対魔忍世界に転生したのに何でまだ処女なんだ?!   作:ごんざれす

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ようやく主人公の名前出せた
よ、自然な導入!

では、どぞ


一族殺し、裏切り者、それが私

アサギとの会合から数時間後、私は五車町のはずれにあるとある大きな古いお屋敷の前に来ていた。

ここはかつてふうま一族が持っていたお屋敷の一つで、この辺りで集まるときは良く使ってたな~もう10年以上前だけど。

 

このお屋敷で今日数十年ぶりに会合が行われている。その内容はふうま一族の配下である元ふうま八将の二車一族が反乱を起こしたから、それの情報共有であったりこれから二車をどのように追っていくかの会議、そして若き当主が二車を追うために組織された独立遊撃隊の隊長に任命されたことに対しての祝いの場でもあるらしい。

配下が反乱起こしたっていうのに随分お気楽だ事。時代が時代なら全員処罰受けてもおかしくないのに平和ボケってやつかね、まあ平和な証だし悪くないとは思うけど。

 

今日の会合も最後に当主のお話で終わるらしいけど、私はその場に突然飛び込もうとしていた。

いや、本当は嫌なんだよ?私ここに集まっている連中には特に嫌われてるから予告もなく突然部屋に入ったら最悪襲ってくることもあるかもしれないから。

でも遅かれ早かれ顔を合わせることになるんだからふうま一族の主要メンバーがそろってる今のタイミングがちょうどいいってことで飛び込もうとしてるんだけど。

 

 

正直ここにいる連中が全員襲い掛かってきても返り討ちに出来る自信あるけど、それでも戦うのは気が引ける、だから先手を打ってこの部屋にいる全員の動きを封じることにした。その準備を済ませたところで麗華とトワコが同時に勢いよく障子をあけ放つと、和室の大広間の上座に座っているお館様と目が合った。

 

一応久々の再会だから警戒心を与えない様に薄く笑っておく。

おい、仮面をつけた怪しい女だからってそんな驚くことないだろ。レディに失礼だぞ坊や。

 

障子を勢い良く開けた音で部屋にいたほぼすべての人間が振り向いて、私を認識するや否や案の定臨戦態勢を取るために立ち上がろうとするから私は両手を軽く握った。

すると数百人の人間が体を動かせなくなった。

へへ、凄いだろ。これが私の力だ。

 

急に動けなくなって驚いている連中を尻目に私はまっすぐお館様に向かって歩いていく。道中で罵声やらうめき声なんかが聞こえてくるけど全部無視。

一個一個相手にしてたら切り無いからね。けどこのままだったらうるさすぎてお館様と会話も出来ないからちょっと殺気をぶつけてやったら全員黙るでやんの。この程度の殺気で黙り込んじゃうなんて随分平和ボケしたもんだねぇ、若いのはともかく私と同年代だったり年上の奴もだもんなぁ、情けない。

 

すっかり静まり返った大広間を横切ってお館様の前まで行くと他の奴らに倣って今日着てるのドレスだけど正座して座る。スリット入ってる系の奴だからちょっと生足が出ちゃってる。

へいお館様、見てるの気づいてるぞ。

成程ね、本当に小さい頃に会った以来だけどどうやら親父と同じように助平に育ったみたいだな。顔もどことなく似てるし、これが血ってやつかねぇ。

しかし、昔は可愛かったのにもうすっかり男の顔になってるなぁ。体つきはそこそこ良くて、ちょっと色黒で、目つきも鋭くて、無駄に前髪が長い。まるでエロゲ主人公みたいだぁ。……いやエロゲの主人公だったか。

とにかく、かわいい子が好きな私にとっては順当に成長してしまって残念だ。

まあそれは置いといて久々の再会だし、それなりにしっかりやらないと。

 

 

「お久しぶりですお館様、大きくなられましたね」

 

「え、えっと………」

 

 

あらあらどもっちゃって可愛い。まあいきなり久々に会ったこんな綺麗なお姉さんに声かけられたらそんな風になっちゃうよね~。分かる分かる。けどまあ私は大人だからちゃんと待ってあげるぞ。

数秒待ってみたけどその後の言葉が出てこない。

………あれ?これ、もしかして私の事知らない?

