FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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紅い少女 その二

 皆さんこんにちは、ノンケ(でませい)です。

 前回は、突撃ローマ! 状況把握を開始せよ! って感じで? いよいよネロちゃまとご対面しました。後、邪ンヌってやっぱりアタッカーとしては飛びぬけた能力もってますよねぇ……(戦慄) 正直舐めてました。敵方からこっちに移ってきてなお、セオリーを覆してその能力を遺憾なく発揮してます。

 

 それは置いておいて、ネロちゃまです。いやぁ全国EXTRAファン、そして日本のローマ市民の皆様、お待たせしました。我らが皇帝陛下の降臨です。まだゲーム内では『???』のままですけど。

 

「首都からの援軍……ではなさそうだな。うむ! それでも構わぬ。兎に角助かった。その働き、褒めて遣わすぞ!」

「ねぇマスター、この偉そうなの焼いて良いかしら」

「いやダメだから……いえいえ、お褒め頂き恐悦至極!」

 

>なんか爆発させそうなジャンヌを抑え、立香が少女の前に出る。他の兵士とは比べ物にならない程に豪華な服装。間違いなくやんごとない身分の人物だろうと判断したのだろう、立香はその女性に頭を下げる事を躊躇わなかった。

 

 こういう所が藤丸君の長所ですよね。基本的にコミュニケーションの怪物、誰かに下手に出る事も拒まない。ドラ田ですか? 違うだろぉ……!?(激憤)

 

「それにしても、見かけぬ服装だが……何処の国の者だ?」

「私達はカルデア、という組織所属の者です」

「かるであ……? ううむ、聞き覚え内の無い組織だな。ローマを感じる名前では無いが、しかしその方の恰好を見る限り、中々良い趣味をした組織の様だな。盾の娘よ」

 

 それは一日くらいかけてマリスビリー所長に問いただしたい所存(冤罪) ホラ、マシュもちょっと恥ずかしがってるじゃないですか!

 というかローマを感じる名前ってなんだよ……(困惑) カルデアって言ったら古今東西の英霊が集まるロマンしか感じない組織なんですけども。名前だけ聞いたら星見台ですからロマンはあんまりなさそう(偏見)

 

「まぁそれはどうでも良いか。一騎当千の将が六人、そして……その方ら、二人が帥だな? うむ、其方らも中々の才覚を秘めていると見た! 良い、余と轡を並べ戦う栄誉を許すぞ?」

「やっぱ焼いて良い?」

「落ち着いて! 絶対やっちゃダメな偉い人だからこの人!」

「現地人との交流を悲惨な結果で終わらせてはいけませんジャンヌさん!」

 

 うーんこの。邪ンヌの反骨精神豊かでおいちゃんは非常に嬉しい……その分藤丸君とマシュちゃんが苦労する様ですが。

 

「っと、そうだ。其方らは余を助けた。先ずはその褒美……は、今は渡せぬな。取り敢えず我がローマに向けて凱旋するとしよう、褒美は、その時に改めてな」

「我がローマ?」

 

>立香が、その言葉に首を傾げる。我が祖国、と言ったようなニュアンスではない。まるでローマという国が我が物である、とでも言うような。

 

「うむ? 何故首を傾げている。余はローマの……む、もしや其方ら、余を知らぬのか」

「それは、まぁ初対面ですし……?」

「ううむ。国外迄この名は轟いているとばかり思っていたが、そうでもないのか……そうかぁ……」

 

 ちょっとしょんぼりしてるネロちゃまカワイイ! ……可愛くない? 自分が良く知られてて当然、位に傲慢で丁度いいですよねちゃまは。ドヤ顔が似合うサーヴァントトップ2を争えると思います。あと一人はって? そりゃギル様しかいないんだよなぁ(初代並感)

 

「……ちょっと悲しくなったが……まぁ良い。知らないのであれば名乗ればよいのだ……うむ。泣いてなどいないぞ」

 

>相手が若干涙目になって焦り、ジャンヌ・オルタに『愉悦』を携えた笑みで「ねぇねぇ若い女泣かせてどんな気持ち?」と煽られている立香の事は気にせず、少女はちょっと目元を拭い堂々と胸を張りなおした。

 

「ふふ、改めて。この光栄に震えるがよい、我が名は……」

「――陛下! 一大事です! 連合帝国の攻勢、第二波が来ました!」

 

 ……流石に可哀そうだと思いました(小並感) 完璧に割り込まれた挙句に、その割り込んだタイミングが名乗る直前という、狙いすましたような……(やり返しに)行きませんか!? 行きましょうよもう(半ギレ) その為の戦力、後その為のカルデア……?

