FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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拠点フェイズ その二

 皆さんこんにちは、ノンケ(フランスの盾)です。

 前回は邪ンヌと藤丸君の微笑ましい絡みが見られました。良いですねぇ。これこれ。こういうのこそエンジョイプレイの醍醐味ですよ! イベント特異点の辺りはまさに『イベント』って感じで、こうやってマスターとサーヴァントとの絆を描きませんか? 描きましょうよ!

 

「――って事でえっと……ジャンヌ・ダルク・オルタ、です。俺が、召喚……しました?」

「どうも。ま、精々私の活躍を見ていなさいな」

 

>邪ンヌと立香が諸々言い争った後。取り敢えずカルデア主要メンバーを集め、新しくやって来たメンバーの紹介をする事にしたのだが……空気が何というか、凄い微妙である。立香も様子もそうだが、貴方など煤塗れで真っ黒である。

 

 逃げ切りましたが、それでも関係なく邪ンヌの恩讐の念は直撃しました(憤怒) 逃げ切らないとどうなっていたのかって? 死んだんじゃないの~?(KWSK)

 

「……し、式部さん。何があったんでしょう、先輩とやっさんは」

「分かりません……分かりたくありません……!」

「?」

 

 あの表情……さては既に()()()()()()()()()()()()()ッ……!?(覚り並感) まぁこの微妙な雰囲気を共有して、皆で幸せになろうよ(特車二課)

 

>各員が黙りこくっていた。予定にないサーヴァントの突然の召喚。そしてそれが立て続けに敵対し、カルデアに打ち倒されたサーヴァントなのだ。あまりの事態に動揺しても仕方ないだろう。喋れない者。喋るつもりが無い者。それぞれの思惑が重なり、この状況を生んだ。

 

「い、いやー、とても頼もしい味方が入ったね! ね!」

「そうですな!! 彼女の実力は身をもって知っています! その彼女が味方に付いてくれるとなれば心強い!」

 

>この絶望的な状況でも声を上げたのは一応カルデアの指揮官として頑張るべきだろうと思ったのか、ロマニ。そして胆力においては恐らくはカルデア一のレオニダスだった。

 

 さすレオニダス(感嘆) ロマニはちょっと言葉に詰まってるから誉めては上げられませんねぇ……まぁでも実際この空気の中で会話しようと頑張るだけでも褒めようかな、とは思いますけれど。けど褒めない。褒めない。褒めない……!(硬い覚悟)

 

「えぇっと……か、彼女はカルデアに新しく来たから、慣れてない事も多いと思うから! その辺りのサポートも!」

「私もデオンもレオニダスも、なんなら元からカルデア所属ではないマスター達も慣れているとは言えないと思いますが」

「あっ、はぃいい……」

 

>無理矢理に空気をどうにかしようと考えたロマニは綺麗に轟沈した。

 

「……レオナルド、どうしよう。凄い微妙な空気のままだ」

「取り敢えず解散で良いんじゃないかい? 取り敢えず紹介は出来たんだし、本造院君をあのままっていうのも問題だし、渡す物もあるだろう?」

 

 因みに現状ホモ君のHPは半分です。何でほぼ全快したのにあっと言う間に消耗してるんですかね……まぁ私がホモ君を深入りさせたのが原因なんですけど。とはいえボロボロなままなのは流石に嫌なので治療してくれよな―頼むよー

 

「あ、そうか。本造院君は……うん、じゃあ、その、解散で。本造院君は、こっちに来てくれ。代えの服とか、あと色々渡すから」

 

 オッスお願いしまーす(追従)

 

>――結局、本当に紹介だけして解散となり……ロマニの元に向かう貴方に、カルデアの施設巡りを続行すると離れたデオンに代わって、香子が付いて来てくれることになった。

 

「大丈夫ですか? マスター。あの、えっと……災難でしたね」

 

>>乙女と泣く子には勝てないなぁ……

>>女性を揶揄うのは止めようと思います。〇。

 

 まぁここは真摯に反省した方が良いと思うのでここは上で。それにしても香子さんの気遣いがなんか……あったかい……(感涙) 香子さんは私の母になってくれたかもしれない、え、違う? そう……(無関心)

 

「しかし、凄い真っ黒だなぁ本造院君。まぁあのジャンヌ・オルタの炎を真っ向から受けてそれだけで済んでいるのが凄いのか」

 

>鍛えているから、と冗談を言ってから取り合えず綺麗に顔を拭いて、服を着替えて……そこまで言ってから貴方の目の前に座っていたロマニが、一枚の紙を貴方に差し出した。

 

