。
まあ更生っていってもその実態はただの脅し以外の何物でもないんだけど
でもこれが効果的で再犯率はほぼゼロになりました!いえーい!
え?どんなことをしているかって?………それはここじゃあ言えないなぁ
「ふ、ふざけるな!懲罰部隊といってもそんなことが許されるはずがない!そんなことを俺の一族が知ってみろ必ず――――――」
「貴方のご家族にはご報告済みよ。『もしご子息を捕まえたらこんなことをします』ってね。快く了承してくれたわよ。貴方の更生を喜んでくれるなんて、良いご家族ね」
そう、ちゃーんと許可はもらってる。
被験者の家族にも、対魔忍総隊長井河アサギにも。
当然よね、何をやるにしても報告して許可はもらわないと。対魔忍っていう特殊な環境だけど結局は上司がいるサラリーマンみたいなものなんだから。………でも対魔忍はこの辺の常識がなってない。命令違反、独断専行当たり前、そんなのでよく組織として成り立ってんな!
このちゃらんぽらんがはびこっている対魔忍が何とか組織としての体制を保っているかというと完全に井河アサギのカリスマによるものでしかない。だからアサギはいつまでも引退できないし、強さを見せつけるために前線にも出なきゃいけないんだよねぇ、そこは同情するわ……
でもアサギがいなくなったら100%内乱が起こるからいてもらわないとダメなんだよね、すまんアサギ、もうちょっと頑張ってくれ。私が男捕まえて引退して、対魔忍とは全く関係ない立場になるまで
話がそれた
そして家族にもちゃんと話は通している。「こんな目に遭わせますけどいいですね?」って感じで。当然身内だからほぼほぼ全員が難色を示すけど「じゃあこれをしなくて再犯したらアンタらも同罪だよぉ?一緒に更生プログラム受けてもらうけどいいのぉ?」的な感じで脅し……説得すると大体が快く応じてくれる。いやーありがたいね
そんなわけで今回のこの男の一族の皆も同意してくれたので何の憂いもなく更生プログラムを受けさせることが出来るという訳。
こうでもしないと絶対一族で報復じゃ!とか言い出してくるから
「そ、そんな………」
男は絶望した様子で車の中に押し込まれる。そんな絶望するんだったら最初っから悪いことなんかするんじゃないよ全く。更生プログラムでしっかり反省してまた対魔忍として頑張りな!またどっかで会うかもね……あぁ、顔が違っているから多分分からないか
そんなこんなで今日の任務は終わり!
東京にある懲罰部隊本部兼我が家に帰って飯食って風呂入って寝よ!と思ったら
ピリリリリリリ――――――
私の個人端末が音を上げたので画面を見てみると、そこには
着信 井河アサギ
…………うわぁ、アサギからだぁ。
厄介ごとの匂い。アサギからの電話で今まで良い思いしたことないんだよねぇ、大抵○○が敵に捕らえられたから手を貸してほしいの、だとか。極秘でしてほしい任務がある、だとか。○○を死んだと偽装して懲罰部隊に匿って欲しいだとか。面倒くさいこと極まりない。
………本当は出たくないけど、上司であり、友人でもあるから出ないわけにはいかないんだよね、………あーーーーーほんと
「平穏には程遠いわね………もしもし私よ、今度は何かしら?―――――――――――」
『美しき六華』の一輪の独白―――――――
我等のお姉さ……んん!…主は美しいお人だ
ふくらはぎまである濃紫の髪は光の当たらない森の中だというのにきらきらと輝く。主は邪魔だから短く切りたいとおっしゃっていたが、最早芸術とも呼べそうなその御髪を切るなど滅相もないと配下一同で懇願したら折れてくださったという過去もあった。
180後半という体躯を持ちながら体のどこにも無駄な肉などついておらず、ギリシャの彫刻のような完璧なバランスが保たれた身体はもはや女としての嫉妬すらも浮かばない程に完璧だ。
そして体の中で唯一肉付きが良い、たわわに実った乳房は絹のように滑らかで、全てを包み込んでくれるような包容力と温かさが同居している。あの乳房に1日中包まれていたらどれ程の至福なのだろうかと考えることも少なくな……んん!……話を戻そう
このように見た目はもちろんだがその内面、生き様も美しい。
我々『六華』をはじめとした懲罰部隊の面々は、そのほとんどがとても口に出来ないようなことを悪党どもにされている所を主に助けられて今も人としての尊厳を保ったまま生きている。
それ以来私たちは主に忠誠を誓っている。
何の関係もない私達を助けて、そこからの援助もしてくれるという素晴らしいお方であるというのに本来の仲間である対魔忍たちからは嫌われている、いや、恐れられてるといった方が正しいか。
魔を滅する対魔忍を罰する対魔忍、当然懲罰部隊の実働部隊は実力者ばかりだ。
その面々を統べる存在、それが恐ろしいのだろう。
気持ちはわからないでもないが懲罰部隊は対魔忍という組織にとって必要な存在であるはずだ。秩序がない組織などただの烏合の衆と変わりはない、それを保たせているのが井河アサギのカリスマと主の懲罰部隊による規律だというのに殆どの対魔忍はそれを理解せずにただ主を煙たがるだけだ。
仲間である対魔忍からそんな振舞いをされても主はひたむきに自分の使命を全うしていく。決して感謝されないと分かりながらも。
そんな生き様に我々は心をうたれて忠誠を誓い、もともと懲罰部隊に配属されて嫌々仕事をしていた者達も今では自分たちが対魔忍の秩序を守っているという誇りをもって取り組んでいる。
そのおかげで対魔忍の犯罪者の数は一番多い時から10分の1以下になっている。
それも全ては主が我々を導いてくださるからだ。
我々は主の配下であることを誇りに思い、そして忠誠を捧げると決めたのだ
井河アサギからの着信に気分を落とされている所を見るに主が望む平穏にはまだ程遠いようだ。
だがいずれ我らが主を支え、平穏を主にかなえさせて見せよう。それが我々の恩返しになることを願っている
『美しき六華』の一輪の独白――――――了
用語&設定解説
〇懲罰部隊
決戦アリーナに出てきた抜け忍とかを罰する部隊
仕事内容から仲間の対魔忍にも嫌われており、自分たちもこんな仕事嫌だと思っていて、仕事熱心な部隊員を嫌うという色々と最悪な部隊
それを拡大解釈して対魔忍を監視する部隊みたいな感じにしました
簡単に言うと対魔忍の警察。だから実働部隊と調査部隊その他諸々の部隊に分かれているけどどこも人手不足
人員募集はしているけど、いかんせん嫌われてるので入ってこない
なので主人公はアサギに許可をもらって対魔忍以外の闇の世界の住人をヘッドハンティングしていて、現在元からいた対魔忍とスカウト人員が半々ぐらいになっている
主人公は最初平隊員として入隊して、自分たちの仕事に嫌気がさしている隊員達に「いやこの仕事誇らしいし、重要なことじゃん!」って言い続けて隊員たちに自信を持たして部隊の雰囲気を変えていって、隊員たちから推されて隊長になったという感じ