「うわぁっ!?」
突然の変化に、驚愕でリクが後退り、傍に近寄っていた少女ごとダブルオーダイバーのコックピットに取り込まれた。
直後、獣めいた鋭い爪先のマニピュレータに頭部を掴まれ、地面に押し倒された。
「リッくん!」
「リクさん!」
倒れた衝撃で生じた風圧に煽られ、無意識に顔面を防ぎながら叫ぶ。
『ウッハハハハ! お陰で元気になれたぜぇ! ありがとよぉ、お人好し!』
角付きのダイバーの声。
見ればダークグレーを基調に、各パーツが青で彩られたガンプラ。
アズマの知らない機体である。
「見たことのない機体っ!?」
「あれはガンダムAGEに出てきたゼダス! ガフランの上位機種にあたるとされている機体で、高速機動形態にも変形可能な上に強力なビーム兵器を搭載しているんだ!」
「――あの、ええと、なんて?」
「正確には胸部に搭載されたビームキャノンこそが最も強力なんだけど、残りはビームサーベルを兼ねるビームマシンガンだけなんです! けど本編中の当時の技術的観点からすれば強力なことに変わりないんだ! 加えて実体剣としても活用できるゼダスソードもあってビーム対策に気を取られすぎると――あっ、ゼダスソードって言うのは――」
【そんなことよりも!!!】
「うぁぁぁっ!? そ、そうだった、ごめんなさいっ!」
ミナトの張り上げた声がユッキーの言葉を断ち切った。
状況が状況なだけに言葉を止められたなかったユッキーも申し訳なさそうに頭を下げる。
「ミナトさん、何故いきなりダブルオーダイバーが?」
【あれはフリーバトルモード。許諾してしまえば上位ランクだろうと下位ランクだろうと関係なくバトルできるっていう機能!】
「あれじゃさせられたみたいなものじゃないか! 卑怯だよ!」
【だけどルール上、何も違反はしていないんだよ。事前にバトル云々の表示もされるし。
これに関しては確認を怠ったボクらの落ち度だ】
「そんな……!」
「しかし、何故リクさんにフリーバトルを?」
【恐らく初心者狩りだろうね。ビギナーボーナスで予め付与されるダイバーポイント狙いの。
マギーさんが向こうのダイバーに通信で接触を試みてるけど……。
くそっ、ボクがいればけちょんけちょんにしてやるのにー!】
「なるほど」
歯噛みするユッキーの肩に手を添える。
経験則からアズマは、イレギュラーな事態に遭遇しても、すぐ傍に誰かがいるという事実があれば人は幾分か落ち着くものだということを知っている。
理不尽さに震えていた肩が小さくなっていくのを感じる。
「――援護はできますか?」
【できる。けど、フリーバトルモードだよ!? 当然ながらフレンドリーファイアは有効になってるし、負けたらダイバーポイントは失われる、と言うか奪われる!】
「リスク有、と」
その間にも状況は進む。
ついにゼダスがダブルオーダイバーに掌を向ける。
アズマにはあまりピンとこないが、それはゼダスに備わったビームマシンガンを放つための動作だということをユッキーは知っている。
「っ!? リッくんっ!」
言下にユッキーがコントロールパネルを開き、素早く操作する。
「ユッキーさん!?」
言うが遅い。
ジムⅢビームマスタ-に乗り込んだユッキーがビームライフルをゼダスに向けようと――
『なんてなっ!』
バーニアを吹かし、ジムⅢビームマスター目掛けて突進。
既に掌からはビームサーベルを形成していた。
「なっ!?」
完全に不意を突かれた形となった。
ユッキーは咄嗟にシールドを構えるも、一撃目のビームサーベルであっさりと溶断される。
続く二撃目でビームライフルも溶断された。
「まだだっ!」
『見え見えなんだよっ!』
大型バインダーを構えようとしたのを見透かされ、手首ごと刺突されてしまう。
突き刺したまま横薙ぎに払われたビームサーベルがジムⅢビームマスターの脚部を切り裂き、腹部に蹴りを入れる。
「うわあぁぁぁぁぁっ!!!」
大地を削り、岩を砕き、そのまま滝壺まで吹き飛ばされた。
「くぅ……あ、脚がっ!?」
大破こそ免れたが、溶断された箇所からバチバチとスパークを散らしていた。
射撃兵装は全て無力化され、脚部のダメージで立ち上がることもままならない。
「ユッキー!」
体勢を直したダブルオーダイバーがGNソードⅡをライフルモードに、背面を向けたままのゼダスに放つ。
『そんなんでっ!』
しかし、相手はそれを予期していたようで、振り向きざまにライトアームで防御される。
そのままダブルオーダイバーに接近し、タックルを喰らわせた。
「ぐっ」
持ち堪えられずGNソードⅡがマニピュレータから離れ、地面に突き刺さる。
ゼダスはすかさず突き刺さったGNソードⅡにビームマシンガンを撃ち込み――破壊。
「あぁっ!?」
すぐにGNビームサーベルを使おうとし――先ほどのチュートリアルミッションで使い果たしてしまったことに気づく。
『これで有用な武装はなくなったなぁ!』
「リクさんっ」
遅れてアズマがアストレイ・ジャグラスナイパーに乗り込む。
『今さら狙撃機なんかでさぁっ!』
ゼダスが方向を変え、ジャグラスナイパーに迫る。
「知らぬ機体といえど……真っ直ぐにくるのならっ!」
