逆行妖精譚   作:くまはっち

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ここまで読んでくださりありがとうございます。
今日はついにリューさんの〇○○が見れるかもしれません。
それではどうぞ


第七話 ステータス更新&レベルアップ

 二人がそれぞれ怒られてから早数日。

 その間にも二人はダンジョンに潜っていた。あの日からシャクティが監視として一緒にダンジョンに探索に出た日もあったが、二人の連携と戦闘と索敵能力を見て、第8階層まで認めてくれた。シャクティ本人からすればどうやって数か月でレベル1がここまでいけるんだ? と疑問を持たれた。アーディのスキルやステータスは姉であるシャクティも知っているが、リューのスキルなどは知らない為レベルに似合わない強さに気づいてはいなかった。駆け引きがうまく、戦闘慣れしすぎているという認識しか持っていないためはっきりとした実力は分かっていなかった。只者ではない程度に思ってはいたが。何らかのレアスキルを所持しているのか? とも思ったが他派閥の人間には教えるはずもない。それにそういうやつは良く神々の玩具にされやすい。流石にそれはかわいそうだ。知らない仲ではないわけだし。だからこれは自分の胸の内にしまっておこうと決めた。

 

 ────────────────────―

 

「さぁステータスの更新するぞー!」

 

「お願いします」

 

 そう言って神様と寝室で寝る前にステータス更新がリューの日課である。……怒られてから何日間はネメシスも無理させないように更新しないときはあり、リューが「もうしない」と謝ったことで事なきを得た。

 

 背中を出してステータスの更新を行う。マークは天秤と神罰を下すときの剣である。何故か炎も描かれている。

 

「う~~~~ん、にしてもこれはヤバいかもなぁ」

 

「? どうしてですか」

 

「いや、もうレベル2に()()()()()()してる事隠してる訳だけどさ、もうリューはレベル3くらいにランクアップすることができるんだよねぇ」

 

 そうネメシスがここまで困っているのは己の眷属の急成長である。神は元々天界が暇になったから娯楽を求めて制約あれど下界に降りてきた。

 そこでファミリアなどを作り始めて現在に至る訳だ。

 まぁつまり面白そうなネタがあるとこぞって玩具にしたがる訳で……。

 

「やっぱりまだランクアップは見送りだし、この事は隠す他ないよなぁ」

 

 面倒ごとには関わらないほうが身のためである。将来自分の眷属がその厄介ごとに片っ端から突っ込むことになるなんてこの頃のネメシスはまだ知らない。まぁ問題はコイツ自身のスキルの訳である。

 そう思って初めて眷属のランクアップをしたときの事を思い出した。

 

 一言で言うと凄かったとしか言えない。

 恩恵刻んで二か月と半月でステータスがカンストしていた。その頃はダンジョンに潜っていたとは言え6歳でランクアップとか神々の玩具になるのと同義である。だからせめて1~2年程はレベルを誤魔化す事にした。しかもオラリオは面倒な神々が多くいる為この判断が正しい。どうせこんな零細ファミリアに対して警戒するような者もいないと判断したという事もあった。しかしそれから三か月も経ってないのにステータス限界突破してる。どうしよう。困ったな……。

 それに加えて私リューのスキルの表記分からないのあるんだよなぁ。

 スキルなどは神聖文字で書かれており、神聖文字を学んでいない奴らには読めない。神々は普通に読めるが。しかし我が眷属のスキルの一部が私には読めなかった。いや分からなかったと言った方が適している。だって見た事ないんだもん。あんな形の文字、旅していた頃にも見た事が無かったから暗号かな? とも思ったが尚更分からなかった。まぁそのままコピーして渡したんだけど、どうやらリューには読めているのか特に何も言ってこなかった。一回教えてと頼んだけど「大した事書いてないですよ」とか言われて教えてくれなかった。神が読めない文字で書いてある時点で大したことなんだけどなぁ。

 まぁそんなこんなで今に至るわけだが。

 

「何かすみません」

 

「ん? 別にお前のせいではないし、前みたいに約定を破るみたいな事しなければわたしは見守るだけだから思いっきりやればいいさ。神々の事はどうにかするからさ」

 

 そう言って今回もステータスの伸びが凄い眷属にステータスをコピーした紙を渡す。俊敏だけ他と比べて伸びが凄かったなぁと思った。

 

 リュー・リオン

 

 Lv 2

 

 力:S978

 耐久:A890

 器用:SS1099

 俊敏:SSS1858

 魔力:S956

【発展アビリティ】

 耐異常G

 

<魔法>

 ???????? ド

 ? 、? の???? 撃? 法。タ?? ・???? 発動?? 使用?? 。

 詠?? 