いやまあ、最後に会ったのはお館様が3歳の時だから覚えてないって言うのはまだ分かる。けどこの反応ってガチで何一つ知らない時の反応じゃん。

 

え、なんで?私ほぼ10年ぐらい前から接点はなかったけど、一応ふうまの配下よ?しかも幹部クラスの。それなのに何で情報さえも知らないの?

うちは特殊な家系だったから情報がほとんど残ってないからお館様自身が調べるのはちょっと難しいかもしれないけど、周りには私の事知ってる連中が山程いたでしょ?

 

………こいつら、私の事嫌いすぎてお館様に私の存在話してもなかったな?

そういうとこだぞ馬鹿!自分の感情で部下の情報伝えないとかありえないだろ!

お前らのことだぞ時子!天音!災禍!

 

お館様の横に控えていた3人をチラリと横目で見ると、伝えてなかったことがばれて気まずいのか目を逸らす。

……ったく。じゃあ自己紹介からか、しょうがないな~

 

 

「これは失礼。会うのは13年ぶりですもの、覚えていなくても仕方がありませんわ。

では改めて自己紹介させていただきましょう。私はふうま八将が一つ―――――――」

 

「お前が、八将を……名乗るな……!!」

 

 

名乗ろうとしたのになんとか殺気から抜け出したふうま天音が遮ったので名乗れなかった。なんかここ数日私の名前が出てないような気がするんだけど気のせい?

 

 

「名乗りを遮るなんて礼儀がなってないわね。昔散々教えてあげたのに忘れちゃったのかしら天音?」

 

「だ、まれ…!私の名を呼ぶな、虫唾が走る……!」

 

 

はー嫌われたもんだね、昔は姉さま姉さま可愛かったのにすっかり可愛くなくなっちゃって。時間の流れって残酷。

ともかく名乗りたいんだけど絶対また邪魔されるからな~どうしようかな。

力尽くで黙らせる事も出来るけどそれやったら更に嫌われてお館様にも警戒されちゃうからやらない方がいいか……よし、じゃあ後全部丸投げしよう。どうせあることないこと言われるだろうけどなれたもんだし。

取り敢えず用件だけ伝えてさっさとずらかろう、そうしよう。

 

 

「はぁ……どうやら私がいては皆の気分を害する様子。来て早々申し訳ありませんがお暇させていただきます。その前に―――」

 

 

私は胸元から取り出したアサギからの指令が書かれた紙をお館様の目の前に滑らせる。

 

 

「井河アサギからです、後でお読みになってください。それではお館様、御前失礼いたします。私のことはそこの側近たちから聞くと良いでしょう。恐らく答えてくれるはずですので、では」

 

 

相変わらず静まりかえった大広間を再度横切って帰っていると、私のことを話で聞いただけだっぽい若い男も私の殺気を振り切ってぼそりと呟いた声が聞こえた。

 

 

「若作りのババアが……!」

 

 

カッチーン!

テメェ餓鬼が!ばばばばっば、ババアだとぉ?!!

そんなもん自分が一番わかってんだよ!じゃあこんなババアに負けない様に若い連中頑張れよなぁ!

くそがぁ……、許せねぇ。じゃあお姉さまの力見せてやろうかアーーーン?

 

 

「失礼な坊やね。レディーの扱いが分かってないんじゃない?レディを怒らせたら怖いって言うのを教えてあげる」

 

 

私は手をくいっと動かして拘束した状態のまま目の前まで男を浮かして、男の額に手を伸ばして中指を親指で引き絞る、まあ普通のデコピンなんだけど。

そのまま全力で男にデコピンをかますと

 

ぼこっおおおぉぉぉ!!

