FGORPG ノンケがエンジョイプレイ   作:秋の自由研究

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ローマ守護チーム その二

 皆さんこんにちは、ノンケ(坊主)です。そろそろ被りが心配になってきました。

 前回はメドゥーサさんにしてやられました。でもサーヴァントとの交流は出来たからヨシ……じゃなくて、ホモ君と藤丸君が分かれ、それぞれローマ防衛、霊脈確保に動く事になりました。リスクヘッジしないといけないからね、しょうがないね。

 

 さて、画面ではホモ君が王宮の入り繰りから藤丸君を見送っています。進む最中でも藤丸君達の周りにはローマのおっちゃんおばさん兄ちゃん姉ちゃんがわちゃわちゃやってます。物珍しいのでなんかテンション上がってる、というのもあると思いますが、それにしてもスッゲ―元気だずぇ! ここ本当に窮地の国家なんですかね……?

 

「……ここが戦時中の国、とは信じられませんね」

「全くだ。しかし、それ故に彼女の王としての資質が分かるというもの」

「私は余り騒がしいのは好まないのですが……この騒がしさは嫌いではありません」

 

>概ね三人の意見には賛成だった。国の状態を見るには民を見るのが一番、と誰かが言っていたが、それに則るのであれば、民が明るく元気に、活気を持って活動しているこの国は、実に良く統治されているというのが明確だった。

 

「うむ、余のローマ故にな!」

 

 うぉっ!? いつの間にかネロちゃまに背後を取られている! ちょっとぉ、俺の背後に立つなって言ったサル!(三位一体) いやもうそこまで行くと原型無いやん(指摘)

 

「皇帝陛下……」

「気を遣わせてしまったようで済まぬな。それを無駄にせぬ為にも、全力でお主達を活用させてもらうが、構わぬか?」

『それは当然。その為にカルデアとローマ帝国は組んだのだから、問題は無いとも』

 

>話しつつ、貴方達は王宮の奥へと引き返す。しばらく歩いて辿り着いたのは……玉座の間ではなく、巨大な地図が机に置かれている部屋。会議室で会った。

 

「――では、これより第一回連合ローマ首都攻略御前会議(簡略版)を開始する!」

 

 わー(パチパチパチパチ) 所でカッコの中ってどうやって発音してるか気になるですけど、やっぱりカッコ、カッコ綴じ、って言ってるんですかね。

 

>此方のチームはローマの防衛とそして……ガリア遠征に先駆け、対連合ローマ、三重長城への対策会議を開くことになった。この情報はダ・ヴィンチを通して藤丸チームと共有されて、向こうの方からも提案が可能になって居る。

 

「其方たちカルデアは、人材の不足している現状のローマに置いて貴重な臣。良き意見が出る事を祈る」

『ところで連合ローマの方は当然として、ガリアの方は大丈夫なのかい?』

「うむ。其方に関しては嘗てから計画している作戦が順調に進んでおるからな。お主達も加われば、先ず負ける心配は皆無よ」

 

 頼もしい事言ってくれるじゃないの……じゃあその言葉を信じて、正義の鉄槌で、その、腐った連合首都の壁を矯正してやる(大言壮語) と言ってもどうやって突破するか全然頭には浮かんでないゾ……ホモ君頑張れ!(丸投げ)

 

『では遠慮なく此方に集中しよう。先ずは……そうだね。その長城のデータが欲しいね。高さとか、厚さとか、そう言う具体的な情報が』

「ふむ、高さに厚さ、か。厚さに関しては全く分からぬが、高さに関しては、余達の『塔』でも高さが足りぬ程だ。文字通り規格外と言って良いだろう」

 

>開始早々、情報の交換に関しては完全にダ・ヴィンチとネロの二人舞台となった。頭脳的に同格の香子は軍事に疎く、軍事に詳しいデオンは頭脳面ではダ・ヴィンチには届かない、そもそもメドゥーサは積極的には参加しない、貴方は馬鹿、といった感じだった。

