対魔忍世界に転生したのに何でまだ処女なんだ?!   作:ごんざれす

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本編に絡んでいこー
まあ主人公がいるだけでヌルゲーになるので加減が難しい
では、どぞ


幽霊城と魔女

「来たか」

 

「遅れてしまい申し訳ありません。雅蠱七八、これより任務に参加致します

それで、色々説明していただいて宜しいですか?今の状況、何故さくらがいるのか、そして何故鹿之助君の姿が見えないのか」

 

「ああ、実は――――――」

 

 

私は今独立遊撃隊の任務で五車の外れにある山に来ている。

聞いた話だとこの山で城が現れるという噂があり、それをお館様が確認しに来たら、二車の執事である権左に襲われたのだという

 

城の噂と権左の姿が見えたのでアサギは正式に任務を独立遊撃隊に発令し、私もここに来たというわけである

ただ私は思いがけない……訳でもない、そろそろ来るだろうなと思っていた邪魔が入りこのように遅れて任務に参加することになった

なのでお館様に説明を受けることになったというわけ

 

 

「――――――――と言う訳だ」

 

「なるほど、さくらについてはいつもの事で、鹿之助君は迷子だけど、合流の算段はついていると。理解しました

……しかし、淫魔…ですか、少し気になりますね」

 

「気になる?何が気になるの隊長さん」

 

「……さくら、貴女も少しは頭を使いなさい

それに今この部隊の隊長はお館様よ、そう呼ぶのは止めなさい

……そうね、淫魔っていうのは人の精気を好む奴らよね、人にとって害ある存在ではあるけど、それ程危険度は高くない。それが何故だが分かる?蛇子ちゃん」

 

「はい、淫魔達にとって私達は食料を提供してくれる存在でもあるので、害することはあっても、殺める様な事にはならない事が多いからです」

 

「そうね、だから奴らは基本的に東京キングダムみたいな闇の世界の片隅で生活している。

たまに群れて行動するときもあるけど基本的に娼館を経営したりして、食料をより多く、効率的に確保するためにね。

……だというのに、こんな五車に程近い山奥で群れて何をしているのかしらね?

何か交戦した淫魔から情報は得られませんでしたか?」

 

「ああ、直ぐに逃げられて何も聞けていない」

 

「でしたら、次に出会った淫魔とは少し”お話”をすることにしましょうか。

とりあえず先に進みましょう。鹿之助君を追うのですよね?」

 

「そうだ、蛇子が持ってきていたラジオを使ってな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、幻影を見破った私達は、道中で”お話”した淫魔達から得た情報をもとに洞窟へと足を踏み入れ、そこで何やら幽霊を見たと騒ぐ鹿之助君と合流した

 

奥の方まで進んでいくと明らかに今までの奴らとは違い、強そうな魔族2人組を見つけた

こちらに気付いた2人組は和服を着た女が洞窟の奥へと消え、男の方が私達を足止めしようと立ち塞がった

 

 

「何か隠そうとしていますね。お館様、動いても宜しいですか?」

 

「頼む!」

 

「かしこまりました」

 

 

ここまでの道中、前回の任務みたく私は1回も戦闘に参加していなかった

これはお館様達の要望で、経験を積むためになるべく自分達で対処したいからということで私は指示があるまで待機をすることになっていた

 

でも明らかに何かをやらかそうとしている連中を目の前に動かないわけにも行かないからそろそろ動こうか

 

 

「ここから先にはいか―――――――――んな?」

 

「悪いけど相手してる時間はないの」

 

 

男の魔族は私の言葉に返事することも無く頭と体がお別れして崩れ落ちた

 

 

「ひゃー容赦ないなぁナーさん」

 

「そんな事する猶予は無いわよ、さあ、行きましょう」

 

 

若干引き気味の4人を連れて和服の淫魔を追って洞窟のさらに奥へ行くと、何やら怪し気な石版の前で立っている淫魔を見つけた

 

 

「な、もう来ただと?!おのれっ!」

 

