対魔忍世界に転生したのに何でまだ処女なんだ?!   作:ごんざれす

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お久しぶりですぅ……


密会

「今のは何事だ!」

 

 

私がぶっ放した直後に紫が現れた

どうやら紫の方の任務がこの米連の基地から情報を奪ってくるものだったようで、私達が暴れたおかげで随分と簡単に終わったらしい

 

礼を言われたけど、同時に苦言も呈された。こんな所であんな力を使うなと言うことらしい

まあもうちょい弱くても良かったんだけどさ、ちょっとカッコつけたくて7割程出しちった!テヘペロ!

……アラサーのやる事じゃないな、自分で引いたわ

 

ちょい引かれたみたいではあるけどちゃんと驚きもしたみたいだから良かったかな

ともかく、これで任務終了!マダムに桐生の居場所聞きに行こー

 

 

合ったときは一緒に行ったけど、今回は外で待ってることにした

だって私とマダムが繋がりがあるってバレちゃったからねぇ、何かボロが出るかもしれないし、合わないのが最適。

どうせ後で合おうって連絡来てるし、話はそん時でいいでしょ

 

と言うわけで紫と雑談して時間を潰している

……ちなみに紫の話の殆どはアサギの話だ。紫ってアサギにガチで惚れてるからなぁ、それで相談されることが結構ある

 

私がアサギと友達っていうのもあるけど、私を同志、同性愛者であると勘違いしてるから結構懐かれてる

……まあ否定しなかった自分が悪いんだけどねぇ

 

 

そんなこんなで時間を潰していると、不意に建物の上の方、応接室辺りから殺気が放たれた

 

これマダムが出したやつだな、そんな本気の感じじゃないから私は何もしなかったけど、教師でもある紫はお館様達を守るために跳躍してあっという間に応接室に飛び込んでいった

 

紫も強いけど、マダム程じゃないから特に安否心配することなく騒がしくなった応接室を見上げていると端末に連絡が入った、そこには

 

 

『いつもの場所で合流しましょう』

 

 

とマダムから連絡が入っていた

 

 

 

 

 

 

 

当初の予想とはまったく違う形になったけど無事桐生を確保し、これで記念すべき私達独立遊撃隊の初任務は成功で終わった

 

その後は3人の鍛錬の計画をたてたら連絡すると伝えて、私は懲罰部隊の本部に帰ると言って、3人と紫とはそこで別れた

お館様だけはこのあと私がマダムとアスカと会う事に勘付いていたようだけど、特に何も言わず帰っていった

 

いやー助かるわぁ

やましい事は二車の件ぐらいだけど、色々聞かれたらなんかボロ出したかもしれないし、気を使ってくれるのは有り難い

……二人との関係やら何やらを聞かれたとき様に色々言い訳考えとくかぁ

 

 

一度ここ東京キングダムにある懲罰部隊の拠点に寄って対魔忍スーツからドレスに着替えて、マダムに指定された完全会員制のバーまで部下に送ってもらう

 

会員制のバーだけど顔パスで入店して、ウェイターに案内されるまま店の一番奥にあるVIPルームに入ると同時に

 

 

「な、な、は、さーーん♡」

 

 

学校の制服に着替えたアスカが両手を広げて抱きついてきたので受け止める

いつもの事だから慣れたもんだ

 

アスカはうひょーと鳴き声を上げながら私の谷間に顔を埋める。…………軽くシャワー浴びてきて良かったぁ

 

 

「やっぱパッドもいいけど本物だわ~」

 

「何か言った?」

 

「ううん、何も!そんなことよりほらほらぁ」

 

 

何かボソッと言ってたけど聞き取れなかったな、まあいいか

 

私のおっぱいを堪能したらしいアスカは私から離れて手を引く

引かれるまま私は高級ソファーに座り、私の太ももにアスカがふふーん♡と嬉しげに頭を置く

まあいわゆる膝枕ってやつ、正直この体勢だとおっぱいが邪魔でアスカの顔が見えないんだけど

これも慣れたもんだから手の感触だけで頭を撫でて、髪をすく

するとアスカは満足したようでようやく動きを止める

犬かよ

まあ可愛いから私は何ら不満はないんだけど

 

対面に座っている仮面を外しているマダムはそうじゃないらしく、めちゃくちゃ複雑そうな顔をしている

 

 

まあそりゃそうだよねぇ、本来の自分の主が犬みたく私の膝の上で顔を緩ましてるんだから

 

そう、実はアスカとマダムって本当は今とは真逆の立場なんだよね。

アスカが主でマダムが配下、まあ私とお館様の関係そのまんまな感じ

 

アスカの本名は甲河アスカで、甲河家と言えば井河と張るぐらい対魔忍の中でも有力な家だったんだけど、約10年前ぐらいにエドウィン・ブラックの手によってアスカ以外が皆殺しになり、甲河朧という対魔忍が裏切ってノマドに付いた、ということになっているけど

 