 

とてもデコピンで出るとは思えない音が響き渡って、すごい勢いで男の姿が襖の奥に消えていった。

 

静かだった大広間が更に静まり返った。分かるわぁ、私も客観的にこんな光景見たらドン引くもん。ちなみに能力とかは全く使ってない、シンプルな身体能力でこれ。

 

 

「これで良く分かったでしょう、以後気を付けることね」

 

 

大広間の空気に耐えきれなくなった私は捨て台詞を残してさっさと広間を後にする。襖を出る直前に腕を振って拘束を解除して、トワコと麗華の2人が勢いよく襖を閉めた。

取り敢えずこれで久々の私とふうま一族との再会はおおよそ予想していた形で終わったけど、『六華』の2人にとってはそうではなかったらしく、車に戻る道中もめちゃくちゃ怒っていた。

 

 

「なんだよアイツら!アネさんが超久々に顔を出したっていうのにまるで敵を相手にした態度は!しかも何で当主が自分の配下の事知らないんだよ!」

 

「全くです。今自分たちが主のおかげで井河のもとでのうのうと生きられているという恩をあだで返すとは……許しがたい行為です……!」

 

 

感情をそのまま出すトワコは分かりやすい様に怒っているし、普段冷静沈着な麗華もわりかし顔をゆがめて怒ってるから結構怒ってるみたいだ。

いやぁ嬉しいもんだね。自分のためにこれだけ怒ってくれるのは。懲罰部隊の子たちはこういう風に私を慕ってくれるから男のいない寂しさも紛らわされるし、仲間であるふうま一族から邪険にされても全然気にならないぐらいには助けられている。

 

これだけ私のために怒ってくれるし、昼間も助けてくれたしちょっとご褒美をあげるとしようか。

 

怒ったままの2人を連れてリムジンに乗り込むと、まずはトワコを引き寄せて口づけをする。

 

 

「まったくよぉ、え?―――――んんっ?!!ちゅ、あむ♡んふっ、ちょっアネさ――んんっ!ちゅる、ぢゅるるるるる、ずぞぞ♡んちゅーーーっぷは♡お、お姉さまぁ……♡♡」

 

 

私の歴戦のディープキスでトワコをメロメロにすると、今度は私の突然の蛮行に驚きながらも羨ましそうに見つめる麗華を押し倒してまたも麗華の魅力的な体をまさぐりながら唇を奪う。

 

 

「あ、あるっ――んちゅっ♡ちゅぱっ、れろれろれろ、ちゅ、ちゅるっ、んふっ♡んれぁ、ぢゅる、ちゅ、ちゅ、はむん♡ちゅるるる、んへぁ♡」

 

「出しなさい。今日の宿泊先まで、ゆっくりね」

 

「了解しました」

 

 

慣れた様子の運転手を尻目に私は車内でトワコと麗華の2人にこれでもかというぐらいご褒美をあげた。

 

 

処女の理由4つ目『同性愛者だと思われている』

思われているじゃなくてそうだろ!って思うかもしれないけど違うの!私はノンケなの!まあバイ寄りなのは認めるけどそこはホント!

 

このご褒美も私から始めたことじゃなくて、昔部下にご褒美何がいい?って聞いたら愛して欲しいっていうもんだから断れなくて、そのままその話が部隊全体に広がって大体ご褒美はこういう行為になっちゃったっていう訳なの!

 

まあ正直思ってたより気持ちよくてご褒美以外でも手を出しちゃってるけど全部合意の上だから!この体普通じゃないから妙に性欲が強いから仕方ないんだって!

 

それに懲罰部隊で私がスカウトした子の大半は凌辱されている所を助け出したから男に対する苦手意識が強くなって、全体的に懲罰部隊は百合百合しい空気感になってるのも原因だね、だからこれはしょうがない!しょうがないんだ!

 

………もし将来的に男が出来た場合部下たちに何て説明したらいいんだ……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は集まれるほぼ全ての俺の配下たちがこの屋敷に集まってくれた。天音なんかは昔はこの屋敷に入りきらないぐらい配下がいたのにって残念がっていたけど、俺にとってはこれだけ俺に付いてきてくれる者達がいるってことに感動していた。

 

いままで当主としての責務から逃げていたから、骸佐にも見限られて反乱なんか起こしてしまったんだ。これからは当主として出来ることはやっていこうと思った以来の初めての当主らしい仕事だったから、この会合はとてつもなく疲れたけど、その分俺自身にいい影響を与えてくれた。

そしてあっという間に会合は終わって最後に俺の言葉で締めることになって皆が俺を真剣な目で見つめて、姿勢を正してる中。とある人が現れた。

 

 