「それで、これが本題だけど。昨日の検査結果。結局昨日は渡せなかったからね。で、検査結果だったんだけど……まぁ見て貰えばわかると思う」

 

>無数のグラフ。そして様々な言葉が書いてあるが、貴方は大抵を読み飛ばし、一番下に書いてあった、検査結果に目を向けた。そこには……『血液に異常な成分、及び反応は見られなかった』と書かれていた。

 

 うーむ、カルデアの精密検査でも反応なしと来ましたか……これもう分かんねぇなぁ。香子さんどう?(結果報告)

 

「詳細な調査でも全く手応えが無しと言うのは、こっちとしても正直予想外だった。お陰でその角の力がなに由来なのかも、どう対応していいのかも、サッパリだ」

 

>その時、貴方が思い出したのは、香子が先日話してくれた話だった。自分の体に関する事であれば、と貴方は傍らの香子に先日の話をするように頼んだ。

 

「で、ですがアレは私の私見ですし、ドクター様に話すような事では」

「いや、此方では分からなかったんだ。何か心当たりがあるのなら、一つでも良いから教えて欲しい。どんな情報でも」

 

 そう言えば香子さんの見解とカルデアの解析の擦り合わせしてませんでした(凡ミス) 報連相も出来ないとかまぁ効率重視でもないエンジョイプレイなんで、こういうのも多少はね?

 

「……分かりました。未熟な見識ではありますが、それでもよろしければ」

 

>香子の、貴方の能力が東洋の鬼を由来としているのではないか、という話に、ロマニは幾度か頷いて……その話を聞き終えるとゆっくり、一度頷いた。

 

「成程。東洋のデーモン、鬼か」

「はい。あの角の形は、私が嘗て見た鬼の一族と酷似しています。マスターは日の本の生まれですし、外ツ国の妖と関連があると考えるよりは……」

「確率はそちらの方が高い、と」

 

 それにしても、角の形だけで鬼かどうかを見分けるって、よっぽど詳しいのか……いや詳しくはないって言ってましたし、余程彼らが怖くて瞳に染み付いてた、って感じですかねぇ。やっぱり酒呑童子って怖いやなって……

 

「……鬼種については、カルデアにもデータが少ない。もしその仮説が合っているとすれば鬼種のデータを参照できず、異常を異常として認識できなかった可能性もある」

「この情報については……伏せた方が?」

 

>貴方の扱いを心配していったのだろう一言は、しかしあっさりとロマニに否定される。

 

「いや、それは必要ないよ。ここはカルデア。下手な魔境よりよっぽど危険な技術の使われてる異次元だ。鬼の一匹や二匹、珍しいね、で終わるとは思う」

「それは、あの、宜しいのでしょうか。本当に」

 

 宜しくないと思います。鬼でも『あー珍しいね』で済ませるカルデア職員君肝座り過ぎじゃないですかね……まぁキリシュ様に比べれば鬼っ子なんて可愛いもんやろ(感覚ガバ)

 

「むしろ彼らなら『案外鬼っぽくない』とか言い出すんじゃないかな?」

 

>>えっと……角生やしておく?

>>肌紅く塗ろうか?

 

 だ↑ま→れ↓! 余計なこと言いやがって殺されてぇかお前……寧ろなぜそう言う発想に至ったのか、私は理解に苦しむね。

 

「うん。協力してくれる姿勢は嬉しいけど、気持ちだけ」

「……マスターがこうですから、深刻に考えるだけ、無駄なのかもしれませんね」

「まぁ自分の事を悲観的に考えないのは良い事だよ。本造院君はそのままでいいと思うよ」

 

 いや主人公的にはもうちょっと苦悩とかして、やくめでしょ……(正論ゆうた) カタルシスもドラマもねぇじゃねぇかお前ん生涯! まぁでも変にウジウジするよりはプレイに支障が出ない全然気にしないムーブの方がやりやすいですし、このままでいいじゃないかな?(掌ドリル)

 

「兎も角、本造院君の事に関しては気長に調べて行くという事で……今は、次の特異点に向けて、それぞれ準備を進めて欲しい。一週間以内には次の特異点の攻略を開始するつもりだからね」

 

>とりあえず、今はどうしようもない事が分かった。それだけも収穫だろう。貴方はロマニに検査の礼を言って、部屋を後にし……その後ろに続く香子は、しきりに首を捻っていた。

 

「……私が気をもんでいるのが、可笑しいのでしょうか」

 

 香子さんが普通だと思いますよ? ここの人達が豪胆すぎるだけで……

 と言った所で、今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。

 

 

 




キリシュさまがヤバすぎて鬼程度じゃ……とか今更ながらに気が付く

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