 

「……お、の、れぇえ! 空気の読めない連合帝国の者どもめっ! 盾の娘よ! 余の盾役をするが良い! 竜の旗を掲げた娘よ! お主は突撃して奴らの戦線を打ち壊すのだ!」

「わ、わかり……!? 先輩! いつの間にか仕切られてます!」

「なんでアンタに仕切られなきゃいけないのよ!」

「二人共取り敢えず目の前の敵に集中を! もう目の前まで『ワァアアアッ!』ってなってるからぁ!」

 

>わちゃわちゃやっている四人を他所に、酷く冷静に盾と槍を構えなおしたレオニダス。それに倣うように、貴方のチームもそっと武器を構えなおした。

 

 香子さん以外が真顔なのが笑う。香子さんだけが『えっえっえっ!?』みたいに焦ってる顔してるのが余計に笑う。結論としてメッチャ笑う。まぁ、取り合えずさっきより数が多いので、目の前に集中するのは間違いないと思います。

 

~カ……ットォ!~

 

 ま、容赦なくカットなんですけどね(辛辣) 敵も、種類と数が増えただけで強くなった訳でも無いですし。まぁサーヴァントの皆さんがちょっと暴れるだけでさっと一掃できましたし。ちょっとは成長してくれよな―頼むよー(煽り)

 

「何とか危機は脱したが……ええい収まらぬ! 余の名乗りを邪魔するとは!」

「まぁ、取り敢えず怒りを収めて」

「そうですな。怒っている場合ではありませんぞ! 新手、しかもこれは」

 

>貴方も、その人物を視界に捉えた。同じく赤と黄金のその服装。違うのは、ガタイの良いその体。そして……赤く染まった、その瞳が此方を捉える。

 

『目の前のあの男性は……サーヴァントだ! それに……もう一つサーヴァント反応! 急速接近してくるぞ! 気を付けてくれ!』

 

 お、来ましたか叔父上……ん? 待って、もう一騎? ほんへではここで遭遇するのは叔父上ただ一人だけと記憶していますが? FGORPGがまたぞろ悪さでもしたんでしょうか。オルレアン……ドラグーンセイバー……アマデウス……うっ、頭が(ダメージ)

 

>その後方から、土煙を上げて、サーヴァントが此方に迫ってくるのが見えた。それは……目の前の男性よりも、更にガタイも、上背も高い。筋肉隆々の巨漢だった。右手には巨大な鉾。そして、真っ赤な鎧と頭上に揺れる、二本の飾り。

 

■■■■■■■■■!

「――我が、愛しき、妹の、子よ」

 

>二騎のサーヴァントがここに並ぶ。狂乱の叫びをあげる一騎。そして、初めに現れた男を見て赤い少女はその視線を鋭いものに変えていた。

 

「……伯父上。いいや、ここはあえてこう呼ぼう。狂気に囚われ、連合帝国に与した、愚か者と。態々配下まで引き連れ、余を狙いに来たか!」

 

 ファッ!? ウーン……(失神) どうして?(電話猫) 伯父上は、まあいいですよそりゃあここで出てくるでしょうし……でもアンタ! アンタは明らかに違うでしょうよタイミングも、陣営も! 

 

『男性の方は分からないが、あっちの巨漢……手に持っているのはまさか!?』

「何か分かったのかドクター!」

『藤丸君も知っていると思うよ! あの武器、あの形は……方天画戟だ! 間違いない、データと一致する!』

 

>その言葉に、全員の表情が凍った。ジャンヌ・オルタが、明らかにその表情から余裕を消しつつ……ゆっくりと、口を開いた。

 

「……私だって知ってるわよ。方天画戟といえば三国志の!」

「人中の、呂布……!」

『一伝承の頂点に位置する武人。単騎で三万の賊を打ち破った伝説。オルレアン、彼のジークフリートと比べても遜色ない大英雄だね』

 

 デデドン!(絶望) りょ、呂将軍! 貴方はネロちゃまの陣営じゃなかったんですかぁああああああ!? マズいですよ! ローマの戦力低下しちゃ^~う! 討ち取った皇帝の数減っちゃっ……たぁ!(高次元予測) セプテムはそう言う方向でプレイヤーを虐めてくるのか、クソかな? これが! お前ら(FGORPG)の! やり方かぁあ!(クレーマー)

 

「フォウ!?」

『初っ端からとんでもない英雄が相手じゃないか! ちょ、油断は禁物だよ!』

「分かってますよ! レオニダス、マシュ! 前線を支えてくれ! オルタはマシュ達が切り開いた隙に斬り込んで! ……それでも、万が一がある。康友、デオンさんをこっちに回してくれないか!」

 

>>分かった! デオン、立香を援護してくれ!

>>そう簡単には無理だ! ちょっと待ってくれ!

 

 呂将軍相手に出し惜しみとか死ゾ。全力投入して当然なので選択肢は上、ハッキリ分かんだね。ここでサーヴァントが一人欠ける瀬戸際かもしれない、位の感覚でIKEA!

 

「分かった! マスターも、無茶をしないように!」

「では、私達は此方、ですか」

「余、の――余の、振る舞い、は、運命、で、ある。捧げよ、その、命。捧げよ、その、体」

 

>一歩、男が踏み出す。その赤く染まった眼が写すのは、唯一人……黄金の髪の少女。それは既に執着を遥かに超えた狂気に、貴方は見えた。

 

す べ て を 捧 げ よ !

「伯父上、一体何処まで……!」

■■■■■■■■■■■―ッ!

「来るぞ、最強の武将が……全員、気合入れて行こう!」

 

 あまりにも状況が移り変わり過ぎてどうすればいいのか迷い所さんですが、取り敢えず今回はここまでとなります。ご視聴、ありがとうございました。

 




実際藤丸君はサーヴァントを拒む事は知りませんよねぇ(ねっとり)

追記:アンケートについては100話を見てくだしあ。

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