 

『ふむふむ、となると……ッハァ! 中々絶望的なデータが出たよん』

「う、うむ……というと?」

『コレだけのデータが揃ってくると、他のデータに関しては比較や現実的な可能性を考えてある程度は予測できるんだけど……その中でも、最もマシな可能性でも勝手に笑いが込み上げてくる位には硬いよマジで。サーヴァントでもコレ砕くのは厳しいねぇ』

 

 攻略しろって言ってんの、ねぇ!? 攻略しろって言ってんだロォ!? 誰が絶望的なデータ出せっつったオラァン!? まぁ、まて落ち着きましょう……ここで怒ってもなんにもなりません。でも叫びたくなるくらいは嫌な発言が聞こえちゃって……

 

「要するに、真っ向からの攻略は不可能に近いという事かい? ダ・ヴィンチ」

『というか、不可能だね』

「例えばですが、私の宝具をぶつけたとしても、ですか?」

『あのペガサスの高速突撃か……行けるとは思うけど、一回で崩し切れる、とは限らない。そもそも大きすぎるからね。突破は出来ても崩壊しない、なんて可能性も十分にある』

 

>それを三回。令呪を込みで考えても……メドゥーサは静かに首を振った。真っ向からの突破は不可能。それなら令呪のリソースは温存しておくべきだろう。

 

 メドゥーサさんの宝具でギリギリとかそれ本当に唯の城壁ですか? マシュの宝具か何かの間違いじゃありませんか? 貴方。というか孔明、改めて言いますけどお前ホント余計な事をしおってからに……! ホントゆるさんからな。

 

「となると、やはり搦め手を取る事になるか……しかし搦め手、と言ってもな。斥候の類は幾らでも送ったが、誰も帰っては来なかった。内部侵入も相当に厳しいと思われる」

「やはり敵の本拠地、そう甘くはありませんか」

 

>ネロはそう言うが、しかし……内部侵入、諜報、斥候。そう言った方向に関してはアサシンですら上回る程の優秀な人材が此方に居る。貴方は、その視線を自分の召喚したサーヴァントに向けた。

 

>>デオン。君なら出来ないかな。

>>優秀な諜報役なら、ここに。

 

 スパイ? デオン君ちゃんにとってはそんなもん日常の二文字。分かる? この実力の高さ、誉れ高くないの?(惜しみない賞賛) ヨシ! デオン君ちゃんに全部任せておけば安心!(ホモガキ)

 

「うむ? そちらの……男、よな? そ奴は斥候役として優秀なのか?」

 

>優秀どころではない。人類史に残る伝説のスパイだ。彼を潜入させることが出来ればきっと、何かしらの情報を持ってきてくれるに違いない……しかし。

 

「……確かに、僕だったら侵入も難しくないだろうけど。問題は出来るか、だね」

 

>他ならぬデオンが、その策に異議を唱えたのだ。

 

 えぇ……難しくないのに出来るか分からないってどういうことなの……

 

「どういう事ですか? デオン様」

「……単純なサーヴァントとしての制限だ。マスターと離れての単独行動をして、僕の魔力が持つか。もし連合に潜入できても、間違いなく途中で魔力切れになる」

 

 あっ。いや、それは……それは……っ! 確かに、デオン君ちゃんは単独行動持ちでも無いし、魔力が長期間持つかなんて自明の理では? やべぇ私、ホモ君の事馬鹿呼ばわり出来ない位の鳥頭じゃないか(自虐)

 

「マスターや我々も付いて行けば……見つかりますね間違いなく」

「マスターがやられれば一気にサーヴァントが三騎脱落する事になる。余りにもリスクが高いと言わざるを得ない」

 

>ここは『良し、乗り込んでやるか!』とあっさりと言える訳もない。自分を死に追いやる様な真似は、もう簡単には出来ない。自分一人で暴れていた頃とは訳が違う……いけるという確信があるのであれば命を投げ捨てるのもやぶさかでは無いが。

 

 ほんへの藤丸君も、別に自分の命を投げ捨てるような無茶ばかりしてた訳じゃないですし。まぁ『絶対に仲間は見捨てねぇええ!』的な無茶は幾らでもボンボコしてた記憶はありますけど。それはつまりホモ君は対照的な無茶をするべきという振りの可能性が……?