 

私達に気付いた淫魔はこちらに向き直り攻撃を仕掛けてこようとしたけど

残念ながら遅いんだよねぇ

 

 

「うぎゃああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

淫魔の姿が見えたときから飛ばしていた糸で淫魔の四肢を切り飛ばした

人間だったらこんなことしたら死んじゃうけど、魔族はこの程度じゃくたばらないからある意味楽だな

 

さて、道中の下っ端に聞いても何も情報が出てこなかったけど、このちょい特別そうな淫魔だったら何か知ってるでしょ、さぁ「お話」しましょうか

と、思ってたんだけど

 

 

「早速だけど、貴女がここに来た理由を聞いていいかしら?まあ、十中八九この魔界の門をどうにかしに来たんでしょうけど」

 

 

淫魔の後ろに見えるのは大きな石版のようなもの、その石版からは若干だけど魔の瘴気が感じられた

普通の対魔忍だったら気が付かないかもだけど、魔族の血が濃い私にはよーく分かる

この石版は魔界の門で間違いない

ただ瘴気の濃さでいうと閉じてからだいぶ立ってるみたいだから使い物にはならないと思うけど

 

まあ、大体分かっていても裏付けは取らないとね、

あとその情報をどこから手に入れたのかとか、誰から指示を受けてきたのか、あの幻術を生み出したのは誰だとか、色々聞きたいことはある

 

 

「ぐぅぅぅ……!だ、黙れ!貴様に言うことなど何もない!早く殺すがいい!」

 

「……そう、話す気は無いと、だったら話したいようにしてあげるわね」

 

「ふん!何をしても無―――ゴボッ!!?」

 

「?!皆下がって!」

 

 

これから色々しようとした時に淫魔が突然目を剥いて苦しみ始めた

毒を飲んだのかと思ったけど、毒特有の匂いがしなかったから何者かの手によって起こったことだと判断した私は、後ろに控えていたお館様達に声をかけて飛のく

 

何が起きたか分かっていない皆も私の号令で一緒に下がって身構える

 

 

「何だ?!何が起こった!」

 

「分かりません、淫魔が突然苦しみだし、何が起こるか分からないので下がりました」

 

「苦しみ……毒かな?」

 

「いいえ、毒の匂いはしなかったわ。むしろ一瞬魔の気配を感じたわ」

 

「じゃあ何者かの仕業だと?」

 

「その可能性が高いかと」

 

 

私達がそんな話をしていると変わらず苦しみ続けている淫魔の動きが徐々に鈍くなってくる

 

 

「っ!助けられないんですか七八さん!」

 

「危険すぎるわ、どのような方法で攻撃されてるか分からないから近づいた途端私達も同じ目に合う可能性もある、……気持ちは分かるけど我慢しなさい」

 

 

鹿之助君が徐々に衰弱していく淫魔の様子を見てどうにか出来ないかと歯噛みをするけど、ここは諦めてもらう

何よりも優先するのは自分達の安全だ、情報を持っているとはいえ所詮は魔族、敵だ。比べるまでもない

 

……しかし、本当に鹿之助君は優しいな、魔族であってもためらいなく助けたいって思うなんて

対魔忍の中でも本当に珍しい………私の本性を知っても怖がらないでくれたりしたりして

 

 

そんな事を考えつつことの成り行きを周囲を警戒しつつ見守っていると、遂には淫魔はぐったりと動かなくなってしまった

そこから動きが見られなかったので、何かあれば切り離して逃げられる蛇子ちゃんのタコ足で淫魔の状態を確認しても何の反応もなかったので私が近づき死体の確認を行った

 

外傷は無いようだし、魔の気配も消えている

流石にそんな専門的な知識は持ってないから見ただけで死因は分からんな

ただ淫魔の口から不自然なほど水が溢れているのが気になる

ちょっと顔を傾けてみるとさらに喉の奥から水が流れ出てくる

………見たことあるな、この現象。さらには山一つを覆いつくす程の幻術

となると気になるのは鹿之助君が見たという”幽霊”の存在だ

 

