FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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ローマ帝国の崩壊 その二

 皆さんこんにちは、ノンケ(過労死)です。いよいよ出番直前ですね。

 前回はローマに馳せ参じました。ネロちゃまの陣営とかやる気百倍満です。最大のやる気が出る時? 新選組か、ワラキアの旗に集う時……ですかねぇ? 黒の陣営が好きなんですよ私。誰か分かってくれ(切実)

 

「現状、我がローマの偉大な国土は、大きく二分されてしまっている」

『ろ、ローマ帝国が二分、ですか』

「左様だ……が、規模で考えれば、半々とはとても呼べぬ、どれだけ良く見積もっても余が三、向こうが七と言った所だ」

 

>特異点の理由は一発で割れた。この時代最大の帝国たるローマが二分されているなど、最大の異常と呼んでいいだろう。

 

「それで、向こう、というのは?」

「……連合ローマ帝国、という。奴らは突如として現れ、皇帝を僭称しローマの半分を奪い取って見せた。その名の通り、余ならぬ複数の皇帝が統べる『連合』であるのだ」

 

 状況は最悪、みたいな感じで行ってますけど、実はこれ原作よりは大分マシな状況なんですよね。原作では『バラバラに引き裂かれた』とまで言われてましたからね正統ローマ。三割でも形残ってるだけマシだなガハハ(ポジティブ)

 

「アンタみたいなのが何人も居るの? 考えただけで焼き払いたくなってくるわね」

「オルタ殿、そう言う意味で皇帝、と言っているのではないと思いますが」

「いや、そこの黒い……オルタ、でよいのか? お主の言う通り焼き払っても問題は無いような輩ではある」

『えっ、そこまで言いきっちゃう!?』

 

真顔で草。具体的に描写はされてませんでしたけど、ほんへでもこれくらい怒ってたんですかね……?

 

「……あぁ、皇帝と名乗るのも許しがたい! あ奴らは各地で暴虐の戦いを引き起こし、民を苦しめているばかりだ!

「「フォゥッ!?」」

 

>ネロは玉座の肘掛けに、思い切りその拳を叩きつけた。言葉以上にハッキリとした激怒の発露に、香子とフォウがビクリと跳ね上がる。近くに居る訳でもない二人がそんな風に怯える程に、皇帝ネロの怒りは凄まじかった。

 

 実際、あのネロちゃまボイスで相当ドス利いてるとか聞いた事もないからね。もうプレイヤーの私は漏らす寸前です。汚い(確信)とか言われても許してとしか言えない、だってマジでインテグラさんバリのドスボイスなんですよ……

 

「それで、連合は一体どんな勢力なんだい?」

 

>このままでは怒りのままに話題が逸れかねない勢いだった。それを軌道修正するべく動いたのはデオン。流石に質問を無視して迄怒りを爆発させるつもりは無かったのか、震えていたネロは、その感情を一旦鎮めたように見える。

 

「……正直なところを言えば、あまり詳しくは分からぬ」

「分からない?」

「ひと月ほど奴らと相争い、戦い続けてきたが……それでも、不気味なほど奴らの様相は知れぬのだ。どのような統治をしているのか、全くと言っていいほど。分かっているのは一度攻め込めた奴らの首都と、何人かの将の事ばかり」

 

 おや、原作では首都すら分かっていなかった様ですが……この辺りも原作ネロちゃまの状況よりはマシみたいですねいや待ってやっぱりスルー出来ない。首都に一遍攻め込めてるのここのネロちゃま。ほんへより全然優勢じゃないか(誉) 誇らしくないのかよ?

 

「その首都に、我らは一度侵攻し……敗れ果てたのだ。首都の守りの前に」

「敗れた……成程、それで、連合との国力に差が開いた、という事かい?」

「うむ。そこで完璧なまでに敗走し、そして……余と共に戦ってくれていた英傑もまた、そこでイスカンダルに敗れ去ってしまった」

 

>とある英傑。その心当たりは確かネロ自身が口にしていた。

 

「ダレイオス三世。偉大なるペルシャの王。遠き国の王とはいえ、あのイスカンダルに立ち向かった王として、余も知っていた英霊。彼は……亡くなった我が宮廷魔術師が最後に呼び寄せてくれたのだ。連合に対する、最後の切り札として」

 

 あ、そう言えばダレイオス君がこっちに付いてたって言ってましたね。というかネロちゃまの宮廷魔術師、ダレイオス君呼び出すとか有能すぎひん? 多分(魔術師としての技量としては)変態だと思うんですけど(名推理)

 

「如何なる術かは今となっては分からないが……先のサーヴァントの心当たり、というのは彼だ。嘗ての大英傑が蘇り、人知を超えた力を見せつけるというのは、一種そのサーヴァント、という存在と通ずる部分がある気がする」

 

>ネロの表情は、少し寂しげなものに変わっていた。嘗ての栄光を懐かしむような、そんな表情にも見えた。

 

「彼は我らと共にローマに攻め寄せた連合の不届き者達を雄々しく、華々しく、討ち取ってくれたのだ。何よりも頼もしい味方であった。他の将達と共に、始め不利だった余達を、五分の状況まで押し上げてくれていたのだ」

 