襖が開け放たれたと同時に目に入ったのはとてつもなくエロい体を覆い隠している黒いスリットが入ったドレスで、次に足元まであるまるで作り物みたいに綺麗な濃紺の髪。そして最後に目に入ってきたのは2本の黒い角が特徴的な顔の上半分を覆う仮面だった。

 

顔を隠しているというのに美人だということが分かるその出で立ちに何者かと思って顔を見ると目が合って、ニコリと微笑まれた。その瞬間

 

ゾワリ

 

俺の中の本能の部分がこの女は危険だと警鐘を鳴らしたのを感じた。

“怖い”もうその感想しか出てこなかった。

本能は逃げろと体に命令を出すけど、あまりの怖さに全く体が動かなかった。俺は部下たちみたいに何らかの力で拘束されている訳じゃないのに動けなかった。まるで蛇に睨まれたカエルのようだとどこか客観的に思っている自分がいた。

 

どんどん近づいてくる女の素性を知っているらしい部下たちは女に罵声を浴びせかけるけど、女は何食わぬ顔で、むしろ威圧感を放って歴戦の対魔忍たちを黙らせる。その常軌を逸した技術に驚きを通り越して最早落ち着いている自分がいた。

 

 

女は遂に俺の数メートル前まで来てゆっくりと美しい所作で座り、俺の顔を見た。普段より冷静だった俺は女が少し残念そうな顔をしたのに気が付きドキリとした。

その顔は俺のことを出来損ないだと憐れむ、侮辱する奴らによく似ているようで少し違う。どこか温かみを感じさせるものだった

 

そのまま女は口を開いたけど、「久しぶり」と言われても俺には全く心当たりがなく、何と答えていいか迷っていると女は俺が知らないと気が付いたのか、咎めるような目線で俺の横に控えていた時子、災禍、天音を一瞥する。

その瞳には明らかに苛立ちの感情が含まれており、その感情を間近でぶつけられた3人は身を震わしていた。

 

女は改めて俺に向き合い名乗ろうとするが何やら女に特別な感情を抱いてるらしい天音が女の名乗りを遮って結局全部を聞くことは出来なかったけど、“ふうま八将”というワードが出てきたので驚いた。

ふうま八将は俺のクソ親父の時代まではあったふうま宗家を含めた8つの有力な一族の呼び名で、反乱の失敗の折に正式な宣言は無かったけど無くなってしまった筈なのに……

 

 

結局女は名乗ることなく帰っていく、途中で俺より少し年上ぐらいの男がデコピン一発でとんでもない距離吹っ飛ばされたことに戦慄しつつ、姿を消した。

それと同時に拘束から解放された面々は若い男の安否を確認しにいったり、あの女について言葉を交わしたりととてもではないけど締めの言葉を言う空気じゃなくなったし、俺も気になることがいっぱい出てきて何かを言える状態じゃなかった。

 

とにかく女の言う通りに俺の執事と秘書に尋ねようとするけど、天音はあの女を追おうとして災禍をはじめとしたあの女の素性を知っていそうな面々に止められて話を聞けそうにないし、近くにいた時子を呼んで話を聞くことにした。

 

 

「時子、あの女は何者だ?俺のことを知ってるみたいだったし、それに“ふうま八将”って。……俺の配下なのか?」

 

「そ、それは………」

 

 

言い淀む時子に俺は厄介ごとの匂いを感じ取りながら、それでも時子に問いかける。

前までだったらそのままあの女の所も逃げていたけど、また反乱とかが起きない様にしっかりと把握しておかないと!

俺の押しに負けた時子はしぶしぶと言った感じで話し始めた。

 

 

「あの者の名は雅蠱(みやこ)七ハ(ななは)

本人の言う通りかつてのふうま八将の1つです」

 

「雅蠱……!あのふうま最大戦力と謳われたあの雅蠱一族か!」

 

 

雅蠱一族、それはかつてふうま一族が最盛を誇っていた時代からのふうま家当主の懐刀で、人数は少ないながらも一人一人が一騎当千の力を持ち、雅蠱家が動けばどのような強敵であってもなんなく屠ってしまうと言われるほどの武闘派一族だ。