正確には本当の甲河朧は裏切っておらず、命を賭して主であるアスカを守り通した

そしてその後は米連に亡命し、アスカの保護とブラックの討伐に奔走している。

まあつまり、目の前のマダムと呼ばれているこの人物が、その本当の甲河朧と言うわけ

 

裏切り者の方はガワは本物だけど、中身は全くの別人らしい、まあその辺りの話複雑でよく分かってないんだけど

 

まあつまり朧的には命がけで守った主人が、朧が米連で土台を作り上げてる間に数年預けていた友人にめちゃくちゃ懐いてると言う訳だ

 

1回アスカに私と朧の対応が違うのは何で?って聞いたら、私は尊敬するお姉ちゃんみたいで、朧は尊敬してるお母さんみたいだから、と言うことらしい

………朧は泣いていいと思う

 

まあでも一番感謝してるのは朧らしいし、そこはまぁ、うん……

 

 

とにかく、朧の頼みで数年預かっていたから、アスカはこれ程までに私に懐いてるというわけ

朧の心情も分かるけど、アスカも落ち着いたことだし話を進めよう

 

 

 

「待たせたわね」

 

「……ええ、ほんとに

はぁ……まったく、顔を出すなら事前に連絡しておきなさいよ。アスカを抑えるのにどれだけ苦労したと思ってるのよ、……まぁ、抑えきれなかったんだけど」

 

「ごめんなさい、ペルソナに行くって確定していたわけじゃないから連絡しなかったんだけど、やっぱり行くことになったのよ。

それにしても情報屋と言えばペルソナってチンピラに聞いても出てくるなんて、ここ数年で随分名を広めたわね」

 

「まあね。米連にも、貴女達対魔忍にもそれなりに協力してもらったもの。むしろ広められなかったら相当の無能よ。

そんなことより、あれは何なの?貴女があんなひよっこ達の部隊に入るとは思わなかったわ。情報が入ってきたとき信じられずに何度も調べさせたんだから、一体どういう風の吹きまわし?」

 

「別に、そんな深い意味は無いわ。アサギに頼まれたし、それに中々に面白い子達だったから入っただけよ」

 

 

その件でアスカもやっぱり言いたい事があったようで私の膝の上でもぞもぞと動くけど、話が長くなりそうだから

少し体制を傾けておっぱいで押し潰して黙らせる

 

 

「そんなこと言って、貴女のことだからどうせ何か理由があるんでしょうね」

 

「ふふ…どうかしらね」

 

 

ああ!あるよ!鹿之助君とお近づきになりたいっていうな!

言えるわけ無いわな!

 

この話をしてたらポロッと何かこぼしてしまいそうだからさっさと話を進めよう

今はおっぱいで黙らしてるけどいつアスカが復活するかも分からないし

 

 

「それで、東京キングダムイチの情報屋さんは何かノマドの情報は手に入れたのかしら?」

 

 

今日の本題はコレ、私と朧の共通目標であるブラックの討伐

その為の情報交換会、大体月1ぐらいでやってるんだけど今日は突発的なものだったりする

私がたまたま東京キングダムに来たっていうことと、ノマドの援助を受けた二車が反乱を起こしたから急遽集まったということ

 

 

「細かいのはいくつか、でもどれも大したものじゃ無いわ。やっぱり一番大きいのは二車の件ね、取り敢えず潜伏場所までは掴んだわ」

 

「あら、流石ね」

 

「そう難しくもなかったわ、奴ら一々動きが派手なのよ。相変わらずの二車って感じかしら、今のところ掴めたのはこれだけよ、時間も無かったから」

 

 

いやいや流石だわ

今は対魔忍から離れて情報網はそれほど多くないのにもう場所まで掴むとは、やっぱり有能だな朧は。代わりに懲罰部隊長やってくれないかなぁ

まあ、今の情勢だったら無理って分かってるんだけど

 

 

「それで、そっちはどうなの?貴女のことだから私達より情報を掴んでるんでしょ?」

 

「私を買い被りすぎよ、私達もまだ場所しか掴んでないわ。……でも、これから他の情報も入ってくるようになるわ」

 

「……?それってどういう―――――」

 

 

ピリリリリ―――――

 

 

朧が私の言葉に疑問を覚え問いかけようとした時。それを遮るように私の端末から呼出音が鳴り響いた

画面に表示されてる名前を見て、電話をスピーカーに切り替えてテーブルの上に置き、電話の向こうにいる相手に話しかける

 

 

「丁度良かったわ、ラークシャシャ。任務結果を報告してくれるかしら、今マダムとアスカもいるから最初からね」

 

『んあ?そうなのかよ、了解。っていうか久々だなアスカ、相変わらず姉御に膝枕してもらってんのか?』

 

 

私のもとでアスカを預かっていた時に懲罰部隊の面々とは知り合いになってるから、アスカも久々のラークシャシャの声に嬉しそうに体を起こして画面を覗き込むようにして、笑顔で話しかける

 

 

「久しぶり!ラークシャシャさん!勿論味わってるわよ!おっぱいプレスも堪能済み!羨ましいでしょ!」

 

『べ、別に羨ましくなんざ……そ、それより!報告だな!よっしゃ、報告すんぞ!