 

「鹿之助君」

 

「は、はい」

 

「貴方幽霊を見たって言ったわよね、どんな特徴があったか覚えてる?」

 

「ええと……はい、覚えてます。女の人で、凄い綺麗な人で、白い服を着ていてそれに……そのぉ……」

 

「………?何だよ鹿之助、何をそんな言い淀んでるんだ」

 

「いやぁ……あの、決してこれは俺がそういうの好きだとか、注視していたとかそういう事じゃないんだけど……………その、おっぱ……胸が凄く大きかったです」

 

 

胸が大きいか……私が今思い浮かんでいるアイツの特徴に当てはまる

でもこの世界おっぱいでかすぎる奴が多いからなぁ、私を含めて

となると大きさの度合いによるな、私ぐらいデカかったらほぼ確定かな

 

 

「なる程、じゃあどれぐらい大きかった?私ぐらいかしら?」

 

 

私は比べやすいと思って鹿之助君に近づいて胸を突き出す

私ぐらい、もしくは私より大きいって言えばほぼアイツで決まり、もし小さかったらちょっと思い当たる節がないから面倒だな

 

……あれ、なんか鹿之助君から全然返事がないな。

どうしたんだろ、と思って鹿之助君を見ると顔を真っ赤にして顔を逸らしつつ、私からの質問に答えようとチラチラと私のおっぱいを頑張って見ようとしていた

あら可愛い、恥ずかしがっちゃって。このでかすぎるおっぱいは大抵ギラギラとした欲望のまなざしで見られてたから、こういううぶな反応は新鮮だな~

 

………………………………あれ?幽霊の正体を知りたくて無意識にこんなことやってるけど、これもしかしなくても滅茶苦茶恥ずかしいことしてない?

年端のいかない男の子にアラサーの女が胸突き出してよく見てって………思いっきりセクハラじゃん!!

 

ああ!ヤバい!気づいたら急に恥ずかしくなってきた!よく見たらさくらはめっちゃニヤニヤしてるし、お館様は鼻の下を伸ばしておっぱいを見ようとして蛇子ちゃんに目隠しされてるし、ヤバイ!ハズイ!

 

 

「ご、ごめんなさい。見苦しかったわよねこんな無駄に大きいの目の前に突き出されて」

 

「そ、そんなことないです!み、魅力的だと思いますし!個人的にはすごい好きです!!!」

 

「あ、ありがとう………嬉しいわ………」

 

「「「…………………」」」

 

 

何だこの空気!!!

いや私が全面的に悪いのは分かってるけどその……!何だ…………!ハズイ!!ハズ過ぎる!!

 

このいたたまれない空気の中で発言してくれたのは意外にもこの空気を楽しんでそうなさくらだった

 

 

「それで?どうなの鹿之助君、その幽霊さんのおっぱいはナーさんより小さかった?それとも君好みの大きさだった?」

 

 

コイツ……!やっぱり楽しんでやがる…!

やめろやその聞き方!私と鹿之助君両方にダメージ行くんだよ!

そんな辱めを受けるような質問でも、鹿之助君にとっては大先輩のさくらに聞かれたんだから答えないわけにもいかず、聞き取れるギリギリの小さな声で

 

 

「たぶんいっしょぐらいおおきかったとおもいます………」

 

 

と呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後、アサギに幽霊城事件の報告を終えた私達は解散したけど、私はまだ報告すべきことがあったので校長室に残っていた

遅れて合流した紫が到着してから改めて報告を始めた

 

 

「いい報告と悪い報告があるわ」

 

「わぁー!なんか映画みたいでワクワクするね!”どっちから聞きたい?”って選ぶやつでしょ!」

 

「残念だけどそうじゃないわ、良い報告からしないと話が成り立たないもの」

 

「なんだぁ、ざんねーん」

 

「お前と言うヤツは……少しは緊張感を持て!雅蠱殿がわざわざ時間を作ってくれと言った用件だぞ、重要な話に決まっているだろうが!」

 

「えーーむっちゃんは逆に緊張感持ちすぎなんだよぉ」

 

 

何ていうか相変わらずだ。しかし紫、アンタがさくらをたしなめ様とするから話長くなってるの分かってる?

