対魔忍世界に転生したのに何でまだ処女なんだ?!   作:ごんざれす

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水着不知火ママンゲットしたぜ。
時子も欲しいけど無課金じゃ無理だろうなぁ


さくさく進めたい課題編、意外と話が膨らんで困る
では、どぞ


椅子取りゲーム

ハイ到着!

えーと時間は……5分か。まあサスケを抱えてたしこんなもんかな。

それにしても最近忙しかったからこういう風に訓練するの久々だったから楽しかったな、サスケと触れ合うのも久しくしてなかったから何か癒されたわ、これがアニマルセラピーってやつか

 

それにしても随分深刻な顔してるな3人共、確かに今回の課題は不合格だったけどまだあと2つあるんだしそんな重く受け止めなくてもいいじゃん。それに今回のかけっこで大体の身体能力なんかは把握したから、次の課題は適正な難易度にするからクリアし易い筈だし気楽にいこうよ、構えたら出来るもんも出来なくなっちゃうぜ?

 

さて、じゃあ早速次の課題行ってみようか。

かけっこが終わってから10分ちょいしかたってないからまだ疲れてるかもしれないけどやるよ。任務じゃどんな状況でもベストな結果を出さなきゃいけないから、疲れてるなんて言ってられないからねぇ

 

 

「休息もとれたと思いますので次の課題へ行きましょう」

 

 

私の言葉に顔を引き締める3人をよそに、私は優雅に椅子に座って、アネットに紅茶ではなくただの水を要求する。戸惑っているアネット、そして4人を尻目にカップに入った水を受け取る、カップの半分からちょっと上ぐらい……まあこんなもんか

 

 

「次の課題は『椅子取りゲーム』です」

 

「『椅子取りゲーム』……って言っても言葉通りの意味じゃないんだろ?」

 

「ある意味では言葉通りの意味ですが。この課題は戦闘能力、そしてチームワークを見せてもらいます。」

 

「ってことはもしかして……」

 

「『椅子取りゲーム』って……」

 

「七ハさんから『椅子』を『取るゲーム』ってことですか……?」

 

「その通りです。言葉通りでしょう?」

 

 

ということで次は『椅子取りゲーム』!いえーい

椅子取りゲームの内容を理解した途端3人の表情が曇る。まあそうだよねぇ、普通に私から椅子を奪うってなると絶対無理だって理解してるからね

だからまあ私に色々と制限をつけるわけよ。その一つがこの水が入ったカップね

 

 

「――――とはいえ、単純に私から椅子を奪うとなると難しいというのは分かっていますね?」

 

 

コクリと3人が同時にうなずく。

かわいい

 

 

「ですのでいくつかハンデを設けます。

まず1つ目、私からは攻撃を仕掛けません」

 

 

まあこれは当然だよね。3人の戦闘能力を見るわけだし、こっちから仕掛けていったら戦闘能力云々じゃなくて逃げる姿しか見れなくなるだろうし

 

 

「そして2つ目、私は椅子から離れることが出来ず、そして体のどこかが椅子に触れていなければならない………更に、自発的に椅子を移動させないも加えましょうか」

 

 

椅子中心の生活。つまりそういうこと

椅子から動けないから必然的に私は全てを待つことになる。遠距離から攻撃されたら手も足も出ないわけだけど、まあ大丈夫かな

 

 

「そして最後に、この水の入ったカップ。このカップから水を一滴でも零すことが出来たなら、その時点で合格です」

 

 

最後のこれが一番大きいハンデだな。何てったってカップから水を零すだけで合格なんだから。

少しでも体に触れられたりしたら流石の私も水を零すことになるし、なかなかいい感じのハンデじゃないかな。

そもそも動いた拍子に零しちゃうんじゃないかって思うでしょ?確かにそこらの対魔忍だったら普通に動いただけで零しちゃうかもしれないけど、そこは『最強の対魔忍』をしのぐ私だからね、自発的には零さない自信がある

とはいえ長時間凌ぐのはなかなかきついので制限時間は5分間

 

3人もそれならいけるかも…という風にすこし雰囲気が明るくなる。

とはいえ私の見立てではこれでようやくギリギリ合格に届くかな?ってぐらいなんだけど

何らかの策を弄しないと普通の考えなしの攻撃じゃ流石にやられてあげられないよ?

