FGORPG ノンケがエンジョイプレイ 作:秋の自由研究
拠点フェイズ その一
皆さんこんにちは、ノンケ(竜の魔女・夏バージョン)です。
前回は……まぁ、察しのいい奏者兄貴姉貴達は察していらっしゃったようですが、邪ンヌ参戦です。しかし、呼符にあんな機能があったなんて全く知りませんでした(無知) RTA奏者兄貴姉貴達は呼符でサーヴァントを呼ぶまでもなく初回召喚サーヴァントの皆さんであっさり攻略してたからね。使い方知らないのもしょうがないね。
「……何を呆然としてるの? 契約するの? しないの?」
「あ、あの、えっと……えぇ?」
>此方を呆然と見る立香。助けて欲しい、とでも言いたげだが、ドクター及びダ・ヴィンチ、当然ながら貴方も、そろっと、かつ揃って首を振った。明らかに用件があるのは立香に対してだ、と。デオンは警戒を欠かさずジャンヌ・オルタを見ているようなので安心していけ、と目で伝えておいた。
「ど、どうやって、ここに?」
「何って、召喚されて。トリガーはあんたが握っていた金の札。触媒は私の絵。キャスター作」
振り向くな振り向くな。お前そんな目を真ん丸にして出目金か何かかよぉ!? というかロマニ兄貴もギャグみたく顎をカクーンと開いて……状況がカオスすぎる。全く困ったもんじゃい!(他人事)
「……召喚を誘発する礼装……いや、出来ない事はない……のか……? 彼女が使っていた術は全てそれこそ、格が違うレベルの魔術だったし……うーん……?!」
ロマニ兄貴が大混乱してらっしゃる、医療室に担ぎこんで差し上げろ(提案) それは兎も角、そろそろ邪ンヌの表情が『限界だぞオラ』ってなり始めてるので藤丸君はお返事して上げて?(追加提案)
「……で?」
「あ、あぁいや、その……力を貸してくれる、のか?」
「だからそう言ってるでしょうが! 何? アンタの耳は節穴な訳!?」
「ああいや違う! 分かった! 力を貸してくれるなら契約させてくれ! こちらからお願いするよ!」
>勢いで完全に押し切られ、立香はその差し出された契約書を手に取って……瞬間、完全に停止した。まさか何か悪い呪詛でもかけられたのか。貴方は誰よりも先に立香に近寄り。そして同じように凍り付いた。
「マスター?!」
「……何やってんのこいつら」
「貴様! その契約書とやらに何か仕組んだのか!!」
「はぁ!? そんな事する訳ないでしょ!? 普通の契約書よ! サーヴァントって契約する者なんでしょう!? 必要だと思って!」
サーヴァントの契約に書類は必要ないんだよなぁ……(満面の愉悦スマイル) まぁそれに関してはオイオイ弄るとして、今はどうしてホモ君達が完全停止したかです。どうやら邪ンヌには覚えがないようですが、さて。
「……な、なぁジャンヌ・オルタ。物凄い申し訳ないんだけど」
「あ、喋った。アンタ、大丈夫なの? 契約一つで顔色変えるとか、貧弱すぎない?」
「えっと……すまねぇ、フランス語はサッパリなんだ」
>……一陣の風が吹いた。そうなのである。立香、そして貴方も、お世辞にも秀才とは言えない。何方かと言えば学校の勉強自体は、必死こいて追い付いているタイプだ。そんな二人にガチガチの本場フランス語は、異世界の言語にしか見えなかった。
草オブ草。お前ら揃って脳筋かよぉ!? まぁ二人共マスターじゃなくて暴れ猪みたいなもんなのでそれも多少はね? それにフランス語なんて分からなくていいんだよ、上等だろ(半ギレ) というか邪ンヌの契約書ってバリバリのフランス語なんすねぇ~(感心)
「そう言えば、アンタ等って生粋のジャパニーズだったわねぇ!」
「あ、うん。バリバリの日本人です。はい」
「っだぁー! そこは勉強しておくとかしなさいよ!」
>私の理想の契約シーンがー! 等と叫ぶジャンヌ・オルタに対し、剣を抜きかけていたデオンですら『困惑』と顔に書いているような有様である。見た目が明らかに悪役という感じだと言うのに、行動とのギャップが……
正に『えぇ……(困惑)』って顔してますよねぇ。まぁ邪ンヌってオルレアンからアヴェンジャーになった後って基本こんな感じですし、慣れてあげてくれよなー頼むよー。
「……えっと。とりあえず、契約するかどうか決めればいいんじゃないかな。藤丸」
「あ、えっと、はい。そうっすね」
>立香がその視線をジャンヌ・オルタに向け直した。明らかに不満です、という表情をしている彼女に。少しためらいがちに彼は切り出した。
「えっとだね、その、俺としても、その……君の様なとても強いサーヴァントが味方になってくれるのはとても助かる、ので、はい」
「……とても強い……っふん……で?」
「俺としても、えっと、是非とも、契約、させてもらいたいと、思います。はい」
「……ふーん? 是非、ねぇ。そこまで言われちゃうと、私としても? やぶさかでないというか?」