アサギもいつもの2人にため息を吐いて口を開く

 

 

「そこまでよ、2人とも黙りなさい。さあ七八、報告を」

 

「ええ、じゃあまずいい報告から。水城不知火を見つけたわ」

 

「何ですって!それは本当なの?!」

 

「私が直接見たわけではないけどね、鹿之助君が見たの」

 

「じゃあ確実じゃ無いんじゃないの?上原は水城不知火を見たことないでしょう?」

 

「ええ、でもアイツの身体的特徴と一致していたわ」

 

「それは?」

 

「ナーさんぐらいおっぱいが大きかったんだって!そりゃこのレベルの巨乳はあんまりいないよねぇ〜」

 

 

ホント直接的に言うなコイツは、まあ鹿之助君に胸突き出して確認してたって言わないだけマシか……

 

 

「………そういう事よ、勿論見た目だけじゃなくて他の根拠もあるわ

報告の通り情報を持っていそうな高位の淫魔がいたんだけど、そいつが突然苦しみ始めて死んだ。

正確な死因は桐生の報告を待たないと分からないけど、死んだ淫魔の口から水が溢れてきたの、それから見て溺死したと見ていいでしょう、山の中の洞窟でね

そんな事できるのは優秀な水遁使いぐらいよ」

 

「……なる程、そんな術使ってる所は見た事はないけれど彼女だったら出来ても不思議じゃないわね」

 

「ええ、それに決定的なのは巨大な城を生み出すほどの幻術よ。

あんな事出来るのは人魔の中でもアイツぐらいでしょう

あの幻術攻撃を何回か受けた経験があるから間違いないわ、幽霊……と言うか今回の幽霊城事件の元凶は間違いなくアイツよ

これが悪い報告、水城不知火は魔族と手を組んで何かやらかそうとしてるわ」

 

 

私が報告を終えるとアサギは不知火程の実力者が敵になった事実に頭を抱えているけど

不知火とは世代が違うさくらと紫の2人はどうもピンときてないようだった

 

 

「七八殿、少し聞きたいのですが。どうして対魔忍である貴女が不知火殿の幻術攻撃を受けたことがあるのですか?」

 

 

あーそれ気づいちゃうか

まあ気になるわな、普通

 

 

「まぁ……何回か殺し合った事があるのよ、正確には一方的に命を狙われたって言うのが正しいけど」

 

「な、何故です?」

 

 

いやまぁ……言っても良いけど……

チラッとアサギを見ると「やめとけ」みたいな表情をしてるからやめとこうか、アイツの名誉のためにも

まあ私はアイツの事あんまり好きじゃないからどうでもいいんだけど

一応レジェンド扱いだからなぁ

 

 

「………色々あったのよ」

 

「えーー?!答えになってないジャーン!」

 

「色々よ、色々……それより、不知火の捜索任務の許可はまだもらえないの?」

 

「ええ、長官が掛け合ってはくれてるんだけど相変わらず死んだかもしれない者を探すのに人員を割くよりやることがあるの一点張りでね……この前も不知火の娘に詰め寄られたところよ」

 

 

不知火は対魔忍の中でも実力者で、夫がいない時は一族の頭首代行もしていたから当然アサギは捜索任務を発令するつもりだったんだけど、そこでストップが入った

国からの命令によって

 

理由はさっきアサギが言った通り

明らかに国の上層部は何かを知っていて、そしてそれを隠している

しかも厄介なのがその上層部も一枚岩ではないらしく、誰か何の思惑で不知火を捜索させたくないのかが分からなかった

 

けれど、今日少しだけ尻尾が掴めた

 

 