 

ルールを理解したらしい3人に少し離れた開けた場所に移動する様に伝えて、私も椅子を持って移動しようとするけどアネットとリリアナが私を押しとどめて2人掛かりで椅子を運んでくれる

……やっぱりこの椅子高そうだよなぁ、2人も結構重たそうに運んでるし…なんかいい木材でもつかってそうだな~。出来るだけ汚さない様に立ち回ろう……

 

 

2人が運び終えると、私は改めて椅子に座って、3人も戦闘態勢が整っていることを確認して開始の宣言をする

 

 

「では、始め」

 

 

合図とともに鹿之助君と蛇子ちゃんは飛びかかろうとするけど、お館様がそれを止める

 

 

「考えなしに突っ込んでもダメだ。逆に七ハに俺たちの実力を晒してしまうことになる」

 

 

そうだね。

今度はさっきの『かけっこ』と違って冷静らしい。お館様の言う通り圧倒的な実力差があると分かっている状況で策もなしに突っ込むのは愚行だ。これは訓練だからいいけど、もしこれが本当の戦闘だとしたら一瞬で殺されて終わりだ。

訓練と本番を分けて考えてしまう人が多いけれどお館様はちゃんとその辺りを弁えてるらしい。いいじゃん

 

お館様の言葉に頷いた2人は集まって少し言葉を交わす、というよりはお館様の作戦を2人に伝えているって言った方がよさそうだね

成程、そこの役割分担はしっかりしていて、表情からして2人もお館様に絶対の信頼を置いてるみたいだ。

やっぱりなかなかいいチームだ。鹿之助君とお近づきになりたいのはもちろんだけど、普通にこの部隊に入るのも面白いかなと思い始めてきた。

そのために課題をクリアーしてもらわないとなんだけど……頑張ってくれよ~

 

 

10秒後、作戦会議を終えたらしい3人は今度こそ私に向きなおる

何をするのかな?と見ていたらまず蛇子ちゃんが術を発動して足の形が変わり触手のような、タコの足に変化する

………本当にタコ足だぁ。相州家って代々蛇化の術の使い手のはずだったんだけど、蛇子ちゃんだけ何故かタコになっちゃうらしいのよね~、まあ蛇よりかは可愛いからいいんじゃない?

 

そんな蛇子ちゃんは今度は大きく息を吸い込んで、そして私の方に向かって

ブシュー!!

とタコ墨の煙幕を放ってきた。

 

成程、これは反乱の時に使った戦法を私にも使おうとしてるわけか。

煙幕で視界を遮って、鹿之助君に微弱な電気で敵の位置を把握して、お館様がとどめを刺す、と。

まあいい手ではあると思うけど、昨日アサギに聞いた私はその戦法を知っているし、それに何より!あのままタコ墨を食らったら椅子が汚れてしまう!それはダメだ!

ということで対処させてもらうよ、悪いね蛇子ちゃん

 

私の視界いっぱいに煙幕が広がったのを確認して、今度は私が大きく息を吸い込む。

そして私の前方だけにターゲットを絞って息を思いっきり吐く

すると何ということでしょう、私の恐るべき、もはや人外の肺活量によって私の目の前の煙幕がきれいさっぱり無くなって、私だけを避けるような形で煙幕が私を素通りしていった

これぞ雅蠱七ハ奥義、『ただの凄い息』

紅茶を飲んでたから口臭の心配もなし!完璧!

 

 

「「「うっそぉ………」」」

 

「ちょっと汚れてしまいそうだったから対処させてもらいました。さあ、次の作戦をどうぞ」

 

 

あはは~引いてる引いてる。

そりゃこんなアサギでも出来ないようなこと見せられたら引くよねぇ、けど椅子を汚すわけにはいかなかったんだ、すまんな

 

3人は驚いてるようだけど気を取り直して、新たに作戦会議をする。

今度はさっきよりも長く、少し言葉も交わしているようだ。さて、今度はどんな手で来るかな?