【今???? の? 。?? の? 天?? む?? の星? 。? か? 我? 声に応じ、? 一度??? 加護? 。汝? 見??? 者?? の?? を。来? 、さすらう? 、?? の旅人。? を渡??? を駆け、何? よりも???? 。?? の光を?? し??? て】

 

 ??? ヒ? ル

 ??? 法。??? ない。?? 補正?? 。? イ?????? 発動? に???? 。

 詠?? 

【今???? の歌。懐?? き生? の? べ。? を求め? 者? 、ど?? 癒しの???】

 

 

『スキル』

【??者】(?? ム・トラ??)

 そのまま?? を戻ってきている。

 ?? のある?? についてのステータス大幅上昇。

 なお?? していない見聞きした?? についても????? 度合いにより全ステータスに補正がかかる。

 一人のみの時に任意で発動。複数人いる場合(パーティを組んでいたりする場合)は発動できない。

 ?? 保持??????? や?? につ??? このス?? 発動?????? 。(【????】、【????】、【????】等々)

 なお?????? 度??? を? る、本???? した?? でこ? ス?? は?? する。? た、????? し、?? と?? を????? がで??? 。

【正義妖精】(ライト・アベンジャー)

 闇派閥や悪行に対する戦闘の際のステータスや経験値に補正がかかる。相手のレベルや悪行の質や数に依存。

 精神状態に左右される。負の感情の方が補正がかかる。

 

 読めるのは本当に一部だけである。ネメシスは相変わらず自分には読めんと落胆した。特に魔法の欄とスキルの欄はほとんど読めない。唯一読めるのはスキルの一つだけである。何じゃこれ? と最初は意味もわからずに眷属の背中を思いっきり叩いた事は余談である。

 

「相変わらず私には読めないんだよなぁ」

 

 ボソっと愚痴を零す。ネメシスであった。

 

 

 一方リューはほとんどの内容を読めているので問題はない。それに前にはなかった成長補正のスキルのおかげでかなりのスピードで成長できている。普通にやれば一年から二年の期間を要するレベル2までの壁をたったその半分以下でランクアップ出来たことがスキルの凄さを示しているであろう。まぁクラネルさんの事もあるのだが。今回はご助力することは叶わなそうだ、と少し感慨に浸った。それに目立つ訳にもいかない為この事は私とネメシス様との約束である。正直神様にもあまりバレたくは無い物なのだが、ステータス更新のためだ。どうしようもない。

 

(このままいけば大抗争辺りではレベル6に届くかもしれないが……)

 

 そうは問屋が卸さないだろうなぁと思うリューであった。何故ならダンジョンに潜らないといけないのに人の目を気にしてあまり奥に行けていない。前に闘技場遭遇したが、ロキファミリアの幹部らによって事なきを得た。その時は怪しまれないように能力を悟らせる事はしなかったが、勘が良ければ気付くかもしれない。ミノタウロス数体をぶっ飛ばした事もあったから。それにここ数日たまにシャクティとも探索をともにしている。

 

 どうしたものか……。

 

 そう考え込んだ。この頃こんな風に考え込むことが増えたなぁと感じた。

 

(ゼウス、ヘラファミリアの生き残りの事もある。高い能力を持った者をあの神はマークしている事だろう。それに)

 

『リオン、()()()()()()

 

「……」

 

 私を()()()()()。生贄としてアストレア様を狙ったともあの後に聞いた。邪神エレボス、かの神をこの時期に葬り去っておきたいがこのレベルでこの能力で闇派閥で単身で攻め込んでも返り討ちに遭って終わる。しかも私が復讐を決行した時の闇派閥の拠点にあの神がいるかどうかも分からない。かと言って放っておけばまたあの事件が起こる。

 

(せめてゼウスとヘラの生き残りさえどうにかなればあそこまでひどくなる事は無い。アーディがあのような事になる事もアリーゼ達が……)

 

 いや不毛だ。それはもう前に終わった事だ。今更考えたところであの事実は変わらない。問題は今をどうするかだ。このまま強くなる事は変わらない。でなければアレには敵わない。

 

「はぁ〜、いけないいけない。深みにハマってしまった」

 