不満げだったのが一転して凄いイイ笑顔されてらっしゃる。こんなチョロいんかよ、信じらんねぇ!(誉め言葉) まぁチョロいっていうより、褒められ慣れていないだけなんですけどね、初見さん。
「で? 契約書にサインを……もう日本語でいいから」
「あ、いや分かったけど、えっと。サーヴァントとの契約って、こういう感じで書面で契約する事もあるんだなぁ。俺知らなかった」
あっ、それは……
「当然。契約よ? それなりにしっかりといけないって訳。分かる?」
「いや、そういうのは必要じゃないと思うけど?」
>ダ・ヴィンチの言葉に、先ずジャンヌ・オルタが硬直した。その直後に、立香が『えっ、そうなの』という顔をしてロマニを見た。
「えっと……サーヴァントとの契約っていうのは、普通のそれとは大きく違うからね。特に契約書、とかは要らないんじゃないかなー、と……はい」
「私もそんなことしなかったしねぇ。デオンもそうだったろ? 本造院君」
>>えっと、ノーコメントで。
>>我、この身に語る言葉を持たず。ただ無を貫くのみ。
ちょっと中二病に感染した選択肢下君は置いておくとして、邪ンヌの顔が硬直してらっしゃる。ちょっと言うのをやめて差し上げろ(建前) 良いぞもっとやれ(愉悦) まぁその辺りは、邪ンヌの持ちネタなんで、そこは楽しんでいきませんか! いきましょうよ!(意気軒高)
「……えっと、その……オルタ?」
「黙りなさい。焼くわよ。契約成立。って事で私コレで失礼するわね」
>物凄い早口だった。そして秒速でそのまま全力で部屋から出て行こうと歩き出す。凄いスピードだった。しかし前が見えて居なかったのかそのまま壁に一度頭をぶつけ、『いた』とか言いながら、改めで出口から出て行った。
邪ンヌー、いい眺めだなー? 邪ンヌー?(煽り) まぁこんな感じで、ちょっとドジして大爆発してからのこの、誤魔化しムーヴが物凄い、乙やねんな……味わっていけ(超絶変態)
「藤丸君。彼女に部屋の事とかも伝えてあげたほうがいいじゃないかい?」
「あの、ちょ! 待ってよオルタ!」
>なぜかニヤリと笑ったダ・ヴィンチの言葉を受けて、藤丸がジャンヌ・オルタを追いかけて行って。貴方もその後に続く。別に付いていく意味も無いが、何となく今の流れから、この先を見て居た方が面白いかもしれないという直感があった。
「マスター、え、着いていくのかい?」
>>面白い予感がするんだ! デオンも行こうぜ?
>>人間って、面白そうな場面に遭遇しちゃったら……ね? 共にGO。
ここは当然下ですよねぇ!(満面の笑み)
「うん。まぁ良いけど。あまりいい趣味とは思わないよ?」
>引き続き、デオンとの交流が続けられそうだ、と貴方はニッコリと笑って立香の後に続いて部屋を出て……デオンは微妙な表情でその後に続いた。
やっぱり、こういう藤丸君とサーヴァントのわちゃわちゃを肴に自分のサーヴァントとの絆を深めるのは基本やな!(確信) もっと太いシーチキンが欲しい……! 狂いそう……!(エンジョイプレイの醍醐味)
「――離しなさいよ! 私はね、コレからカルデアを見て回ろうとね!」
「だから、その前に君にも部屋を用意するから、選んでって話!」
「……それを早く言いなさいよ!」
>物凄い勢いで立香とジャンヌ・オルタが言い争って……いや、争ってはいない。立香が一方的にまくしたてられている。だがジャンヌ・オルタは怒っている、と言うようには見えなかった。何方かと言えば……
「ねぇマスター、アレはもしかして、照れているのかい?」
>>いや……詳しくは分からん。
>>うーん、ここまで分かりやすいとは。アレは間違いなく恥ずかしがっているのを誤魔化している。
まだまだ終わらせない、倍プッシュだ……!(選択肢下)
「多分そうだよね。なんというか、オルレアンやルーブルの時の印象とは、大分」
>まぁ、彼女も女性だそう言う一面もあるのだろう――と、零したその時だった。聞こえていない距離の筈なのに貴方にグリンとジャンヌ・オルタがその顔を向ける。アカン。背筋を走った恐怖の感覚のままに、貴方は廊下を駆け出した。
「待ちなさい! そこの出歯亀! そのハゲ頭を荒野に変えてやる!」
>>誰がハゲじゃあ!
ホモ君怒りの反論。うーん、邪ンヌ加入で、ホモ君のハゲ弄りも加速するみたいですね。楽しそう(小並感) とか言ってる場合ではありませんね?(切り替え) 今イベントじゃなくて操作なんで、ミスると一敗なんだよなぁ!
と言った所で、今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。
IF:ホモ君が邪ンヌを召喚した場合。
邪「マスター、アンタのそのハゲ頭、いい加減どうにかしないの? ダ・ヴィンチとかに頼んで」
ホ「そこまでして貰う程ハゲに絶望してないわ! というかハゲじゃねぇわ!」
邪「ハゲでしょ」
絶対にロマンスは生まれない。