レフトアームに持った重突撃機銃を乱射。
『チィィッ』
ゼダスが両腕を交差させ、持ち前の装甲で弾く。
ダメージこそ軽微だが動きを鈍らせることはできる。
その間に慣れた動作でスナイパーライフルを展開。
ビームを弾く装甲だろうが、威力の高いスナイパーライフルだ。
……この距離ならば撃ち貫ける。
トリガーに指をかけ――
『だけどなぁっ!』
ゼダスが真横に飛んだ。
「射線から逃れようとも……っ!?」
引きかけたトリガーからマニピュレータを離す。
ゼダスが移動した射線上には――ダブルオーダイバー。
スナイパーライフルの貫通力では、そのままダブルオーダイバーごと撃ち抜いてしまいかねない。
その一瞬の迷いを突かれた。
『甘ちゃんめっ!』
ゼダスがしなるようにテイルを振り抜く。
ユッキーがあの時、教えてくれたゼダスの武装――ゼダスソードだと直感したが、それがテイルブレードだとは思ってもいなかった。
反応が遅れ、振り抜かれた一撃がスナイパーライフルを切断。
即座に放棄。バーニアを噴出させ、寸でのところスナイパーライフルの爆発から逃れる。
追撃のビームマシンガンに損傷を与えられながらも、ジムⅢビームマスターの横に並ぶように後退。
機動力を削ぎ落とすことが目的だったようで、ジムⅢビームマスター同様、脚部へのダメージが著しい。
すぐさま重突撃銃にストックされていた長身バレルに組み替え、バイザーを下ろしてスナイプモードに移行する。
スナイパーライフルを失った場合の応急措置だ。残弾数は5発。
元々は牽制用に用意したものなので威力は低いが当たればノックバックさせることくらいはできる。
「っ!」
スコープを覗くも、状況を把握し撃てない。
【どうして撃たないの!?】
【違うわミナト、撃たないんじゃない。撃てないの】
マギーの指摘は正しかった。
ゼダスはわざとダブルオーダイバーの近くを飛び回り、攻撃を加えている。
それが問題だった。
下手に撃てば、ゼダスではなくダブルオーダイバーに命中してしまう危険性を内包していたのだ。
「あのゼダスと言う機体に乗るダイバー、それを解った上で動いてますね」
【初心者狩りにしては、巧いってわけかっ!】
「ど、どうすれば……」
今のところダブルオーダイバーの防御力とリクの反応力で何とかゼダスの攻撃を捌けているが、それも時間の問題だ。
【バトルアウトなさい、三人とも!】
「――バトルアウト?」
【リタイア機能のことよ。仇ならわたしが取ってあげるから、今は一旦退くのっ!】
マギーさんの言葉だ。それは確かに頼もしい言葉だろう。
「しかし……」
「でも……」
諦めきれない思いがあった。コントロールスティックを握る力が強まる。
「初めてのGBNで……」
「初めてのミッションで……」
こんな形で、負けたという気持ちを持ち帰ったままで終わりたくはない。
それはきっと今も戦っているリクも同じ気持ちだ。
しかし、だからといって状況が好転するわけではない。
ダブルオーダイバーが徐々に追い詰められいるのが目に見えて解る。
ゼダスはなおも付かず離れずの距離でスナイパーライフルの時の同じように、重突撃銃の狙撃を警戒した動きのままダブルオーダイバーを――リクを追い込んでいく。
マギーの言う通り、感情を抑えてリタイアをするべきか。
それが今の最善だという考えが脳裏を過ぎった、瞬間――
「諦めないで」
声が聞こえた。あの少女の声だ。
「あなたのガンプラは――あなたたちのガンプラは、まだ諦めていない」
……ああ、そうですね。
少女の言葉に、アズマはキリシマの言葉も思い出す。
曰く、「どんな窮地でも、諦めず不敵に構えなさい。それがコツですわ。――換気扇つけずに塗装したのはわたくしの落ち度ですけれど!」と。何か余計なセリフも付いてきた。
「ユッキー! アズマさん! ――力を貸してくれ!」
リクの叫びにも似た呼びかけ。
応えないわけがない。
『いい加減耐えやがって――そろそろケリをつけてやるよっ!』
ビームマシンガンを連射しながらゼダスが距離を詰めにかかる。
腰を落とし、頭部とコックピットを守るように腕を交差させたダブルオーダイバーが、ゼダスの接近に合わせて加速――前進。
「いくぞぉぉぉぉぉっ!!!」
『うぇっ!?』
予想外の動きだったようで、ゼダスの動きがほんの僅かに鈍った。
『――はんっ! 自分からやられにきてっ!』
流石に切り替えが早い。ビームサーベルを形成し、迎えうつつもりだ。
しかし、動きが鈍った際の小さな隙間をアズマは見逃さない。
「いまですっ」
重突撃銃から一発の弾丸が放たれる。
それは真っ直ぐに、正確にゼダスの左肩関節を打った。
『なんだぁっ!?』
バランスが崩れ、反射的に斬り上げたビームサーベルはダブルオーダイバーの胴体ではなく、右肩部に備えていたGNドライブ一基を斬り飛ばした。
『だけどなぁ!』
ビームサーベルでの二撃目が間に合わないと悟るやいなや、ゼダスソードを閃かせる。
ダブルオーダイバーの顔面を貫かんと迫るゼダスソード。
リクはバーニアを瞬間的に最大出力で噴射。
真下へ急速下降。
ギャリギャリギャリッ!