 

「せめて、僕一人でも長時間活動できるようになればね……」

 

>この作戦も無理。会議は振出しに戻ってしまう……そう思った時だった。声を上げたのは全員が予想だにしない人物だった。

 

『ん? おや、何だいロマニ? え、ジャンヌ・オルタから?』

 

 おぉっと、ここで意外な人から発言が。こういうのは何方かと言えばレオニダス王や、藤丸君のビックリマジック発言とかが主流な気が。ここの邪ンヌはどうやら結構案頭脳派……? それとも、ワトソン君的な何か奇跡的なヒラメキがあったとか?

 

『ふむ? ほう……うん、なるほど! その手があったか。根本的な解決にはなって居ないかもしれないが、長期間の活動は出来るかもしれない! 本造院君、喜べ。君の案の問題を解決する方法が出た。令呪を使うんだ』

 

>>……令呪?

>>俺のこの右手のってそんな大した事出来たっけ?

 

 え、カルデアの令呪なんてそんな大した出来ないでしょ(回答) そりゃあ本家本元の令呪なら士郎君がセイバーにくっころ姫騎士プレイも出来る位のチート能力ですけど、カルデアの令呪なんてプルプル真拳みたいなもんでしょ(最大dis)

 

『いや、大したことは出来ないよ? ただ()()()()()()()ことは出来る。宝具を使えるだけの膨大な魔力を装填しておけば、そう簡単にはガス欠にはならないだろう……とのジャンヌ・オルタ君の提案だ』

「……成程、それなら長期間の活動も、難しくない気がする」

『試算だが、デオンのステータスを考えれば、最悪でも一週間は活動できる。連合首都へ行って帰って来るくらいなら難しくもないとおもう』

 

 物凄い賢い提案だった!? そ、そりゃあそうですよね。令呪で装填した魔力って別に宝具発動の為だけに使う決まりがある訳でも無いですし。宝具発動にかかる魔力って一律で結構ですし……れーじゅでまりょくそうてんしてほうぐぶっぱじゃ! 位に脳死していた俺をぶん殴って欲しい(ドM)

 

『いやぁ、まさか令呪をこんな雑に使うとは……思いつかなかった! 特殊な出自故、令呪の重要性を知らないサーヴァント初心者だったからこそのアイデアだ。お見事、ジャンヌ・オルタ』

 

>コレでデオンの諜報活動の枷は外れたも同然。となれば……

 

「ふむ。良く分からぬが、実現可能である、という事は分かった。後は……そ奴の技量、信頼してよいのだな?」

『当然。潜入にかけては、カルデア一番の猛者と太鼓判を押すよ』

「良し! でれば皇帝として其方達に命じよう。先ずは連合より、あの長城を打開する為の一手を探りだして来るのだ! 全てはお主らに任せる! 吉報を持ち帰る事を期待しているぞ?」

 

 よーしじゃあ……デオン君ちゃんオナシャス!

 

>デオンに諜報をお願いする。(コスト:令呪一画)

 

「あぁ、必ずや、マスターの期待に応えようじゃないか!」

 

>ネロ帝の元より、史上最高のスパイが動き出す。連合ローマ帝国攻略、その第一歩が踏み出されたのだ。

 

 予想だにしないオルタちゃん大活躍。実力でも頭脳面でも活躍するとかさては一流サーヴァントだなオメー?

 と言った所で今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。

 




令呪なんて雑に使っていいんだよ上等だろ

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