まあ結果から言うと、二車への傭兵としての潜入成功だぜアネゴ』

 

「良くやったわ、計画通りに行ったかしら?」

 

『ああ、ほぼ計画通りだ。むしろ計画より簡単に終わったぐらいだ』

 

「ちょ、ちょっといいかしら」

 

『ん、マダムか。何だ?』

 

「ちょっと話について行けてないんだけど、潜入したって……貴女が、でいいのかしら?」

 

『おお、そうだぜ。アタシが傭兵として潜入した』

 

「……どうやって?」

 

『そりゃあ、アタシがそんな小難しいこと出来ないって知ってるだろ?だから、正面から堂々とだよ』

 

 

ラークシャシャに伝えた計画は次の通り

 

①1人で今奴らが潜伏してる場所に正面から襲撃を仕掛ける

②ある程度暴れたら誰かを人質にとって骸佐を呼ばせる

③骸佐が来たら私を雇えと言う

④断ったら対魔忍にこの場所の情報を売ると言う

⑤潜入成功

 

計画っていうのがおこがましいぐらいだわ……でもこれで成功しちゃうんだよなぁ

 

まあ成功した理由は色々ある

まず骸差達は私達対魔忍に場所がバレるわけにはいかない。だからラークシャシャを口止めで殺さなきゃいけないけど、滅茶苦茶強いのを襲撃で見せて分かってるから自分達がヤラれる可能性があるから迂闊に手を出せない

 

それでも目的も分からないあまりにも怪しい奴を味方に引き入れることは出来ないけど、ラークシャシャには分かりやすい目的がある

ラークシャシャはかつてブラックに破れて力を奪われた過去があるから、二車に協力してブラックの、ひいてはノマドの情報を集めようとしている、というおあつらえ向きの目的が

たぶんその事に比丘尼のオババ辺りが気付く筈だという予想

目的不明より、何らかの目的がある方が信じやすいのが人間だから、少し警戒度が下がる。ノマドの情報に関しては自分達が漏らさなければいいだけなんだからね

 

その警戒度を下げるのに鬼族というのが一役をかっている。

鬼族っていのは基本単純で裏に何かあるっていうのがほぼ無い一族だから、少し警戒が緩む

 

そして最後に、奴らには圧倒的に戦力が足りてない

かつては名を馳せた一族とはいえ、今は没落寸前の一族だ。戦力も、そもそも人員も少ない

だから上級鬼族という圧倒的な戦力は喉から手が出る程に欲しいものだ、それが向こうからやって来るんだから、そりゃ受け入れてしまう

 

と言うのが大体の理由かな

説明し終えると朧はまたも複雑そうな顔をしていた

 

 

「何となく理解はしたけど……不確定要素が多すぎないかしら」

 

「別に良いのよ、相手はたったの1つの一族だけで対魔忍全体に反旗を翻して、まだ学生の当主であのアサギを倒せると思っていた馬鹿よ、こっちも馬鹿みたいな作戦で仕掛けないと」

 

 

まあぶっちゃけこんなガバガバ作戦でも8割は成功するだろうなって思ってた

だって相手二車だし。昔から奴らは実力はあるけど考えが足りない奴が多かったからなぁ

万が一失敗してもラークシャシャの実力なら逃げるなんて訳ないからそこの心配もあんまりしてなかったし、こんな作戦になったという訳

 

相変わらず複雑そうな朧を横目に、ラークシャシャに引き続き潜入を継続するように伝えて、通話を切った

 

 

「そういうことだから、これから情報が入ってきたら貴女達にも共有するわね」

 

「……ええ、宜しく頼むわ」

 

 

あ〜朧が何か諦めた様な表情を……

まあそっちはそっちで二車の情報を集める為に色々画策してただろうからね、それがまさかこんな超単純で大雑把な方法で成功されたんだから、諦めたくもなるわな

 

この世界では慎重にするのも大事だけど、それと同じ位大胆にする事も重要だからなぁ

その辺り朧はこの世界に生まれたのに何と言うか……まともだ

だから色々苦労してんだろうなぁ、ほらほら色々忘れて飲みましょ。今日はお互いもう仕事無いんだし、たまにはガス抜きしないと

 

 

私がウェイターを呼んで色々頼むと、朧は私が言わんとしてる事を理解したようで一つため息を吐いて運ばれてきたワインをぐっと飲み干した

 

お、いい飲みっぷり。そうそう、じゃんじゃん飲んで今は仕事のこと忘れちゃえ。私も付き合うからさ

あ、こら!アスカは飲むんじゃない!




二車ぼろ糞回

頻繁に情報が更新される作品の二次創作するもんじゃねーなって思う今日この頃
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