金属が擦れる音を奏でながらゼダスソードが頭部装甲を掠めた。
両腕を解放し、地面に突き刺さんばかりの勢いで上体を支える。
バーニアを出力を一気に落とし、ゼダスの脇を擦り抜け、四肢をブレーキ代わりにガリガリと地面を削りながら、ユッキーとアズマのもとへ滑り込む。
「リッくん!」
ジムⅢビームマスターの膝装甲が展開し、内蔵されていたビームサーベルの柄が現れた。
チュートリアルミッション終了後にユッキーが言いかけた近接武器である。
答えず、行動で応える。
ビームサーベルを掴む。
再び、バーニアを噴かす。
「リクさん!」
アズマの声を合図にしたかのように、ダブルオーダイバーが飛び出した。
『ええいっ!』
ゼダスが振り向き、サーベルを突き出す。
だが――遅い。
ダブルオーダイバーのほうが僅かに速かった。
振り抜かれたビームサーベルがゼダスのライトアームを斬り飛ばした。
『なぁっ!? こ、このぉ――』
ゼダスの胸部――正確にはそこに内蔵されたビームキャノンが煌めく。
距離を考えれば、直撃は免れない。
さしものダブルオーダイバーとて当たれば一撃で撃破されれるだろう。
だが――
「させませんよ」
一発。胸部に弾丸が撃ち込まれる。
二発。同じ場所に寸分違わず撃ち込まれる。
三発。ダメ押しとばかりに撃ち込まれ、ビームキャノンの発射口を歪ませた。
放たれたビームキャノンは勢いこそあれ、その威力は著し低下していた。
であれば、ダブルオーダイバーが防げない理由はない。
ビームサーベルを構え、ビームキャノンと激突。
もはや通常よりも弱々しい出力のビームキャノンはあっさりとビームサーベルに打ち負け、周囲にエネルギーを四散させる。
歪んだ発射口が負荷に耐えきれず、スパークを散らせる。
『そんなっ!?』
一瞬にして自身が不利に陥ったこと、初心者とは思えない正確な狙撃を受けたこと、そしてダブルオーダイバーのプレッシャーに圧されたことが角付きのダイバーの戦意を大きく削いだ。
ビームキャノンが途切れた瞬間、背後に飛んで離脱しようと試みるも、最後の一発が脚部に飛来。
浮き始めた瞬間を狙われたゼダスは回避する間もなく弾丸を受け入れ、衝撃とともに前のめりにバランスを崩した。
その一瞬をリクは逃さない。逃しはしない。
「いっけぇぇぇぇぇぇっ!!!」
ビームサーベルの切っ先を向け――加速。
『ぅ、ひっ……』
完全にバランスを失ったゼダスは回避することもできず、ゼダスソードでの迎撃も間に合わない。ましてや肩関節に受けたダメージでライトアームが思うようぬ動かせず、防御することもままならない。
突き出されたビームサーベルが吸い込まれるようにゼダスの腹部を貫いた。
青白い放電を撒き散らしながら、歪んだ胸部が負荷によって爆発を起こし装甲が散らばる。
『俺が……負けた……?』
唖然とした角付きのダイバーの声。
自身が負けるとは思ってもいなかったのだろう。
立ち回りの妙とフェイントを加えた戦術は初心者狩りにしては巧いものであったが、そこに根付いた慢心が自らに敗北を呼び込んだのだ。
『ふ、ふざんけんな馬鹿ぁ! こんな、こんなの……!』
声が震えている。すすり泣くような調子だ。
『百倍にして返してやるんだからぁぁぁぁぁ――』
最後にそう叫び、程なくしてゼダスが爆発四散。
角付きのダイバーは敗北判定を受けてエリアから離脱したのだろう。
黒煙が晴れて、周囲には再び春の陽気が戻ってくる。
リクは、ユッキーは、アズマは――ただ空を見上げていた。
「勝った?」
「勝った……」
「勝ち、ました」
リクの呟きを切っ掛けに、確認するように二人も呟く。
武装も全て失い、大破こそしなかったが中破したガンプラのまま――勝ったのだ。
リクとユッキーの歓声が重なり、春の青空に響いて消えた。
久々のガンプラバトルと緊張感から解放されたアズマは、二人の歓声には乗らず、コックピット内で一人静かにほほ笑んでいた。