 つ、強ぇえダレイオス君。流石にトップクラスサーヴァントは伊達じゃないですね。ほんへではあまりフィーチャーされないのが勿体ないくらいです。あ、婦長クリスマスのダレイオス君ホントすこなんだ……(唐突な割り込み)

 

「戦力を削り、皇帝を討ち取り……首都に攻め込んだあの時に至っては、我らは優勢ですらあったのだが……後は、先に言ったとおりだ」

 

>手をググ、と握り、歯を食いしばるその姿は余りにも悲壮で、僅かな怒りすら孕んでいる。敗北したその当時の姿は、正にこの様な姿だったのではないか、と思う程に。

 

 感情の浮き沈みが激しすぎる(困惑) さっきまであんなに怒ってたのにここまで沈むもんですかね? まぁでも話は分かりました。要するにダレイオス君が呂将軍とトレードされた結果、ネロちゃまの状況が好転したと。このバタフライエフェクト分かんねぇな……お前どう?

 

『それで? そのダレイオス三世君は、今どうしてるんだい?』

「……今は、王宮の一室で休養を取っている。辛うじて、死は免れたようだが……傷が余りにも深く、未だに癒えぬのだ」

 

>サーヴァント、と思われるダレイオス。その彼に言えぬ程の深い傷を負わせる。一体どれだけの激戦だったのだろうか。想像するだに余りある。

 

「それだけ、敵将イスカンダルは恐ろしい実力者、という事だったのでしょうか」

「確かにかの征服王は恐ろしい強敵ではあった。ダレイオス殿を擁する我々でも押し切れぬ程に。しかし恐るべきはそれだけではない」

 

 えっ、まだあるの(素)

 

「イスカンダル、という力の切り札の将が向こうにはあるが……しかし、それだけではなく、知の切り札足る帥もまた居た……確かコウメイと言ったか。イスカンダルの切り札としてその知恵の髄を尽くし、奴を支えていたのだ」

「コウメイ……待って、呂布が居るってことは、いやな予感しかしないんだけど!?」

 

>>まさかの諸葛孔明!?

>>もしかしなくても諸葛孔明じゃねぇか!

 

 エルメロイゴラァ! 何してんだぁああああ!? ちょ、お前セプテムじゃ大分ダウナーで全力だしてますよー風を装ってそこまで働かないとか言う消極的な反抗策に出てたくせに、なんで急に本気出したお前!?

 最悪です。そりゃあアレキサンダー君が征服王に覚醒したんだから、そりゃあウェイバー君もはしゃいじゃって、我慢できぬ!(推理) どうしましょうかコレは……

 

「諸葛孔明というと確か、呂布と同じ三国志の英雄じゃなかったかい?」

「はい。蜀の王、劉備より三顧の礼を受け、彼の為に最期まで仕えた大軍師です」

『軍師でもあり、宰相でもある。魏の国が蜀を攻めきれなかった最大の要因。それが征服王とタッグを組んで迫ってくる。いやぁ、控えめに言って悪夢だねこりゃあ。劉備でも呼んで寝返り期待しちゃう?』

 

 いやぁ、その人劉備呼んでもあんまり意味ないんですよ……どっちかと言うとイスカンダルに猫まっしぐらなんですよその似非中国人。

 というのも、FGOの孔明は実は孔明本人ではなく、デミ・サーヴァントのマシュと似て非なる『疑似サーヴァント』的な感じになっているのです。で、その孔明の依り代となって居るのがよりにも寄ってFate/Zeroにて征服王過激派に成り果てたウェイバー君……が成長したエルメロイ二世っていう。現代的な感性にも対応した知能派です。クソかな?

 

「ぬ、知っているのか? コウメイなる男の事を」

『我々が知る限りでは、最上位の知恵者という評価です』

「最上位! 成程、あの様な常識の遥か外の策を取るのだ、尋常ではないと思っていたが、それ程に噂されるとは……成程、アレだけの守りを展開したのも頷けるというもの」

 

 【FGO】エルメロイ教授はRPGにて全力を出すようです【あんこ】 初手クリティカルとかしたのかな? 余計なことしなくていいから(必死) もっとレ/フの足を引っ張ってホラホラ。寧ろ反乱引き起こして。

 

『やはり、ここでも蜀で見せた辣腕を振るっているみたいだね』

「辣腕、等という話ではない。あ奴は連合首都を守るための長城を創り上げた張本人だ。ダレイオス殿と戦っているひと月の間に、な」

 

 ……え? なんて? 何が築かれて居るって!? 長城? 長城と申したかネロちゃま。

 

「……長城!? 長城って、万里とかある感じの!?」

「うむ。コウメイ肝入りの防衛施設。連合首都を守るために創り上げた、()()()()()だ」

 

 ぷももえんぐえげぎぎおんもえちょっちょちゃっさっ!!!!(難易度上昇を悟って発狂する投稿者)

 なんだよぉ長城って……お前、おまえー! ドラグーンセイバーだけに飽き足らずなー! 難易度をなー! ん゛ん、ゆるさーん!

 なんでしょう、DLC入れただけでこんな難易度って上がるもんですか……FGORPGの鬼畜さを悟った所で今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。

 




イスカンダルだけじゃドラグーンセイバー君ちゃん位の強化とはみなされないねぇ……(ドM) ほいじゃあ強化ポイントをぶち込んでやるぜ。

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