 事実を変えるのは自分では難しいと疲れた顔で自嘲したリューであった。

 

 ────────────────

 

「おーい! リオンー! おーい!」

 

「ん? 何ですかぁ?」

 

「寝ぼけてんじゃねぇ! 今日は炊き出しだ!」

 

「…………?」

 

 炊き出し? って何のことだ? 今日はまたダンジョンに潜ろうとしてたのに……。

 そう疑問に思っていると布団を剥がされた。

 

「はい! リオン準備して! 早く早く!」

 

「ちょっ?! 、何でアーディまでいるんですか?!」

 

「何でって……まぁ良いじゃん良いじゃん! 今日はダンジョンお休みして炊き出しのところに行こうよ〜」

 

「そうだぞ! 今日はデメテルファミリアの子供達主催で町中に美味しい特産物で作った料理を提供してくれるだってさ!」

 

「……は?」

 

「急遽決まったんだって! ねぇ? 皆で行こうよ!」

 

「いえ私は別に……」

 

 断ろうとした瞬間横からなんか割り込んできた。主神だ。私の服を持ってきて着替えさせようとしている。一応受け取って着替えたけど、(勿論二人は追い出して着替えたけど)何かいつもの戦闘する際の服装じゃなくて他所行きの綺麗な服なのだが、何故? 

 

「やっぱ清楚系な服似合うよなぁリオンは!」

 

「あの服にして正解でしたね! ネメシス様」

 

 服は白を基調にしたワンピース状のもので、裾はレースがあしらわれている。そして、髪も結い直された。所謂ポニテと呼ばれるものだ。こんな格好でどこに行くというのか? だから

 

「えっと? 一体何でこんな服で行くのですか?」

 

 そう質問すると

 

「今日デメテルとフレイアの所の神会(デナトゥス)に参加するから」

 

「……」

 

 ん? 何でわざわざ神会(デナトゥス)に私が参加しなければいけないのか? そう思って元の服に着替えようとすると、

 

「待って待って! 脱ごうとしないで! 一応デカイ集会だし、戦闘服だと味気ないんだよ! それに各ファミリアの眷属達で参加してとのことだからお前きてくれないと私が困るんだ!」

 

 いや、知らないです。そんなこと。

 不服そうな顔で主神を睨み返すが、土下座し始めたので諦めた。どうせ数時間で終わるはずだ。でなければ適当なところで抜け出そう。

 

「あっ! 抜け出そうとはするなよ? 私フレイア達に目をつけられたくないからな」

 

「時間はどの位掛かるのですか?」

 

「今日1日だけど?」

 

「……」

 

 もうダメだ。今日の探索は諦めよう。主神の顔に泥を塗る訳にはいかなだろう。

 

「ちなみに今日はほとんどの人が集まるからそれなりの人数になるぞ!」

 

「尚更行きたくありません」

 

「まぁまぁリオン、折角だしさ行こうよ。美味しいものもあるし、こんなこともうないかもしれないからさ。皆で良い思い出作りだと思ってさ」

 

「ハァ〜〜、分かりました。行きますから行きますから」

 

「「ありがとう、リオン!!」」

 

 この二人は息ぴったりだ。話を聞いてくれないところとかも似ている。

 

 相変わらず仲が良いなぁと思いながら神会(デナトゥス)が開催される会場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくださりありがとうございます。
?は文字が入ります(漢字も含みます)。わかりますかね?結構チートスキルになってます。
実はリューさんは闘技場時点でレベル2だったので余裕といえば余裕でした。バレるわけにいかなかったのでアーディと一緒に潜ってます。本人はもうちょっと刺激が欲しいと思う気持ちとアーディと一緒に潜りたいという気持ちがあります。6歳児なんで誰かと一緒に遊びたい気持ちが存在しているのでもうしばらくアーディと潜ると思います。
アーディは、しっかり(団員と一緒に)警邏してます。リューさんと毎日ずっと潜っているわけではありません。ほぼ毎日一緒にダンジョンですけど。シャクティも友人関係は大切と考えているので二人でダンジョンに行くことが多いです。
アーディが警邏の時はリューさんはたまにダンジョンに無断で潜ってました(バレてない)。バレたら怖い奴です。基本は闇派閥の情報を前の記憶だよりに調べてます。
なんか凄い矛盾を起こしそうで怖いです。なにせ書いてる時はまだ一部だけしか公開してなかったので。
ここまで読んでいただきありがとうございました。また次回読んでいただえると幸いです。
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