「もう1つ報告よ

実は今日の任務、私本当は最初からお館様達と合流して取り掛かるつもりだったの。

けれど邪魔が入って遅れて合流することになった」

 

「あれ、そうだったんだ。てっきり最初っから遅れて合流するものだと思ってた」

 

「邪魔って?もしかして……」

 

「思ってる通りよ、お上からアポも無しに急にオンラインでだけど報告を求められたの。

任務があるから部下にさせると返事をしたらどうしても私じゃないと駄目だって言って、その相手をしてたら結局遅れてしまったという訳よ」

 

「………報告を求めてきた相手は?」

 

「矢崎宗一、政権与党「民新党」の幹事長よ」

 

 

ハッキリ言って超大物だ

そんな奴が魔の者と繋がりがあるっていうんだからやってらんないな

まあ矢崎に関わらず政治家や議員は魔の者との繋がりを持っているものが多い

私達対魔忍が仕え、守るべき国の指導者たちがそんなのだから本来なら取り掛かりたい任務に色々な理由をつけられて取り掛かれないことがたまにある

 

………ホント貴方の言う通りになってきたわよ、弾正

貴方は今あの世でどんな顔をしてるのかしら?悲しんでる?それとも悔しがってる?

……いえ、貴方のことだからほくそ笑んでるんでしょうね『ほら見たことか』ってね

 

 

「ちょっと待ってください。確か矢崎宗一と言えばノマドと繋がりがあった筈です。

であれば貴女を妨害したのはノマドからの指示、つまりは二車を手助けするためでは?」

 

「私もそう思ったんだけどね、それだとあまりにもあからさま過ぎると思ってね。

仮にも相手は政党のトップよ、そんな奴が自分からノマドと繋がりがありますって言うようなことするかしら」

 

 

この世界、対魔忍の関係者は割と単純な思考の奴が多いんだけど

むしろ敵側はなんか妙に知恵が回るというか、小賢しいというか。まあとにかく厄介ってことなんだけど。

そんな奴が二車を手助けするために自分を危機にさらすっていうのがどうしても考えられなかったんだよねぇ

 

 

「確かに……だから矢崎は淫魔ともつながりがあるかもしれないと思ったわけね」

 

「ええ、まあ他にもノマドが二車を助けるために誰かを動かすこともないだろうとは思っていたし」

 

「え?でも二車はノマドの援助を受けてこの前反乱起こしたじゃん。だから結構手助けしてるんじゃないの?」

 

「援助って言っても骸佐が使っていた何らかの薬ぐらいでしょう?それ以外は何も手助けしていないようだから一番の山場を終えてから手助けしだすのもおかしいと思うのよねぇ……

正直、ノマドにとって二車は暇つぶし、実験、もしくは何らかのカモフラージュだと私的には思ってるわ。」

 

 

さくらと紫はちょっと考えているようだけど、アサギは納得したような顔をしている

まあノマド程の力を持ってる連中が対魔忍の没落した一族に本格的に力を貸さないわなぁ

 

ともかく、今考えるべきは矢崎の正体、水城の行方、この2つだ

 

 

「報告はこんな所よ、貴女達は動きにくいでしょうから矢崎と水城の情報に関してはこっちで調査するわ。報告は随時するから」

 

「頼むわね。こっちも淫魔関連の事件を洗い出したりするから。後、二車の潜伏先の情報はつかんだかしら?」

 

「いいえ、まだよ。なかなかどうして奴ら結構知恵を絞ってるみたいでね、ちょっと難航してるわ、まあでも近いうちに報告できると思うわ」

 

「そう、引き続きお願いね……ああ、ちょうどいいから聞きたいことが――――――――」

 

 

結局その後も諸々の話をして1時間ほど校長室に滞在することになった

罪悪感やばいからね、いくらでも付き合うさ




まあ普通正体ばれるわな
むしろ何で本編不知火がまだ隠れ通してるんだよ……

というわけで不知火奪還も書いていきたい
時間はかかりそうですけども

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