 

 

残り4分というところで、作戦会議を終えて、3人は私を囲む様に位置を変える。

3方向による同時攻撃……だけじゃなさそう。緊張というか、何かを気負っている様子も感じ取れるから……何か必殺の策を隠してそうだね

 

私が少し警戒心を高めると同時に3人による同時攻撃が始まった

 

 

 

 

前から、後ろから、上から、下から、全方向から来る3人同時攻撃を私は時に防ぎ、時にいなし、時に避けて対処していく。

もちろんこの間も椅子から離れてないし、水も死守してるよ。

私の実力に驚きながらも3人は攻撃を続ける

どうやら作戦は私のカップを集中狙いして、水を何とかして零させるという作戦のようだった。陽動で気を散らして、ここぞという時にカップを狙う。それに何度もチャレンジをする…………様に見えるけど、やっぱりこれが本命じゃないな

 

勿論3人はこれも本気なんだろうけど、どこかこの攻撃だけに集中できていない様に見えるし、体力も温存を狙って連続での攻撃を行ってこない。となればやっぱりまだ何か隠し玉を持ってるな………でもいつ出す気だろう、もう少しで30秒前になるんだけどなぁ

 

 

「30秒前です」

 

「――っ!!やるぞ!」

 

 

リリアナの残り時間を知らせる声に反応して3人の動きが変わる

成程、30秒前で一気に攻撃を仕掛ける算段か……さて、どんな作戦を見せてくれるのかな?

 

 

3人は一度私から距離を取って、お館様と鹿之助君が跳び上がる

一方で蛇子ちゃんはさっきみたいに大きく息を吸い込んで煙幕を張ろうとしてるみたいだ

 

 

あら、また煙幕?でもまたやってもさっきみたいに無効化するけど、大丈夫?

 

 

私の心配通り蛇子ちゃんはまた煙幕を吐く

けれどその煙幕はさっきとはスピードが段違いに速く、そして濃くて一瞬で息で吹き飛

ばせるものではなった

 

―――!さっきみたいに辺りに煙幕をばら撒くんじゃなくて、範囲を絞って吹きかけることで速度と密度を増したわけか!

これは受けるしかないな、まあ私が汚れるんだったら大丈ぶ――――――ああ!

 

蛇子ちゃんの煙幕の狙いは私ではなく椅子だったらしくて椅子の足が煙幕で見えなくなる

椅子の上に立って私は難を逃れたけど椅子の足がぁ!!早く煙幕のけないと汚れが落ちない程汚れてしまうぅ!

 

急いでさっきの要領で足元の煙幕を避けると少し黒ずんだ脚が見える

あぁ……これだったら何とか―――――――あれ?なんか違和感が――――

 

 

「行くよ2人とも!―――――っえい!!」

 

 

蛇子ちゃんの掛け声とともに椅子ごと私が宙に放り投げられた

 

――!!さっきは見えなかったのに、いつの間にか椅子の脚にタコ足が巻き付いていた。当然それは蛇子ちゃんの足なわけで、どうやらタコの特性かなんかで地面とタコ足を同化させて煙幕に隠れて、椅子に巻き付けたらしい。

そして反応が遅れた私はまんまと椅子ごと投げられたというわけだ

 

ぅおっぶね!放り投げられた勢いで水零しかけた!けど何とかバランスを保って水を零さずに済んだ―――――――――――視界の端に男にしては小さな手が映る

 

 

「うおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

「――――――お見事」

 

 

それは蛇子ちゃんが煙幕を吐く前に空中に跳んでいた鹿之助君の手だった

私が放り投げられたと同時に空中でお館様を踏み台にして更に跳躍し、私の元まで跳んできたようだ………素晴らしい

実力はともかく、作戦、チームワーク、今の自分たちに仕える戦力だけでここまでやったんだ。これで私が負けても誰も文句は言わないでしょ

 

ホントの事言うと身体能力が足りないのか、それとも疲れかの要因でコンマ3秒ぐらい遅いから、全然対処は出来るんだけどここまでやったんだもん、合格でいいでしょ!

 

ここに『六華』をはじめとした実働部隊がいたら私がこのコンマ3秒をわざと見逃したことに気が付くだろうけど、今日の従者の2人は狙ったわけじゃないけど諜報部隊だからこれぐらいの手抜きは気づかないだろうし。よし大丈夫、これで私の部隊入りは決定だ!これで鹿之助君とお近づきになれる……!

 

……あぁそうだ。そういえばサスケもいたな。

サスケだったら気づくかもしれないけど、まあバレても問題ないな。何てったって言葉話せないし

まあ一応気づきそうか様子だけでも見ておくかな―――――――

 

 

――――――――――ねぇサスケ、何でまだビデオ撮影してんの?




水零さないで戦闘とか絶対無理だろうけど、そこは目をつぶってください
インパクトが欲しかったんや


蛇子のタコ墨は使いようによっては色々使えそう
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