雅蠱一族は謎に包まれていて、強いという逸話や、どのような任務に就いていたという記録は残っているものの、どんな能力を持っていたのかとか、構成人数とかの情報が全く残っていなかった。

俺もちょっと調べてはみたもののまったく情報が残っていなかったから印象に残っていて、すぐに分かった。

 

 

「でも雅蠱家だったら謎は多いかもしれないけど、代々ふうま一族にはちゃんと付き従っていて、一門からも頼りにされてたはずだろ?どうしてここまで敵視されてるんだ」

 

「そ、それは……」

 

「それは、奴が一族全員を皆殺しにして、更にふうま一門を裏切ったからです」

 

 

俺の疑問に答えたのは皆に取り押さえられて顔しか動かせない状態の天音だった。

……その状態で普通に話すのなんかシュールだな。

 

 

「皆殺し?裏切り?どういうことだ」

 

「奴は幼い頃、当時の雅蠱家が全員集まる場で急に皆に襲い掛かり一族全員を抹殺してそのまま当主となったと言われています。」

 

「幼い頃に一族全員を?!そんなこと一体どうやって、それに理由は!」

 

「どちらも分かりません。ただ、お館様…弾正様が一門にはそう伝えろと」

 

「親父が……?じゃあ親父は詳細を知っているのか」

 

「雅蠱一族の集まりに弾正様は参加されていたので、恐らくは」

 

 

親父だけ、いや当事者の親父と雅蠱七ハだけがその秘密を知っているのか……

気になるがそれじゃあ調べようがないな。

 

 

「それじゃあ裏切りの方は、それはどういうことなんだ?」

 

 

そのことを口にした途端、あたりの空気が重くなったような気がした。

それほどに広間にいる全員の目に雅蠱七ハに対する敵意が宿っていた。

そんな空気感の中、天音が人一倍大きな敵意を浮かべながら口を開いた。

 

 

「奴は弾正様の友人でした。

主と配下という関係で、年も離れていましたがそれでも確実に友情がありました。任務でも弾正様の懐刀としてあらゆる敵を屠り一門全てからも少し警戒されつつも信頼されていたのです。

………ですが、ですが奴は!13年前の我々と井河の闘争の折、一門の誰よりも早く裏切り井河に降ったのです……!」

 

「……どうしてだ?どうして親父と懇意にしてたのに」

 

「自分の命が惜しくなったのです、そうに決まっています!」

 

 

天音の確かじゃなさそうな情報に周りの皆も声をあげて同意する。

どうも感情的で不確かな情報みたいだけど、それでも真実は本人のみが知ることだしどう考えても分からないな……とにかく俺はなるべくフラットな状態で考えるようにしよう。裏切った過去があるという情報は覚えつつだけどな。

 

 

「そうか……それで反乱の後の10年ぐらいは何をしていたんだ?今日の今日まで俺は存在を知らなかったし」

 

「反乱から数年は井河のもとでこきを使われていたようですがその後は懲罰部隊に配属され、今では部隊長になっていたはずです」

 

 

あの懲罰部隊か……道を踏み外した対魔忍を処する存在。

対魔忍の中でも特殊で嫌われた存在。

確か聞いたことがあったな、懲罰部隊には鬼が潜むって。比喩表現かと思ってたけど実際にはあの角が特徴的な仮面をつけた雅蠱七ハのことを言っていた訳か……

 

 

「我々が知っている情報はこんな所です。」

 

「そうか、ありがとう。そんなふうまと関わり深い存在がこの指令書を持って来たわけか……。一体どんな内容なんだ?」

 

 

指令書を開けて配下たちと一緒に見るとそこには簡潔に

 

 

独立遊撃隊追加人員を用意した、明日正午丁度に第3演習場まで来られたし。

そこで顔合わせを行う

 

 

とあった




人物解説
〇雅蠱七ハ
主人公、前世も女で今世も女。対魔忍の知識は少しだけで知識チートとかは出来ない。
その代わり転生特典とかじゃないけど滅茶苦茶強い
常に仮面をつけていて理由は後日
32歳でまだ処女で男に飢えている
同性愛者ではないけど、部下に求められた&性欲が強い体なので女の部下と関係を持ってしまっている現状に悩んでいる
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