その表情は、柔らかかった。
⁎
「よ゛か゛っ゛た゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」
GBNメインロビーに戻ると、マギーとミナトに出迎えられた。
特にマギーの勢いはとてつもなく、駆け寄られた時には、既に太い腕に三人とも抱きすくめられていた。逃げる猶予さえなかった。
「よかったわぁ三人ともっ! よく勝てたわぁっ! ステキよっ! 見てて胸がキューンキュンしちゃったぁ
っ!」
左右に抱えられたリクとユッキーは滝のような感涙を流すマギーに苦笑を浮かべ、間に挟まれたアズマは頬を圧迫されて「あぶぶぶ」と声にならない声をあげていた。
「およ? そーいえばあの女の子はどこいったん?」
面白おかしくその様子を眺めていたミナトが、先ほど保護した少女がいないことに気づく。
「あら、本当ね?」
「あぶぶぶぶ……」
「ブフッ!? ウククク、なな、なんて?」
「さっきまでいたんだけど……」
見渡しても少女の姿はどこにも見えなかった。
ログアウトしたのだろうか。
そういえば名前を訊くのを忘れていたことを思いだす。
「三人とも――」
マギーが抱擁していた三人を降ろし、アズマはようやく圧迫感から解放された。
「散々なGBNデビューになっちゃったけど、どうだった? GBN、嫌いになっちゃった?」
不安そうな表情でマギーが問う。
先ほどまで抱擁されていた三人を見て笑っていたミナトも心配そうな表情をしていた。
マギーの言葉に三人は顔を見合わせる。
確かに初心者狩りというイレギュラーには遭遇した。
けれど、ガンプラを見せあい、操作し、戦う。
自身が作ったガンプラに乗り込み、この世界を冒険できるという神秘と高揚感。
それらがもたらす答えはとっくに決まっていた。
⁎
一番から三番までのGBN筐体の表示が《ON LINE》から《OFF LINE》に切り替わる。
リクが、ユッキーが、アズマがGBNからログアウトしたことを示すものだ。
アズマはダイバーギアを外して、息を吐く。
肉体的疲労と言うものは殆ど感じなかったが、精神的疲労は十分に感じられた。
「三人ともお疲れさま~」
後ろからナナミが労いを声をかけてくれた。
「どうだった初GBN? 楽しかった?」
マギーに訊かれたことと大体同じ質問に、三人はそれぞれのガンプラを手に振り返る。
「最高に!」
「面白かった!」
「――です」
初めてのGBNは、多少のアクシデントこそあったものの、三人に大きな満足感を与えて無事に終わることができた。
⁎
帰り際、GBN内で結局キリシマお嬢様に出わなかったことを思いだす。
聞いてみればキリシマホビーショップのショップ大会に飛び入り参加し、稼働テストのログインを権利として優勝賞品に置いた挙句、自身は負けた上にコルレルを破損して帰ってきたのだと言う。
それを聞いたアズマは呆れながらも「お嬢様らしいですね」と苦笑し、晩御飯のデザートを抜きにしたのだった。
「アズマ!? これはわたくし的南極条約違反ですことよ!」
「アズマ、GBNはどうだったかしら?」
「それはもう、とても楽しかったです。そうですね――色々ありましたが、久々に童心に帰った心地でした」
「それはよかったですわ!」
「あれほどまでに作り込まれた世界、お嬢様が誘うのも理解できたというものです」
「そうでしょうそうでしょう! 次はわたくしもちゃーんと同行しますわ! そしてあなたのご友人をわたくしにも紹介なさい!」
「それは良いのすが、次はバトルではなくディメンションの探検を約束していまして」
「わたくしはいっこうに構いませんわっ!」
「それとあんまりマウントを取らないように」
「わたくし、そんなはしたない女だと思われて???」
次回、『獄炎のオーガ』
「極旨の……オーガ?」
「お嬢様、その間違いは流石に怒られるのでは?」
「他人の金で焼き肉食べてーですわね!」
「お嬢様?」